藤原のマジLOVE8%消費税日記。
藤原朝衣



 維新恋華・龍馬外伝プレイ日記1

藤原です、こんばんわ。

いやー、歴史の勉強になりますねこれは!
遙か5をやる前に幕末について勉強してる気分です。
正直、薄桜鬼では恋愛と羅刹というフィクション要素が大きかったので、歴史がどう動いてるのかという幕末の世情まではよくわからなかったし、わからないままで何とかなっていた。

龍馬外伝はかなり細かく説明されるので、歴史の苦手な女子には嬉しいんじゃないかな。
有名な人の名前は知ってるけど、どこに所属していて、どういう派にいて、何をやったのか、あんまり詳しくないですという人には歴史入門としてすごくおすすめだ。
ぜひ、中学生や高校生の歴史苦手女子にやってほしいと思う。
ただ、あまりにも歴史が苦手すぎると拒否反応示すかも。(笑)

尊王攘夷派だった中岡でしたが禁門の変以後、異国の力を思い知り攘夷は不可能と判断、尊王倒幕派に以降しようかという流れの中で慎太郎と行動中。
ようやく薩長同盟の片鱗が見え始めました。
そろそろ龍馬と再会しないのかしら。
高杉晋作や河上彦斎や沖田はちょくちょく出てくるのに、龍馬は別れてから一度も会ってない。

…ここまで書いて、とても乙女ゲーのプレイ日記とは思えないな、と自分でも不思議です。

池田屋事件とかも、中岡視点だと新鮮ですね。
今まで触れてきたゲームや小説がどうしても新撰組目線のものが多かったので。
人物萌えとしては新撰組だけど、歴史の流れでは維新志士の方が好きなので、こっちの方があってるかも。

そしていったん流れた薩長同盟がふたたび締結。
桂さんのツンっぷりがハラハラでした。
こうして長州は銃を手に入れるのね。
で、薄桜鬼では新撰組の戦いがたいへんになってくんだけど、今回は中岡視点なので気が楽です。(笑)

恋愛イベントもちょこちょこ。
っていうか常に一緒に行動しているので、恋愛イベント自体が少なくてもこういう展開に違和感ってないもんだな。
ちょっと大人向け、と銘打ってるだけあって、大人向けな表現でした。
布団に倒れ込むまでの表現はあったぞ。
やるねー!

龍馬にも再会しました!
「えいオナゴに成長したもんやき」と言われて「今更でしょー」と返すヒロイン。
そしたら「今更、じゃな」と寂しそうに言われてドキン!としました。
中岡ルートであることを一瞬忘れた。
森川さん、土佐弁がんばってるよ!

だんだん龍馬が将臣に見えてきたな…。
中岡は、ツン要素のない九郎さんってとこか。
沖田は銀でー、高杉はヒノエ。このへんはまだよくわかんないけどパッと見た感じのイメージ。

エンディング見ました。
各キャラに4つずつあるみたいね。

エピローグ1
史実に忠実な、近江屋で龍馬と共に暗殺。
ええええええええ。
ちょっとうるっときたけど、何この歴史ゲー。
忠実すぎんだろ!

エピローグ2
龍馬だけ暗殺されて中岡生き残りエンド。
…なんか、何の感動もなかった。
なんだこれ、必要なのかこのエンディング。

エピローグ3
近江屋から逃げることに成功!そのままアメリカエンド。
いいんかこれ。(笑)
そしてアメリカで中岡とヒロインは龍馬とお別れ、1年後に再会を約束。
メチャクチャなエンディングだけど幸せそうだからいいか。

エピローグ4
これはいちばん幸せそうかも。
アメリカエンドだけど、そのまま3人で仲良しエンド。
あのスチルは大人向けにも程があるな。
肌色率高し。


あれかな、エピローグ1と2は史実に忠実な感じで、3と4がIFみたいな感じなのかな。
だったら最初に1と2の鬱を見ておいて、3と4を見た方がいいな…とめもめも。


次は河上彦斎さん。
ガッチガチの尊王攘夷派です。
そのあまりにも極端な思想に現代っ子代表こと私はついていけませんでした。
こういう人ばかり募った極端な例が北の国とかになっちゃうんじゃないかな、と思いました。
萌えも好意も何もない、とりあえずクリアまで急ぎ足で進めようと決心。
しかしなにぶんテキストを読むのに理解が必要なので、ものっすごい疲れた…。

ヒロインが彼を”心やさしい暗殺者”と表現したあたりから、愛着が沸いてきたかな。
てかヒロイン、人間がでかい。
全てを包み込むような愛情はマザーテレサと呼ばせていただきたい。


フィクション要素たっぷりのエピソード3と4のルートで、盛りのついた猿のごとくH三昧な彦斎さんになってからはそれなりに楽しかったです!
よかった。

史実でも河上彦斎さんという人は、背が低く色白で、女性と見まごう外見だったとか。
…今だったら需要がたっぷりの人材ですね。(笑)


次は龍馬!
休みの日に一気にプレイしたかったので、最後のおやつにとっておくはずでしたが先にやります。
ここから先は好きそうなキャラしか残ってないので誰でもいいんだけど。

