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日々闇雲日記。

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2005年05月10日(火)
だましだまし

 やあやあ。
 連休中の昼夜逆転した生活で、すっかり夜型の管理人です。
 前日徹夜だったので、昨日は10時台ぐらいから気がついたら爆睡しておったが、よくよく考えたら7時間以上寝たのって休み入れても久しぶりだった。
 徹夜明けでも眠くてもだるくても、夕方4時過ぎるとシャキーンと眼が冴えてくる。むしろ昂奮して、その数時間後寝るべき時間帯が来ても眠れなくなる。ダメ社員の典型。

「ぜんぜんへーきー、寝なくてもへっちゃらー、ふっしぎー」

 って脳内麻薬で本能が麻痺している状態なんだが、こういうのって経験から言って後にガンと疲れが来るからヤバイんだよなあ。30歳越えるとコーヒーもガムもフィルムも効かないって、友達がゆってたなー。
 しかしとりあえず『眠眠打破』のフィルムは、ベホマラー並に効く。今んとこ。

 さてさて、アマゾンズでキャメロットの最高傑作『エピカ』を買う。
 以前私この日記で、アマゾンズのレビューで『カーマ』がキャメロットの最高傑作と評されていたなどと書いた覚えがあるのですが、よく見たら最高傑作と評されていたのはこの1枚でした。すいません。
(いや、『カーマ』も名盤だと思うんですがね)
 んで聴いた感想としては、

 さすが最高傑作。ごっつええ感じ。

 オープニングから2曲目の『センター・オブ・ザ・ユニヴァース』のイントロだけで1日燃える(注※萌えるではない)。今やってる小説の後半のテーマ曲に勝手に認定!!ああ訳詞ここで書けねーのがくやしー!!
 捨て曲一切無し、荘重なロマンチシズムの中に、洗練されたパワーメタル魂溢れる渾身の1枚。続編の『ザ・ブラック・ヘイロー』を続けて聴くと、メロディック・メタルの一大叙事詩完成で、ゲーテも草葉の陰でむせび泣く出来ざんすー!
 しかし、主人公を堕落に叩き落とす悪魔メフィスト(フェレス)が、ヒロインより美人でグラマーのねーちゃんという設定が、またヘビメタの王道らしくていい。
 とにかくメタル好きでなくても、切ない曲がお好きな方にゃあお勧めの1枚だ!
 しかも収録曲数はたっぷり17曲、じっくりゆっくり聴けて、お得でっせ!

 小説の方はだいぶ考え事が溜まってきたので、また紙に書いてまとめねばな。
 ちなみに管理人は、長編の場合、プロットの時点でほとんど完璧に話を仕上げ、台詞もおおまかなところは書いてから原稿書きに掛かります。
 まず、最初の方から場面場面の繋がりを、てれーっと考える。
 それが溜まると、紙にある程度ぶっ書く。
 行き詰まるとほっといて、程良く頭が冷えた頃に読み返す。
 そして添削したり新しくできたネタを盛り込みながら、その後の話の展開を、最後の方をどうするかとかと一緒に考える。
 そーすると整合性の問題や矛盾や無駄が出てきて、設定や伏線の内容や場所も変えなければならなくなるので、添削した分を取り込みつつ、次に進めるような風に全部書き直して、少しずつ進む、それの繰り返し。
 ほとんど出来てる部分に関しては、自然、同じ事を何度も何度も反復して書くことになるが、それはそれで頭の中に話の流れを叩き込む効果があるのと、少しずつ要素を増減したり変えて書く事になるので、そこも無駄が省かれて話の純度が上がる。
 その間に、話の大まかな流れがだいたい固まってくるので、それを突き詰めて話の展開を作っていく。
 デビュー作は実はそれに近い方法でやったのだが、大昔に某社の編集さんに、

「効率が悪い」

 と痛いところを突かれ、ではと早く書こうとしてパソコンで書きながら考えるという方法を採ったら、あんのじょー収拾がつかなくなったもんで、ここはひとつ初心に還って、という事で。
 しかしよくよく考えたら、原稿の形になったもんを修正する方が、文章もその都度考え直さなきゃいけないから、私の場合余計に大変なんだよな。
 話が決まってないと書いている途中で迷いが出るとゆーか、勢いが鈍るし。
 HPに載せてる没原稿なんかは、書きながら考えたもんだが、やっぱ読んでて面白いと思わんし。だから没にしたと言ったら、身も蓋もないが。
 でまぁ、今回は資料と結論(書きたいこと、ネタ)を弾き出すまでが、年単位という恐ろしい時間が掛かりました分、間違いがあったら話が成立しないというえらい事になるので、裏取りも一緒にやっとりますがな。
 この作業は手書きですので、腕、疲れます。
 ドクターグリップ(しかもグリップがゲルのやつ)なしでは、管理人も肩凝ってでけまへん。
 こんな事をつらつら書いて何が言いたいかというと、「こんなバカな事ばっか書いてますが、裏ではおもろいもん書くために日夜努力してますよ」っつう事です。
 ・・・・・・・・・最近、悪行が祟ってコネがなくなり、開き直った末にかなり遊びが入ってますが。

 いいんです!!いい大人が本気で遊んで何が悪い!!

