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あみの秘密日記
水城あみ

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2006年04月09日(日)
鼻毛を見つめて。




電車の中で、私の前に立っている男性は一体何者なのか、

ずっと考え苦しんでいたのです。




何で苦しんでいたのかと言うと、

この男性は、自分の鼻毛が束で外側に突き出ている事に対して

どう考えているのかと言う事。

何故、カットしないのか、あるいは何故抜かないのか、

もしかしたら、束になって突き出ている事に、気付いていないのかと言う事。





しかも、腕毛がモジャモジャ、指毛まで生えてやがる。








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私はこの男性を、見た事あるんだか、どーなんだかよく解らないけど、

確かに見た事がある男性。




あまりにも気持ち悪かったので、3分おきに観察する事にしたのです。

するとこの男性は、私に観察されている事に気付いたのか、ただ暇だったのか

よく解らないけど、束になっている鼻毛を指で抜く行動にでたのです。





凄くないですか?

チャレンジャーにも程がないですか?

もしかしたら、冗談かなと思ったけど、

冗談な訳ないのですよ。

そんなハズないですよ 大人ですから。








だけど束と言う事は、

1本2本の騒ぎじゃないんですよ。

4本5本が束になっている世界ですから。

それを、いっぺんに抜こうとしているんですから、

そりゃいくらこの私だって慌てるじゃないですか。

こんな所で、そんな大それた事をしでかしちゃうなんて 思ってもいなかったので、

心の準備がまだ、できてなかったんですよ。






だけどそんな事思ってる場合じゃないですよ。

この男性は、もう始めようとしちゃってるんですから。

誰も止めやしませんから。

しょうがないので、私はこの男性を静かに見守る事にしたのです。












ビリッ!!!!!









抜けたみたい。

一束の鼻毛が抜けたみたい。
























男性の鼻の穴から、血が垂れてきたよ。






全く止まらない模様。

目が白目になってる模様。

気絶するのは、時間の問題の模様。