|
|
■■■
■■
■ インカテイコク
今、毎日、なにやってんだろ?って日々を送ってる。
日常ってこういうことなんだよね。本来は。
暑いから、そして降りすぎる雨に驚愕。
日常が過酷すぎる。
私はおかげさまで安寧な日常を送らせてもらっている。
今は、ないが日常を占めている。
持ち家はない! 金はない! 若さはない! 体力はない! 仕事はない!
ないがありすぎる!
あるもない!
なんだかよくわかんなくなっている。
明日でこの日常は終わる。
夫の夏休みが明日までなのだ。
いつも一人でいることに慣れてしまっているから空間にある空気を二人で共有するってどいうこと?
吸うし、二酸化炭素吐くし。
よく男と女が重なって動いていると大量な二酸化酸素が放出されてるんだと思う。
そこで終わったところで男がタバコを吸おうと着ける火を。
ボッ。
引火!
外は燃えるような照り返し厳しい八月の容赦ない日差し!
エアコンはつけているが、エアコンの効きなんてもはやわからなくなっている二酸化炭素充満した室内。
汗はかきまくっている。
しばらく女は放心状態。
男は、その前に朦朧と幻想のようなものが見えていた。 それは、有刺鉄線を乗り越えて向こう側に行こうとしている姿だった。 砂吹雪。 寒いような、砂がざらざら。 目の前を針のように違ったいびつに絡んだ線がどこまでもどこまでも続いているのを見ている。
でも女の腕が頬にあたっていた。汗だくで、有刺鉄線を越えるはずが白い感触がひっやとする弾力ある世界でエネルギーは越えをを躊躇するシーンから征服した快感に変わっていた。
引火帝国
2022年08月14日(日)
|
|
|