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日々闇雲日記。

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2008年06月01日(日)
2年経ってみた


 …ああ、エンピツ日記有料版て、入金ほったらかしといたら無料版になるだけなんか。
 2年以上前の日記が、まだサーバーに残っていたなんてビックリというか、とっくに消えたと思っていたよ。
 つか、エンピツて無料版あんの?

 まぁ、この頃の日記。
 それまでは生活の糧を得るための仕事というものに比較的恵まれていて、ぽやーんと過ごしていた私が、「解雇」という人生最凶のどん底状態に直面して、何を思い、何を決意し、自分の原点を思い出すことができたわけだから、これも何か運の作用なのかもしんない。
 読み進めていくうちに、半年でクビにした会社の腐れ外道ぶりと、30歳でフリーターになってしまった自分のどん底ぶりに、胃がキリキリ痛くなるのなんの。
 いやー在籍していた時も思ったが、腐ってるなーこの会社!(笑)
 結果的には色々と貴重な教訓を教えてくれたから、この会社に恨みはないと思っていたけど、読み返して考え直したよ!

 今は業務縮小したとか何とか聞いたけど!

「でも、得たものはたくさんあった。
 私はこの会社に行ったお陰で、窮屈で退屈で、本当に金を稼ぐためだけに行っていた前の会社を出ることが出来た。
 自分の至らなさをたくさん勉強できた。
 向いていない仕事がはっきり分かった。
 生きているうちに本当にしたい事は何なのか、死ぬほど考えて結論を出す機会も貰えた。
 これからの人生、逃げが通用しない歳になっている事も知った」
(略)
「『仕事とはその人間の人生が一番輝ける舞台で、素晴らしいもの』なんだよ」
(略)
「頑張っても結果としてはダメな時もあるけど、ちゃんと見てくれる人が必ずどこかにいて、自分と同じ疑問を持ってくれる人はちゃんといる。
 何となく働いてはいけない。
 生きることに手を抜いてはいけない」
(略)
「未来を憂えてもしょうがないし、過去にこだわっても無意味なだけだし、そんな事をするよりかは(白夜さんの受け売りになるが)、難しくならない程度によーく考えつつ、指と頭をひたすら動かし、自分の中のネガティブ要素は極力排除しますです。」

 2年前の私よ。
 不安だらけかもしれないけど、とりあえずその路線で大丈夫。
 今の私は、あんたが3ヶ月で辞めようと目論んでいた会社にはまだいる。
 できることは、全部やった。
 考えつくことは、迷わず全部やってみた。
 興味のあることは、全部手を出した。
 駆け引きも、徹夜も、残業も、上司への談判も、売り込みも、全部やった。
 その結果、とりあえず会社では社員と名の付くものになれたし、コピーライターの講座も卒業して、一応名刺ももらえていまだにそれっぽい事もして、副業で別のライターの仕事も幾つかもらえている。
 年収も、倍近く上がった。
 今の会社も「最高」とは言えないけれど、雇用も残業も法律を守ってくれるし、嫌なヤツはいてもこの日記を読み返して「あークビにした会社ほどじゃないな」と思えたし、やれば誰かが見てくれる会社で、やれば誰かが喜んでくれる仕事だ。
 自分の得意なことで、必要とされ、喜ばれる。
 その喜びは、以前勤めていたどこの会社でもなかったことだよね。
 でも、人生はまだまだ、これから。
 「格差」というやつは、多分今のところはねじ伏せられた感じだけど、この世のどこにも「安定」なんてない時代と世の中だから、次をどうしようか、自分に何を仕掛けていくのか考えているんだ。
 現状維持は滅びるし、とてもじゃないけど、そんな事は許されない時代だから。
 守るか、進むか。
 でもまた、結論を出して、たぶん何かする。
 これからもまだまだ孤軍奮闘、悪戦苦闘の連続だろう。
 でも、とりあえず、この頃に決めた、

「自分の得意なことを仕事にする」
「自分の能力を世の中に還元する」

 という軸が自分の中でぶれなかったから、不安でもなんとかどっこいしょと這い上がってこられたんだと思うし、その気持ちはこれからも持ち続けたい。
 自分の能力で世に仕える事。
 仕事とはそういうものだから。
 それを全うしてこそ、人生が輝くのだから。
 
 思い出させてくれてありがとう。
 手抜きせずに生きてるよ。