ヒルカニヤの虎



 抜け出せないまま朝が来る

○○な話に出ていたくーちゃんのベキ山さんへの質問「今日排卵日ですか?」で爆笑していたせいで、あやうくオールナイトに遅刻しかけた。あぶないあぶない。

大阪では深夜のライブがなかなかないので、あればあるだけ行こうと思っています。
今回はいぶし銀のNSC27期オールナイト。主催は学天即なのかな?


■5upよしもと2月公演‘ドキ!27期だらけのオールナイトライブ!’ 2011/02/18/Fri_24:00-@5upよしもと



学天即/GAG少年楽団/タナからイケダ/ミルクボーイ/ビーフケーキ/トット/ソーセージ藤本/ハム諸見里/ツジカオルコ/いがわゆり蚊
あとから来た人:パニーニ木坂/ストライク吉田

OPVは現在の宣材写真と、NSC入学願書の証明写真のコントラスト。
NSCを出ていない学天即とミルクボーイちゃんはプライベート写真。

出演者はさすがに27期全員ではなく、ライブ等でメインを張れる一軍メンバーが中心。
MCは巧者の奥田と宮戸、タイトルコールを割り台詞にするなどコンビネーションをみせつけていた。

5時間の長丁場なのでとても全部は書ききれない&忘却の彼方ですが、
コーナーはたぶん次の通り。

・1番○○なのはこいつだ!
この討論で27期の関係性がなんとなく掴めてよかったです。
ちなみに天然なのはトット多田、イタいのは自己申告V持参のGAG福井。
あとはピン時代に嫌われていた宮戸、嫌われているツジカオルコ(特にいがわ&GAG坂本との壮絶ないがみ合い)、やたら優しい松尾、27期を仕切ってる発言をかました池田、恵方巻きを食う時以外はのべつまくなし喋りつづける奥田、エピソードトークに頻出するストライク吉田(福井のVになぜか腹筋シーンで登場)(ひっかけ橋でのツジとの殴り合いの喧嘩が白眉)。
※諸見里が父親の訃報を受けながらも麻雀でポンした逸話で、学天即奥田の突っ込み「そっちで泣かんとこっちで鳴いてどうすんねん」が冴えていました。

・幕間コーナー:同期に電話してみよう!
MCはビフケ松尾、告発人GAG坂本。
さきほどのコーナーでだいぶイタかったタナイケ池田、「俺が27期仕切ってる」発言は東京同期のフルポン村上に向けたもの。
一緒に学園祭に行ってすっかり村上と友達気取りの池田を懲らしめるため、東京の村上に生電話→標準語の大人の対応&よそよそしさ爆発。GAG坂本いわく村上君は同期の慣れ合いがだいきらい。どっちかというと坂本のほうが親しげで、池田の完全な一方通行ぶりがあらわに。

・奥田のゲームワールド
セコンド奥田、他のメンバーは赤青2チームに分かれて対戦。
第1ゲーム:箱の中身は何でしょねしりとり
赤:タコ→こんにゃく→口紅→苦瓜→りんご→コロッケ→携帯電話→笑い袋
赤チームは全問正解。タコ(坂本)とこんにゃく(田邊)周りで異臭騒ぎが起こっていた。後攻の青チームはガヤにいそしむのですが、「に」で誰かが「忍者!」とガヤった流れを受けての「こ」→「甲賀忍者〜!」へのタナイケ田邊の突っ込み「伊賀忍者と手触りどう違うねん」が秀逸だった。
青:味噌汁→ルービックキューブ→ブラジャー→アイスクリーム→麦わら帽子→しいたけ→毛糸→トロフィー(※箱から頭出てる)
青チームは多田がアイスクリームを「アイス」と縮めたので失敗(福井の苦肉の答え「すごい麦わら帽子」)。
このくだりでアイスキャンデーとアイスクリームの可能性を冷静に示唆した宮戸に対し、奥田「傾向と対策の鬼がおる」赤チーム「メガネ消えろ!」ブーイング。
あと、しいたけを触った藤本が「とありえずジャンルはわかった。菌類!」と宣言していた。「え、サルモネラ菌とか!?」横でビビるチームメイト。
茸でなく菌類というカテゴリを選ぶ不思議。
第2ゲーム:ジェスチャーゲーム
1人が回答者で、それ以外全員でジェスチャーする団体戦。
とりあえずジェスチャー班は声出しすぎです。
ハム諸見里のエヴァ初号機がすばらしかったのに、おそらくエヴァ自体知らなかった回答者・ツジカオルコ。これは赤青引き分けてたのかな。

