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あみの秘密日記
水城あみ

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2006年03月17日(金)
アヤシイ バイト。




過ぎた日々に残して来た悲しみの数を数えていると、

理沙から、こんなメールが来たのです。





理沙 「おいしいバイトがあるんだけど、しない?」




おいしいバイト?

ちょっと、アヤシくないですか?

理沙が持って来るバイトは、何かあるんですよ。

絶対、何かあるんですよ。






あみ 「どんなバイト?」

理沙 「おじぃちゃんと遊んで、一回一万も貰えちゃう夢のようなバイトだよ。」






ほらね。

アヤシイよね。




おじぃちゃんと普通に遊んで、一回一万円じゃなくて、

じじぃと何かして、一回一万円ってヤツじゃねぇ?






あみ 「理沙は、やるの?」

理沙 「もちろん、やるよ。」






あみ 「何して遊ぶの?」

理沙 「私とあみは、担当が違うから。」





あみ 「担当ってなに?」

理沙 「あみは、牛乳配達員だよ。」




あみ 「理沙は、なに?」

理沙 「私は、水道局員。」






あみ 「何それ?」

理沙 「いろいろと担当に、分かれているんだよ。」






あみ 「選べるの?」

理沙 「選べないよ。」





あみ 「誰が決めたの?」

理沙 「私のおねぇちゃん。」





理沙のおねぇちゃん?

全く信用できない人物ぢゃんよ。

アヤシイにも程があるよ。




あみ 「牛乳配達員って、おじぃちゃんに牛乳を飲ませてあげる係りなの?」

理沙 「まぁ〜、近いかなぁ。」




あみ 「それで、一回一万円くれるの?」









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あみ 「なるほど。じゃ理沙の水道局員って何?」

理沙 「読んで字の如く、秘密の花園だよ。」





あみ 「どこが、読んで字の如くなの?」

理沙 「雰囲気で理解しなよ。」





あみ 「じゃ理沙は、花園を揉まれんの?」

理沙 「私の場合は、拝ませるだけ。」





あみ 「何で?不公平ぢゃん。」

理沙 「相手は、寝たきりのじじぃだよ、刺激が強すぎるぢゃんよ。
     何たって若い花園を拝むのは、久しぶりだから、死んじゃったらマズイぢゃん。」





あみ 「理沙、ホントにやるの?」

理沙 「やるよ、どーせスグに死ぬじじぃぢゃん。見せたってどーって事ないよ。
     何たって、一回見せて二万はおいしいよ。」





あみ 「あれ?一万じゃないの?」

理沙 「花園は特別扱いだから、二万だよ。」














ふざけんな。