友達7人で、カラオケに行ったのです。
みんな歌いまくったのです。
歌いまくったのにも程があったのです。
だって、振り付けまでちゃんと完璧にやりましたから。
明日デビューする事になったって、絶対に困らないくらい完璧でしたから。
そんな帰りの電車の中で、虎子だけが元気が無かったのです。
何か、思い悩みうちひしがられている様子。
虎子 「あっ!われ、ここで降りるから みんな先に帰って!」
われ?
今、われって言った?
しかも、降りる駅じゃないのに、何で降りちゃうの?
あみとその他6人の仲間たち 「虎子!!???」
家に帰った私は、虎子にメールしたのです。
あみ 「虎子、どーして○○駅で降りたの?」
虎子 「ごめん、カラオケで上手く歌えなくて。」
あみ 「上手かったよ。」
虎子 「ダメだよ、私なんか。踊りも上手くなかったし、全然 倖田來未じゃなかったぢゃん。 そんなに、誉めないでよ。」
あみ 「ダメじゃないよ。ダメじゃないけど、ダメでもいいぢゃん。 遊びなんだからさ、それに楽しかったぢゃん。」
虎子 「私、さっきくやしくって駅で泣いちゃった。」
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