第3ゲーム:出落ちリレー
ペアを組んで舞台袖に行ってネタを仕込み、舞台に出てきて出落ちの面白さを競う。きよし師匠のかぶりもの呪縛で苦戦していたり、いがわゆり蚊が髪をうまく使っていたり、ミルクボーイ駒野が筋肉をうまく使っていたり、諸見里とミルクボーイ内海が贅肉+かぶりものをうまく使っていたり。
対して海老蔵ネタで滑っても滑っても自分を曲げなかったGAG福井、敗北の責を負って罰ゲーム。27個の洗濯ばさみ装着→一気にひっぱる。
「隙がありすぎる!」と叫んで2度カンチョーしていた坂本といい、GAGに死角はないのだろうか。おそろしい子たち。

ここで30分休憩だったのかな?草木もねむる午前2時半。
私はいじましくも30分だけradikoアプリでバナナムーンGOLDを聞いていたのですが、後方座席の阿呆がオロナミンをぶちまけやがるハプニング発生。傾斜のまま床をだらだらと黄色い液体が流れてきて、ブーツの裏がにちゃにちゃしてひじょうに気分が悪い。1つ後ろの席ではカバンが濡れたりしてたみたいで、けっこう大事じゃないのかな。
こぼした阿呆をはずかしめるため、私はあれを尿とみなします。

3時になって再度幕が上がり、ビーフケーキ近藤作の新喜劇上演。
秘密のお楽しみ企画だったのに、天然がさくれつしたトット多田が最初の討論企画でポロリしてしまっていました。
とにかくやたら人が死ぬことと、宮戸のキャラのよさと、奥田のアタリ役(ストリップ劇場の支配人)しか覚えてない。
パンツ丸出しで床に倒れたツジカオルコが見えない席だったんだもの。

・幕間コーナー:同期に電話してみよう!
MC松尾、告発人宮戸でソーセージ藤本の元相方・パニーニ木坂に電話。
藤本・木坂の「鯉女房」は有望なコンビだったのに、藤本の性格に難がありすぎて温厚な木坂すらもキレ、藤本の鳩尾を殴って解散したといういわくつきの間柄。
もう何年も経つのにすれ違っても挨拶だけで、藤本も気にはしている。
当然寝ていた木坂君は寝起きながらも誠実に対応したと思うのですが、
謝って蟠りを解消しよう、と説得する宮戸に「いやだ!」が発動する藤本。
なだめてもすかしても謝らず、結局藤本が「もういい!」と理不尽に電話を切って強制終了。会場よりも宮戸のブーイングがすごい。「もおおフォローできんくらい嫌いやわ〜!」「舞台でふつうこんなこと言いませんけど、みなさんツイッターとかブログでこのこと書きまくってくださいね!」とのことです。
落ちるところまで落ちる藤本の好感度。

・27期生バトルロワイヤル
27,000円をかけて同期が血で血を笑うお笑いバトルを繰り広げる。
メンバー内で「コイツ勝てる」と思う相手を選び、写真で一言や大喜利、モノボケなどでサシ対決。負けると強制退場になります。
ここでの見所はさきほどの電話を受けての藤本の荒れっぷり「ポップな藤本はもういねぇんだよ!」であり、学天即四条の「奥田来いやぁ!」を受けての奥田「コンビでつぶし合いしてどうすんねん!」坂本「親友!」宮戸「親友同士で殺し合いってほんまのバトロワや!」奥田「親友ちゃうわもうビジネスパートナーや!」という流れがあっての、大喜利での思いのほかの泥試合っぷりに「だから俺らコンビやねん」と2人納得する学天即であり。
桑原、奥田、内海まで絞られたところからパニーニ木坂のターン。
木坂君、おうちから5upまでやってきました。藤本膝から崩れおちる。
ここで敗者復活があって、藤本vs木坂でなぜか相撲対決に。
思いきり吊りあげられて舞台に叩きつけられる藤本、観念して土下座。
なんとか一応の収束と和解をみた元鯉女房に拍手。でも負けた藤本はさっさと退場させられていた。
ちなみに木坂君は小さいことの積み重ねで藤本が嫌いになったけど、年月が経ち過ぎてエピソードは忘れたそうです。「ぼんやり丸い‘嫌い’という感情だけが残った」それはそれでいやだな...。
木坂も参加してのモノボケ敗者復活、ビーフケーキ近藤のボケ「(ちぎれた手首をもって)あれ、一本背負いした奴どこいった?」がよかった。ちぎれた手首だけであと5つできるらしい。見たかった。
敗者復活は場の空気を読みきった木坂が藤本ネタで勝利。袖から顔を出して喜ぶ藤本。
本戦準決勝では木坂vs内海の人気対決で木坂が勝ち(空気を読めるお客さんでよかった)、決勝の桑原vs内海の一発ギャグ対決でも木坂が藤本ネタで勝ち、ライブに呼ばれてもいないパニーニ木坂が優勝するという波乱の展開に。
袖には「木坂おめでとう!」の横断幕をもって応援する藤本の姿がありました。

エンディング
木坂と並んで渦中の人だったストライク吉田が登場。
考えられないほど湧く場内。出ただけでウケる状況がまったく飲み込めていない吉田。彼はおかまバーのバイトを抜けてきたそうです。
福田のVの腹筋シーンを再上映して事情を説明し、なぜか腹筋を吉田本人にやらせて27期オールナイトは幕を閉じました。
やっぱり27期は強いなあ。

横浜からソーセージ藤本を見に来たというお嬢さんはわざわざ大阪まで来た甲斐があったと思う。
さいたまと千葉から学天即を見に来たお嬢さんたちはどうだろう。

2011年02月17日(木)



 あしたあたりはきっと春

ひさしぶりの和牛トークライブ、ゲストは学天即とタナからイケダ!


