おめでとう!Tちゃん。
やっと10才になったね。
あなたが生まれたとき、ものすごく感動しました。 お父さんは、分べん室にはいるとき、お医者さんが着る手術用のブルーの服を着せられました。ぼうしも、まともにかぶらないで、ふざけて縦長くかぶったので、看護師さんたちは、「サンダーバードみたい」って笑っていました。
よく覚えています。 早朝、破水して、お父さんに、「早く、ナプキン持ってきて!早くー!!」・・・って、どなりあげたら、おろおろしちゃって、持ってきた物は、新生児用のおむつでした。 次に持ってきたのは、何も入ってない紙ぶくろ。 なーに考えてんのよ・・・・。
でも、無事に生まれたときは、ふるえました。
みんなが喜んだんですよ。おじいちゃんと、おばあちゃんは、アメリカに3人孫がいるにもかかわらず、「初孫みたいにうれしいねえ」って・・・・。
こんなに大きくなりました。 天国のお母さんとこのじいじも、喜んだと思います。 あなたが生まれる半年前に亡くなりました。 でもね、ちゃーんと、じいじには、「女の子だったらね、Tちゃんって、名前つけようと思う。」 「・・・ふ〜ん・・Tちゃんか・・。いい名前だね。」って・・。
いっちょ前に、にくたらしい口たたくようになって、時には怒鳴りあげるけれど、あなただけだよ。3年半もお父さんとお母さん、独りじめできたの・・。
だから、そんなにいじけないでちょーだい。
「お母さん、私のこと、すかんのやろ?」って。
みーんないっしょに大好きだから・・・。
Cちゃんが。 「お母さん、私とお姉ちゃん、どっちがすき?」 「どっちも大好き」 「じゃあさ、わたしと坊主君、どっちがすき?」 「どっちも愛してる。同じように愛してる」 「私たちと、ダディは、どっちがすき・」
「・・・ん?そりゃあ、あなたた・・・あ・・どっちも。みーんな大好きだから。そんなこと、聞かなくっても、わかってるでしょー?」あなただったらどう逃げますか?
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