かたほうだけのパンプス
敦香



 今日のネイルはゴールドイエローだもの

私のいけないところだ。
すぐに初心を忘れるというかぶれてしまう。

成功者は、絶対にぶれない。

でも成功のために結婚は諦められたか?

アイ ラブ ユーのない生活でも後悔しなかったか?

私は、弱いのか?
本当に求めているものは意外と手放していないのかもしれない。

成功しても、愛のない日常を過ごしている人のことを心のなかではバカにしている。

どんなに激しい官能小説を書こうとも、深い純愛を書こうとも。
この人にとっては絵空事なんだ。

こんなふうに見ている私はきっと負け惜しみの強い女なんだろうな。

あー、やだやだ。

私が愚痴ると夫は「所詮そうだよ。そんな奴のこと相手にするな」そう言われると自分の嫌なそんなことを肯定して逃げてしまう。

というのは、女は、自分がハッピーでないと余裕がないのだ。

実は卑屈で、汚れた水で顔を洗ってもキレイにはなれない。

成功者は、お金はあるので金を使える自由はあるが、心は硬直しいつも解放されない。

そんな女。でも、世の中はキレイだと。
憧れの対象としてスポットを浴びせる。

女性ホルモンは買うものではなく、満ちてくるものだと思っているから。

私の自流に合わないだけなのかもしれない。


見てくれがキレイそうであれば、幸せで満足なのか?


私は、古い女なのかもしれない。

どうもそこに満たされる感覚を覚えない。

アメリカの映画「セックス&シティ」なんだと思う。

他人が満足してくれても私が納得していないと笑えないんだと思う。

女優じゃない。女は演じて何ぼのはず。

私は男か〜?男っぽい女なのかも・・・。

いや、女に見える男なのかもしれない。


2014年05月21日(水)
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