■5upよしもと2月公演トークライブ‘ワッとしてギュッと!’ 2011/02/12/Sat_19:00-@5upよしもと

数ヵ月ぶりの「ワッとしてギュッと!」、結局ほとんど皆勤しとるね。
和牛トークは和風OPをやたら気に入っている水田と、
「後輩に‘パチンコCR和牛’と呼ばれてる」と冷静な川西。
今回も早めにゲストが呼び込まれましたが、学天即登場に会場がどよめく。
奥田は四条のピンク半そで+赤チョッキのせいだと言ってましたが、
私の声帯から「えぇ〜」と声が出たのは奥田の微妙なファッションのせいだ。
赤地にゲバラがグラデで配置されたTシャツ+ようわからんシルエットのスカジャン?センスどうこうより顔と服が合ってないと思うの。
タナからイケダは2人とも漫才時の正装・スーツ。できる子。

会場が広すぎ、6人一斉に喋ると響いちゃってよく聞こえないのが残念でしたが、3組とも生粋の若手漫才師という珍しくも嬉しい組み合わせ。
前半はいつものフリートークで、芝居における水田の大根っぷりと、
あとなんだっけな、水田宅の料理パーティに呼ばれる奥田・田邉組と
呼ばれない四条・池田組。四条はコンビニのパスタをチンして済まされ、
池田にいたっては深夜バイトのシフト提出までしてるのに呼んでもらえない。
あとおサイフケータイで後輩におごる水田。水田話ばっかり。
“We are base Yoshimoto!!”のがなりがタナイケで好評だったのに、
5upでは呼ばれなかったという話をどこかでやっていたな。
その流れで中川パラダイスの声がマイケル・J・フォックス=山口勝平と同じだという奥田の持論が展開されていました。
和牛+四条「若い子は‘摩天楼はバラ色に’とかピンとけえへんやろ」
ゲスト−四条「チャーリー・シーンとかと同時期ぐらいですよ」
和牛+四条「チャーリー・シーンて誰よ」
ゲスト−四条「‘ホット・ショット’の人ですよ」
27期3人のけっこう年くってる返しで大笑いした。同世代だなあ!
和牛は先輩だけど年は若いんだね。
27期オールナイトでダジャレ合戦をやりたいという池田の提案はどこらへんだったかな。

休憩はいつものお薄と、創作料理で骨付きチキンのチョコ煮込み。
リアクションの難しい美味さらしく、奥田が苦悶していた。

後半のトークはゲストのドッキリ企画。
事前に読売新聞からのアンケートを騙り、漫才について心情を吐露させられたゲストたち。なにも知らずに真面目に書いて提出した4人、かわいそう。
四条「お母ちゃんに読売載るって言うてもうたやんか!」かわいそう(笑)
■タナからイケダ田邉の回答(抜粋)
・漫才におけるポリシーは?→大きな声を出して楽しくやる事です。
・自分たちにキャッチコピーをつけるなら?→漫才しかknight(騎士)
・もしこの世界に漫才がなかったら?→悲しいです。
…全体的に小学生のような無邪気さ。好感度高い。
■タナからイケダ池田の回答(抜粋)
・もしこの世界に漫才がなかったら?→専業主夫。
・目標とする漫才師は?→内緒❤
・あなたにとって漫才とは?→終わりなき旅。
・漫才をしていて悲しいときは?→相方を嫌いに思ってしまう時。
…全体的にボケつつもすべりがち。
■学天即奥田の回答(抜粋)
・相方のいいところ→生まれ持った不思議な雰囲気、予想できない発言。
・漫才におけるポリシーは?→台本本位でなく、お客さんの雰囲気を感じ、臨機応変に対応する(※大意)
・目標とする漫才師は?→佐々木健介・北斗晶夫妻
…全体的にクソ真面目で熱く長く、読売に媚びている。
■学天即四条の回答(抜粋)
・あなたのボケは?→ハイテンションではなく逆のローテンションで、ささやくようにボケます。
・目標とする漫才師は?→目標とされるような漫才師になりたいです。
…字が大人。まったくボケない優等生。
結果、学天即の四角四面が浮き彫りになりました。
まあでも来週の27期オールナイトが楽しみだわ。

次のワッとしてギュッとはかりんとうとビーフケーキ。どうしよう。

2011年02月12日(土)
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