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■ 【彼の闇 1】一歩づつ・・・
日にちを重ねて、メールが行き来し、 メッセンジャーで話し、そして、携帯で会話をするようになる頃。 どんどん、お互いの事を話すようになっていきました。
彼は、重大な事を告げるように 「結婚していて、子供がいる。」と言いました。 「そうじゃないかな、ってわかってたよ?(笑)」と笑って受け止めると 最初に言えばよかったのに、言わなかったから、言いづらくなってしまった。 と、必死に言っていました。
私たち夫婦とよく似ていて。 彼ら夫婦も、長い長い時間を費やしてから結婚した事。 そして、子供たちも年齢が近い事を知りました。 彼の子供の名前も。
ただ、私たち夫婦と大きく違うところは。 彼の家庭はうまく行っていない事。 彼の奥さんが、彼の事を深く恨んでいる事でした・・・。
何が起こってそんな風になったのかは、その頃は何も語ろうとしませんでした。
だけど、結婚当初から、SEXする事も 「子供を作るための行為」であって。 「今日排卵日だからね」といってやらされる事のようで、自分がロボットかなにかのような気持ちになる事。 その前に、子供をオレは欲しいと思っているのか?が疑問だった。 今は子供がいて嬉しいけれど、なんだか、逆らえない力に押し流されてここまで来たような気がする。と話していました。
もしも、今、核戦争が起きて爆弾が飛んできたら、 爆弾の落ちてくるほうに向かって走っていくよ。 生き残るなんて、たまったもんじゃない!
という彼に、 「悲しくなるからそんな事いわないで? 子供さん、守ってあげないといけないでしょう?」 と言ったらば
「子供は奥さんが守るでしょ。僕は必要じゃない。」
私はあなたを必要だ、と言いたかったけれど。 それも無責任な発言な気がして、何も言えなかった。
だけど、おなじ家に住む家族でそんなバラバラを感じてる彼を・・・。 なんとかしてあげたい、幸せを感じて欲しい、と、切に願うだけでした。
2005年02月20日(日)
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