ちりまい。
依居 【MAIL】
- 2004年10月31日(日) クレイジー。
今日はひきこもり。
ゆきに会いたい。
夜になるとメールとかしたくなる。
だけど我慢する。好きなのをバレないようにする恋愛なんて、
めんどくさすぎる。
なんなのこれ。って気分。
つづき。ゆきがあたしを好きだなんて。
ナルシズム全開みたいなかんじだけど。
先日修学旅行があって。
それですごーーーーく仲良くなったのね。
班はちがったし部屋もちがったんだけど。
その話をちょっとずつしていきます。
あたしと二人部屋で一緒だった子は、
幸いにも、とゆうか。はやく寝ちゃう子で。
あたしがつまんないってのを理由に、
ゆきが毎晩あたしの部屋に遊びにきてた。4泊ぜんぶ。
それも朝まで、ダブルベッドでふたりで寝てた。
あやしいでしょ。
一晩目。
たくさんしゃべった。
思い出すとはずかしい。けどうれしい。
ゆきはこんなしゃべったの初めてって言ってた。
あたしもゆきがこんなしゃべるなんて意外だった。
色々打ち明けてくれたの。たぶん、あたしだけに。
それがうれしかった。
あたしだけってのが。
ねっころがって交わした会話。
「ほんとに、信頼できる友達って、うち、いないかも」
「なにそれ。さみしいこと言うじゃん」
「そこまで仲良くなった友達っていない・・・うん。いない。」
「じゃあ、信頼してもいいよ」
「・・・。信頼ってするって言ってするもんなの?」
「うーん。でも、しようって思ってみるのは勝手だよ。
それでできるかどうかがそこだよ。信頼」
いつもぶっきらぼうにあたるゆきの、
冗談で友達じゃないとまでいうゆきの、
きけるはずもなかったゆきの口から出た言葉は。
かわいくて仕方なかった。
あたしはもう変態。もうクレイジー。
- 2004年10月30日(土) じゃれあい。
(申し遅れた。この日記では彼女をゆきと呼びます。)
今日は模試だった。
休み時間。
あたしがかったコールドドリンク(缶)を
ゆきのほっぺたにおしつけて。
「バッカ!つめてぇ」
その仕返しにトイレから帰ってきたら
ジュースの中にお菓子が入ってた(まじで)。
「やりすぎ!つーか飲めねぇじゃん」
そんなんで、ぶったりけったり追ったり逃げたり、
馬鹿にし合って、笑いまくってる。
わけもわかんないのに。ばかみたいに。
もう、ゆきはほんとかわいい。かわいいなぁって思う。
なんか、ほんとに犬みたいなの。
ついなでてあげたくなるし、
つい抱きつきたくなる。
これが恋かなぁ、とか思う。
ゆきといるときは、ばかみたいにじゃれあってる。
高校生とは思えないよーなことばっかしてて。
ゆきは、いたずらっこ。小学生みたいなことばっかしてるのに、
めちゃめちゃ楽しくて、みんなをひきつける魅力があって、
ゆきといると、みんなゆきのペースにまきこまれる。
なのに頭はめっちゃよくてね。
勉強もよく教えてもらう。タメなのにさ。ゆきはお医者さんになるの。
そこが不思議っていうか、すごいなぁって。
- 2004年10月29日(金) かのじょ。
今日は彼女がどんな人だかを書きます。
彼女は、同じクラス。
出席番号はひとつ前。
いつもキャンキャン笑ってて、
コロコロかけまわってる。
一言でいうと、犬ってかんじ。
みんなにかわいがられる人気者。
背はちいさくて髪はショート。
女の子だってのを忘れるくらい男っぽい性格で、
すごくやさしい。
(たまにちょっとケチ。)
ぶっちゃけ、これが恋愛感情かはよくわからない。
でもしらずしらずのうちに、
目で追ってる。
別の子と仲良くしてると嫉妬してる。
会いたいなぁって思ってる。
友達にこんなこと思わないかなって。
だからそれを確認するためにも、
はやく日々かんじることを残したいのであります。
あぁ。いそがずあせらず。
- 2004年10月28日(木) すきなひと。
はじめまして。
依居です。いおり、高2。
単刀直入に言うと、いおりには好きな人がいます。
いおりは女の子です。
だけどいおりは女の子がすきです。
これはつまり女の子が女の子をすきだということです。
気持ち悪いと感じる方はどうぞご退場あそばせ。
いおりは、とある女子高に通ってます。
それ自体いかにもあやしげだもの。
これから、その恋について書いていきたいと思います。
覚えていることに意味があるのかは別にしても、
ものは忘れてしまえばそれまでです。
だから、記録しておく必要があると感じたわけです。
それも、他人の評価という監視の元に。
よろしくおねがいします。