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■ 二人の行方
会社に行くと、Kさんはすでにいた。そして、メールが来た。
昨日あったこと、よくわからないのでよかったらメールください
メールするとニュアンスが伝わらないような気がしたので、 Kさんと、待ち合わせして、会社から少し離れた公園でお昼ごはんを食べようということになった。
お昼休に二人だけで待ち合わせして過ごすのは初めてだ。 別々に職場を出て、公園で会う。 暑いかなと思ったけど、木陰のベンチは思ったより快適で、1時間ほど昨日あったことを話した。
煙草を吸いながら遠くを見て考えているKさん。
ダンナさんの浮気については、ももさんにも責任があると・・・ 誰だって完璧じゃないから、ないものを他に求めることはある。 仕事に打ち込んだり、ローンをどんどん返したり、自立するももさんにダンナさんはひけめを感じてるのじゃないかな オットは、M美さんから、若さだけではなく、純粋に尊敬してくれる言葉とか 外見的な女性らしさとか・・・そういうものを満たしてもらってるのだと思う。 でも、それは、ももさんを責めてるわけじゃないですよ
と言った。
浮気なんて些細なことだ。 M美さんははっきり言ってどうでもいい。 それよりも、ワタシとオットがこれから、いっしょにやっていくことができるのか。 二人の関係を確かめていくほうが大切でしょ?
とも言った。
ワタシが最終的にどうしたいのかについて一緒に考えてくれたけど、時間切れ・・ 定時後、もう一度、1時間だけお茶をということになった。
Kさんは、混乱し、堂々巡りになりがちなワタシの話に真剣につきあい ワタシに言葉をかけてくれる。 Kさんだって、浮気をしてるわけだから、オットの気持ちを理解できることもあり また、ワタシのことを思ってくれてるから、ワタシの気持ちも理解してくれる。 リアルタイムに内面をさらけだして、うけとめてくれる人がいることはワタシにとって、とても幸せなことだ。
ただ、そんなとき、ワタシは思う。 ワタシは、Kさんの奥さんの立場であり、M美さんの立場でもある。 そして、Kさんはワタシのオットの立場でもあるのだ。
Kさんは言う。
ももさんの事は、はっきり言ってものすごくイレギュラーなことです。 今まで、つきあってる時にずっと浮気をしてたけど、 結婚は社会的な契約でもあるし、こんな状態で結婚を迎えるつもりはなかったし、 自分のタガがはずれてます。
ぼくもです
と言ってくれた。
でも、Kさんとワタシの結論ははっきりしてる。 Kさんは奥さん、ワタシはオットとの幸せを望んでいる。 二人の目的はいっしょで、さらに、それじゃ、Kさんとワタシがお互いを求めるものは何なんだろう? 結局、ありきたりな不倫? カラダの関係?そういうことなんだろうか?
Kさんが、ワタシの相談に乗って真剣に接してくれるときと、 Kさんが、ワタシを可愛いと思って見つめているときの目や雰囲気は違う。 ワタシもKさんに対してそうなのかもしれない。 今日のKさんは、真剣に接してくれてるKさん。 一度も手も握らなかったし、お互いに触れることもなく話続けた。 帰り際に、ちょっとKさんの目が変わっていたけど、見て見ぬふりをした。
Kさんは、ワタシがこの日記を書いてることを知ってるけど、所在は教えていないし読んだことはない。
もしかしたら、関係が終わるの日は近いのかも。 そしたら、もしかして本当にKさんの親友になれるのかななんて思ったりする。
帰宅し、オットと話す。 二人のめざしてる場所が同じであってほしい。
2004年08月02日(月)
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