気付くと、時計は10時を指していた。
いけない、もう寝る時間だ。
そんな時、虫子からこんなメールが来たのです。
虫子 「今日は、私の16歳のバースディなんですけど、
誰も知らないみたいなんです。
もう10時だと言うのに、誰からもお祝いメッセージが来ないんです。
あみ先輩、知ってました?」
知らなかったよ。
だって友達じゃないじゃん?
知ってる訳ないじゃん?
虫子、友達まだできないの?(気取ってんの?)
だけど、亀子がいるじゃん!?
何で私にメールするの?
亀子にするべきなんだよ。
だけど私は優しい先輩なので、こんなメールを送ったのです。
あみ 「虫子、ハッピバースディ!!16歳おめでとう!!
これからも亀子と仲良くね。」
するとどーでしょう。
すぐに返事が来たのです。
虫子 「何で亀子と仲良くしなくちゃいけないんですか?
大っ嫌いなのに。」
虫子と亀子はずっと仲良しだったじゃん?
喧嘩でもしたの?
まさか、金銭トラブル?
あみ 「亀子と喧嘩したの?」
虫子 「喧嘩なんてしてませんよ。
絶交はしましたけど。」
ほらね。
やっぱり金銭トラブルだって。
今度はちゃんと借用書書いてもらったの?
口約束はトラブルの原因になるから、絶対にダメだってあれほど言ったのになぁ〜。
ホントしょうがないんだからモウ〜。
あみ 「一体、亀子にいくら貸したの?」
虫子 「チョインソンって知ってます?」
あみ 「亀子の彼氏でしょ?」
虫子 「亀子の彼氏じゃなくて、私の彼氏ですよ。」
あみ 「なに?なに?なに?
金銭トラブルじゃないの?
何で早く言わないの?(ここまで来るのに時間損しちゃったじゃん!)
じゃまた亀子に彼氏、取られちゃったの?」
虫子 「いえ、最初は亀子の彼氏だったけど、私が取ったんですよ。
そしたら、亀子が汚い手を使って私のチョインソンを取ったんです。」
その説明からすると、悪いのは虫子じゃねぇ?
亀子は悪くなくねぇ?
亀子は一体、どんな汚い手を使ってチョインソンを奪ったのか、
別に知りたくないけど、話の流れとして一応聞くのが筋だよね?
あみ 「亀子は、どんな汚い手を使ったの?」
虫子 「私がちょっとよそみしてる間に、亀子がチョインソンに女のダイナマイトをチラ見させたんです。
そして、またちょっと私がよそみしている間に、亀子がチョインソンにこう言ったんです。」
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