永遠の1/2
まりあ



 力を抜いていこう・・

先週の金曜の夕方、メールが届いた。

返事できなくてごめん。
すごく忙しかった。
あと落ち込んでいた。
しばらく、リハビリさせて・・

そういった内容。


やんわりとした拒絶にも感じてしまった。
どうした?何があった?
と思うけれど…。


私に出来る事はないんだよね。


あの長い長い3年間に、何度も2人で言い聞かせあったのは、
お互いの家族の事だった。
夫婦がそっぽ向き合ったままでは、子供が幸せに育つ事はできない。
結婚して、子供を産んで育てているという事は、そういう責任を持っているって事なんだ。
人と人として、お互いの幸せを見守ろうよ。
恋人になら、他の誰かともなれるかもしれないけれど、
そんなもんじゃ足りない、もっと深い絆の関係に、自分たちならなれるはず。

そんな話をしたのに、急な別れがあって…。
少しづつ「思い出」にしたつもりが、衝動に似た感情から連絡を取ってしまって。

それはそれで、きっと縁だと思うし、再び繋ぐ事ができた絆を嬉しく思う。
ここからは、まさに、恋愛なんていうのは抜きで、体は抜きで。
いいソウルメイトとして、親友として向き合っていこう。
それが出来ないなら、今すぐ、立ち去るべきなんだ。


なんだか、ガチガチに力が入ってしまってたけれど、
彼がくれたメールを見て、力が抜けた。

メールだの、電話だの、今はきっと何も必要ない。
まして、彼のことだけ考えているような生活を私が送れば、そのほうが彼は悲しいだろう。

私は、ここを愛して守っていく事が大事。
この自分の世界で手の届く範囲、精一杯!
そして、出来る事ならば・・・。
目には見えない力が存在するなら、そのエネルギーで彼を守って欲しい。
凹んでいればそこに力を注ぎ込んであげられるといい。


ほんの時々、思い出したみたいに、ふいに舞い込むメールを確認して、
元気なんだな、頑張ってるんだな、って思えばいい。
そうしてあげるのが、きっと一番!



2005年03月14日(月)
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