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■ 現地を見て思うこと
気仙沼の現状を見て感じたことを率直に書く。
ボランティアが異常に少ない
16年前、私は地震6日目に寝袋と少しの食料を持って新幹線に飛び乗り西宮駅に降り立った。西宮JCの事務所を目指して瓦礫の中を歩いた。 多くのボランティアが何も考えずに飛び込んできた。後輩たちも続々と後を追って入ってきてくれた。炊き出しや自宅避難者への配送はボランティア達でやった。
そんなイメージを持って「気仙沼避難所」へ行った。校庭には自衛隊が陣取って作業をしていた。しかし活気あふれるボランティアの姿は無かった。避難所リーダーに聞くと、「今日は日曜日なのでボランティアは休みです。」と言っていた。つまりボランティアとは近所のお手伝いの人のことのようである。
TVでは、「ボランティア希望者は現地のボランティアセンターに問い合わせて下さい。」と言い、「寝場所、食料は自分で用意して自己完結できる方が参加して下さい。」と繰り返し流されている。
そんな難しいことを言われては誰でも二の足を踏む!
現地に言って感じたことは、壊滅的被害がある場所と道1本隔てれば無傷の町があり、そこにはコンビニもガソリンスタンドも今はやっている。もちろん旅館も牛丼屋もある。震災直後の危険な時期は別として今は現地に行けば宿も食料も見つかる。場合によってはホームステイだって歓迎されるはずだ。
阪神淡路・中越地震と多くのボランティアが行くようになり行政はボランティアセンターなるものを社会福祉協議会と作った。マニュアルで指示するようになったボランティア管理は、ボランティアの心意気を殺いでしまっているような気がしてならない。
皆、現地へ行けば何でもあるよ!
いける人は今すぐいけ!!
2011年04月04日(月)
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