さすが、幼馴染という設定はやはり最強カードですね。
何をしても納得してしまう説得力がある。

長崎に来た時にトーマス・グラバーさんと出会うんですが、いきなり「グラさん」と呼んで友達になってしまう龍馬はやはり傑物なのだなと思った。

ここでの会話がすごく好き。

龍馬が「グラさん、『こんにちは』はなんちゅうたかの」って聞いて「ハロー、デース!」と答えるグラ。
で、「おまんも言うてみぃ!」と言われて、ヒロインが「は、はおう…」。(かわいい!)
もちろんダメ出しされて、「はろ?違うな…」と真剣。
3回目、思いっきり、くわっ!と目を見開いて「ハロー!」。
ようやくハローが発音できます。
かわいいんだここ。
ヒロイン萌えした。
で、龍馬が「次はキスミーって言うてみぃ」と!(笑)







佐和菜乃香、渾身のキスミー!!!(笑)

かわゆす!

このあとどうなったかは言わずもがな。


ジェラシーイベントで龍馬と高杉を怒鳴りつける姿も素敵でした。
龍馬と高杉が二人で飲んでて龍馬がそろそろお開きに、みたいなこと言うと高杉が「菜乃香は朝までつきあってくれたぜ…?」とか嘘つくんです。(笑)
「わしに断りもなく、あいつを酒に付き合わせたがか!?」と怒る龍馬を面白がって、高杉は調子に乗って「朝まで付き合ったのが酒だけじゃないとしたらどうする?」みたいな。
龍馬は「そんなことはありえん!」ときっぱり。

隣の部屋で寝ようとしてた菜乃香ちゃんが「二人ともいい加減にしなさい!」と登場。(笑)
坂本龍馬と高杉晋作を黙らせる女!!とテンションあがりました。

龍馬の嫉妬イベントは素敵です。
基本は菜乃香ちゃんと信じてるので怒らないんですが、怒るポイントが、菜乃香ちゃんが朝まで酒に付き合ったことじゃなく、自分に黙って菜乃香を誘った高杉の行為についてなんだなーと思うと!
こんな男と付き合いたいもんだ。

エンディングは、1は史実に忠実な感じでした。
エンディング2は、沖田さんが男前だった…。生き残れた。
そして蝦夷へ。
エンディング3は土方さんが男前でした。生き残れた。こういうのもアリなんだー!と思った。
エンディング4も、3と同じ経緯で生き残れた。近江屋であわや暗殺!って時に土方さんが現れて、「坂本龍馬はここで暗殺されて死んだ」ってことにして逃亡、です。
大政奉還後も土方とか沖田とか普通に屯所にいることについては「フィクションだから」で笑って許してほしい。
4のその後中岡と共にアメリカでした。

前にどっかのテレビで”坂本龍馬があと10年生きていたら”というテーマで語り合う、みたいなのをやってた気がするのですが、この人だったら本当にとんでもないことを成していたんじゃないかと思いました。

龍馬外伝だと、蝦夷を開拓か、アメリカかだけど。
なんて夢のある人なんだろう。その10年を想像してるだけで一晩くらい語り明かせそうだ。

暗殺されたの、まだたった30歳だったんですね…。
やばいな、幕末好きになりそう。
今までは、とにかく主義主張のカテゴリが細かくてたくさんあって、登場人物もたくさんいて、しかも生きてる人間ですから主義主張が途中で変わることもあるンスよ!こりゃ覚えられんY、と苦手でしたけど。
龍馬外伝のおかげでざっくり理解できた。

今私ね、平家物語のあたりと幕末について人生史上最高に詳しくなってるよ、多分。


さて、ここまでプレイして、100人いたら100人楽しめるゲームかと言うと決してそうではないけど、かなりいいゲームです。
なんていうか、乙女ゲーム自体の質の向上とか変化を感じた。

共通ルートが短くて2章から個別ルートだし、攻略キャラとほぼ同行するので、それぞれ違う出身・違う思想の派閥にいるため同じ歴史を辿っていてもテキストが新しい。
どこを切っても同じ内容、キャラの名前が違うだけ?みたいな金太郎飴ゲームの時代はもう終わってたんだな。

途中で恋人関係になるっていうのもいい。
告白して想いが通じたらエンディング、という乙女ゲーの時代は終わっていくのかもな。
森の湖で告白して想いが通じたらEND、カレシができたので女王になりませーん!という乙女ゲーからはや15年、乙女ゲー界の成長に涙が出ます。

通常ストーリーで条件満たすと、ラバーズイベント、ジェラシーイベントなどちょっと寄り道できるのだが、非常に良い。
…っていうか本当にばりばり恋愛イベントですよ!っていうのは”寄り道”程度なんだと自分で今気づいた。
基本は思想とか生き様とかを辿っていく歴史偉人体感ゲーム?(笑)
影となり、日向となり、そばにいて恋人を支えていく大和撫子ゲームです。

しかしその貴重な恋愛イベントはちょいエロでなかなか。
まぁあの筋肉モリモリな絵柄で、ばっちりプラトニック・ラブ!キスすらありませんよ!とか言われても人間不信になりそうだけど。

次は…沖田か高杉だな。
どっちもいいキャラな気がするけど、沖田からいこうかな。
声、日野さんです。
りけんさま!

2010年12月13日(月)
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