 しかしあれだな。
 インターネットの普及で、自称オンライン作家の作る小説サイトの多いこと多いこと。
 そん中には、「○○先生(サイトの管理人)の小説講座」「小説の書き方教えます」「小説の書き方コーナー」とか、ケツの穴がむず痒くなるようなコンテンツ作って、なぜそんな人様に自分の恥を晒したりできんのか不思議でしょうがない。
 つーかさ、小説を書く方法とあなた方は仰有いますが、

 そんなもんあったらわしが教わりたいわボケェ!!(←注※腐っても大手文学賞受賞者)

 ちなみに、前に書いた、「頑張って調べたのに漏らしそうなオカルト要素の数々」は要素を取捨選択することで入れる事に成功しましたので、無駄にならんで済みそうだす。

 さて、会社の話。
 Kさんにヘソ曲げられても、7月から有休消化、5月はプチ消化に入ると宣言したもんの、相変わらずの浪費生活で大丈夫なのかという感じですが、結論から申しますと、

 M、7月以降も続投決定致しました。

 ・・・・・・・・・いや、ほんとに辞める気満々だったのですが。
 実は先日、別の部署(元上司)から個別面談を申し込まれ、

「で?会社辞めたらどうすんの?」

 と訊かれたもんで、

「まぁやりたい事もあるので、しばらくの間は職探ししながらゆっくりしようかな、などと思ってますが」

 と言いましたところ、おっちゃんメガネの奥の糸目を細めて、

「きっらっくっやなぁ〜〜〜」

 とドカーと椅子に背をもたせかけ、痰を吐くような声で失礼にも笑いくさりまして、

「職探しって言うが、次の仕事見つけるの至難の業よ?」
「好きなことしながら今の仕事やるのと、会社辞めて就職活動しながらやるのとじゃ両天秤にかけてみ?絶対今の方が楽だよ?」

 などとまぁ、いわゆる慰留の時の決まり文句で説得に掛かってきやがりまして。
 ちなみにその元上司っつーのは、当時CGだけやってて端末の叩き方も経理もなんにも知らぬ管理人を「2ヶ月したらパートさん雇うから」とか何とか見え透いた嘘八百で丸め込んで今の部署に送り込んだ人でして、

 1週間で付け焼き刃的に引き継ぎ、当然あっちゃこっちゃで差異出る出る。
 今、うちの部署で出ている差異は、基本的にこの男のせーだね。

 1年やって1人前とゆーうちの端末入力と経理の仕事で、引き継ぎ1週間のど素人にいきなし千万単位の扱い任せるなんて、キ○ガイだよあんた。
 だいたい、昨日帳票出して、今月どこも差異出てないのに感動しちまったよ。
 年明けから最近まで、モグラ叩きのように出る差異の修正に追われてたもんで、それが普通だって気づくのに数秒かかった。
 で、そのキチ○イもとい元上司曰く、「今度の仕事は、お前の適性を考えてる!!」とか力説されましても、「単なるあんたんとこの穴埋めだろオッサン」っつうか、「たまたまそうだっただけじゃねえのか」っつうか、むしろ「るせー恩着せがましいんじゃオッサン!!」と思う私はただひねくれてるのか、鍛えられたのかどっちですか?
 ・・・・・・・・・まぁいい。
 あと2ヶ月したら稟議で全部落とされて、数字も全部闇から闇だもんな♪
 で、業務内容もこれでまた仕入売上なら、コンマ0.1秒で断り、食い下がる上司をカンイチの如く蹴倒してその場を後にするところでしたが(出典:金色夜叉)、2DCADというくそ面倒臭い端末入力や金が絡む業務内容でないのが揺らいだところでして、さらに残業少な目ということで。
 確かに辞めたら会社行かない分だけ飛躍的に小説に専念は出来るし、失業保険が出る、当座の蓄えは出来た、などと言っても、「それが尽きてなお何とかなってなかったらどうすんの」っつー話で、てゆうか、そうなったら生きていけませんけどね。
 無論、会社都合とはいえ、「まぁこれも人生」「どうせなら今のうちにバクチすっか」と肚を括らざるを得ん矢先ではあったが、この前営業さんからご指名を受けた別の部署といい、この御時世に色んなところからご指名が頂けるのは有り難い話で。
 と色々言っているが、本音をかなり端的に言うなら、

 辞める前に『バジリスク』のDVD全巻を買う金だけは確保しときたいし。

 ・・・・・・・・・・せっかくアニメ化したってローカル局、しかも1時だか2時だかのど深夜放送なら、DVD全巻買えと言ってるのと同じだろうに。この歳でまさかアニメ買うとは思わなんだ。
 幾らするのか知らないが、DVD出る頃に失業中だと、絶対に二の足を踏むだろーし、小説の取材(といえば聞こえはいいが)で、近いうち東京に行かねばならんようなので、その費用も捻出する必要があるし。 
 ・・・・・・・・・・まぁこれは半分冗談ですが。
 しかしそーゆー事考えたら、2DCADも習得できるし、今ほど大変な仕事でないなら、別に書き上がってその後の様子を見るまで、居座っても損はないかなというぐらいの考えなんであるが。
 今の仕事でも、なんか色々吹っ切れたせいか、なんとか体力勝負と気合で少しずつ進んでいるわけだし、それに賭けてみて、「こらあかん」と思ったら、そん時もう1回辞めることも考えようかと。
 辞めようが辞めまいが、今の仕事を一生続ける気がない以上、背水の陣に変わりはないし、やりたい事が出来る時間もあまり残されていないわけですが。
 というわけで夏休みは、当分お預け。
 自分を騙しだまし、もうひとふんばりざんす。

 ではでは寝ます。