|
|
■■■
■■
■ 失恋ならば
理事長との夜 から
今日で5日。
互いに 言葉少なではありますが
件の夜についての 会話が
幾ばくか。
ごめんねぇ…。
年甲斐もなくねぇ…。
明日からはいつもどおり、な。
プロジェクト終了後
2人きり のタイミングでの言葉。
申し訳なさそうな 理事長の表情。
私は 発する言葉が見つからず
ただ ただ笑顔で
…いえ、理事長こそ
いつもどおり、で。
としか 言えません。
こういう表情で
こういう言葉を
発せさせた そういう件の夜 に
少し胸が痛みました。
翌日
プロジェクトの無事の終了に
各所へお礼参りをする という状況に
理事長は私を伴うと言います。
職場まで あと3分という帰り道
いつもの理事長のクラウンのサイドシートで
夢のような1週間でした。
本当に携われて よかったと
心から感謝しています。
だから
もし、今 理事長が心悩まされたり
苦く思ってらっしゃることがあるとすれば
それは まったく
お気になさることじゃありません。
この言葉に 返されたのは
子供のように娘のように 思ってるんだ。
それ以上じゃ あっちゃいけない。
だから いつもどおり、だ。
痛んではいけない 胸が
痛みます。
こういう心模様で
こういう3連休というのは
真綿で首を絞められるがごとく
切なさを 呼び起こしますね。
3連休の中日の今日は
本業の方で 休日出勤。
午前中を丸々 職場で過ごす予定であるということは
金曜の会話で何となく伝えてあったのですが
9時半ごろに
私の携帯が鳴り
小さなディスプレイに映し出される
青い光を放つ 理事長の名前。
おはよう。仕事してるか?
これからちょっと人に会いに行くんだけれど
その前に そっちに寄るよ。
赴いた 理事長
それを迎える 私
互いに 照れを含んだ
そういう空気。
私の淹れたコーヒーを2杯 飲んで
理事長はまた この部屋を後にします。
結果的に 理事長が会いに行かれた方は
私もよく知る共通の知人でしたので
午前中の仕事が片付いたら
私も そちらに合流することになりました。
合流したら2人で 昼食をとろう。
とても 嬉しかった。
あの1週間 ずっと一緒にいただろう?
だから
休みでこうやって離れると
どうしてるかなぁ と考えてしまうんだ。
私も
同じですよ
と 言おうとして
ためらい
言葉を 飲み込む。
失恋ならば それとして
いくらでもそれを 受け入れようと思っていた。
否
今でも そう思っている。
ひとつだけ 強く想うのは
この人を
悩ませたり 苦しめたり
そういう辛い想いをさせる
そういう状況をつくることが
もっとも最悪のパタンであるのだから
それを 最大限回避することを
第一に考えて
私は 私として
傍らに居よう ということだけ。
2008年11月02日(日)
|
|
|