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■ 【月の裏側】逢瀬 1
それは知り合って3ヶ月経った頃 私が仕事に復帰して、まもなくの事だった。
母方の遠い親戚が亡くなった。 私とは、ほとんど面識がない。 父と母の結婚式(ふたりは再婚同士)で子供の頃に一度会ったきりだったし それきり慶事ごとでも会った事のない人だった。
だから、私がそのお葬式に出席する必要はない。 母も私には言わなかった。
表面からいえば、血の繋がってない母の為に でも、本音は、同県にすむ彼に逢いに・・・・
私は行く事を決めた。 当時3歳になってまもなくの子供を連れて・・・
子供がいれば、2人きりにならなければ、 暴走する事はない。 ほんのわずか、数時間、いえ、数分でもいい。 顔を見て話したい。
その為に、私は、東へ向かった。
ここからは現在の話
私の携帯は、その後ならない。 彼からメールは来ない。
だけど、それに慣れなくてはいけない。 望む事をやめよう。 「男」と「女」を意識する関係にはなってはいけない。 期待は重くなるだろう、それに彼が応えるようになったら それは私より彼が苦しいという事
メールを送れるだけ、どれだけ幸せか・・ 今の私はよく知っている。 一年の間に知った事。
恋愛は自分の心次第でどうでも色を変える事。 どうせ好きだと想い続けるならば・・・・ 恥ずかしくない色でいよう。
と、自分の誕生日に思ったのでした。
2005年02月28日(月)
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