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■ 【あきら時代7】・・戸惑い・・
そんな風に惹きつけられてしまった自分に、 戸惑いと、そして、罪悪感を持ちました。
「私は現実に会う事は出来ない。会えない」と告げると 彼は 「僕も現実に会おうとは思っていないよ。」 と答えました。
私は出逢った時から、家庭を持っている事を話していたし、 私のHP自体、家庭での出来事があふれているサイトです。 でも、彼は、自分の事については、なかなか触れませんでした。
だけど・・・。 いつも決まった時間になると、名残惜しそうだけど、必ずネットから離れる事や、 年齢から・・・。 家庭のある人だ、とわかっていました。
仕事は何をしている人なのか、何処に住んでいるのか、名前は本当はなんなのか。 なぞの多い人なのに、見せる顔はとても、無邪気な人でした。 メッセンジャーの存在も知らなかったり、携帯を落として使えなくて困っていたり。
とても悪人に見えたり、そうじゃなくて、とんでもなくおっとりした人に見えたり。
彼が私に向ける言葉 どれも見逃さずに・・ 彼はいったいどんな人なのかを、一心不乱にかき集めていたのが、 この「あきら時代」だったように思います。
当時書いた詩に、こんなものがあります。 その時の気持ちを見事に表していて、今読み返しても、ありありと思い出せます。 この詩を引き出してくれた、彼に・・・。感謝です。
ジグソーパズル
あなたが私に投げかけた言葉のすべてを
繋ぎ合わせて
飾っておこう
わずかな言葉の切れはしから
見えないあなたを捜してみる
ジグソーパズルを楽しむみたいに
彼の住んでいる所で、大きな地震がありました。 今日こそ、よほど電話をかけようか・・・。と思ったのですが。 心を鬼にして、電話を置きました。
家族を手放さず、彼とも繋がりたい。 これは、まったくの、私のわがまま以外、何ものでもありませんものね。
彼がもし、決死の覚悟で去っていったのだとしたら? ますます、私がやってはいけない事です。
いつか来るべき、別れだったのだから、これが最もよい答え。 雨の中、寒さの中も、頑張ってくれる夫を大事にする事が、私の生きるべき道なのですから。
思い出を清算するために書いているこの日記は、 色んなものを私に突きつけながら、それでも、私を強くさせてくれてる気がします。
思い返しても、恥じる事ない季節を私は過ごしたんだ、と・・・。 胸を張って思えます。
やはり、ありがとう・・・しか、ありません。
2005年02月15日(火)
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