秋の香りがする教室の片隅で、
二階堂君が、呆れた口調で私に問いかける。
二階堂 「水城、こぶたメロンってウチのクラスにいるんだって?」
あみ 「いるよ。」
二階堂 「どこに?」
あみ 「あそこに。」
二階堂 「お前、俺にメールするの止めてくれる?迷惑なんだけど。」
メロン 「何で迷惑なの?」
二階堂 「俺、好きな女いるから。」
メロン 「誰?」
二階堂 「お前に、関係ねぇだろ!?」
ちょっと、二階堂君酷くない?
メロンちゃんが、かわいそうだよ。
何たってメロンちゃんは、二階堂君と交わった夢を2回も見た事があるんだよ。
二階堂君がその気なら、いつでもOK!なんだから。
それなのに、告白する前に振っちゃうなんてホント酷いよ。
メロンちゃん、きっと傷ついたよ。
優しい言葉をかけてやってよ。
お願いだから、かけてやってよ。
さぁ〜、かけてやってよ。
二階堂 「それにしてもお前、臭いよ!朝、何食ったの?」
メロン 「あっ!」
二階堂 「何だよ?」
メロン 「別に。」
二階堂 「言えよ。」
メロン 「グーで殴らない?」
二階堂 「うん。」
メロン 「私が臭いのは朝、何を食べたからではなく。。。
そんな問題ではなく。。。
要するに。。。。」
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