無責任賛歌
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藤原敬之(ふじわら・けいし)

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2002年05月04日(土) 日記書きの一日/アニメ『アタックNO.1』/『低俗霊DAYDREAM』3巻(奥瀬サキ・目黒三吉)ほか

 ケガをしてるのに〜、しげは出かける練習に〜♪
 って歌ってていいのかって感じだけど、『用心棒』の農家のば〜さんの言葉を借りれば、「止めたって、止まらねえもの」。
 人間、落ちて行くときは歯止めが利かない……って、譬えが違ってるような合ってるような。
 一応、医者には必ず行くように言ったけど、付き添いは要らないって頑固に言うし、こうなるともう本人に任せるしかない。昨日の件で、私はもう心配するのにも疲れた。もう、しげの心配なんかしてやらないぞ!
 けど、ハッキリ跛引いてるじゃんか。薬飲んでても絶対悪化するぞ。いいのかオイ……って、心配しないって決めたのに(´o`;)。


 朝方、東京のこうたろう君から電話。
 しげのケガのことを知って、心配して電話してきたのだ。
 こういう時、「いやあ、心配しなくても大丈夫だよ」と言えないのがなあ(-_-;)。
 練習に出かけたと言う話をすると「なんで付いて行ってやらないのか」と詰られる。いやまあね、そうしてやりたい気持ちもないわけではないのだけれどもね。昨日からこっちの流れを説明して、「自覚のない人間に、何を言ってもムダだよ」なんて話をする。
 しげの暴走は今に始まったことではないので、こうたろう君も呆れつつも苦笑するしかないようだ。
 先日、「境界例」のことについてこの日記に書いたのを読んで、こうたろう君、なぜか感激しちまったらしい。
 「泣いたよ」……ってなんで? それともそれはなにかの比喩か? 「情けなくて泣いた」って意味? 一昨日の記述のことだろうけど、読み返して見ても、どこに引っかかったのか、ちょっと判断ができない。
 日頃から「もちっと筆を抑えなよ」と私の暴走をたしなめてくれるこうたろう君であるが、それでもタマに私の文章に過剰に反応するところがある。それがまた、私が時々陥る「ああ、この宇宙って、なんて奇跡がいっぱいなんだろう! お星様に乾杯!」モードに入ってる時だったりするんだよな(^_^;)。いや、だからよう、そのときにはもう、熱に浮かされてるんだってば。だもんで、あとですっかり冷静になったときに「こないだの文章よかったよ!」なんて誉められたりしてもよう、もう赤面しちゃうっつーか、こっぱずかしいったらないのよ。
 まあ、ちょっと「ポエムでも書いてみちゃいたくなる」病っての? そういう状態の私の文章に引っかかったからって、下手に感動してると宮崎駿から「トトロばかり見てるんじゃない!」と叱られちゃうぞ(^o^)。 


 休みを利用して、まだ書いてなかった日記を続々更新……と言っても一日に書ける量はせいぜい三つか四つが限度。もちろん、一日分の量を10行程度に抑えちゃえば、あっという間に書けてしまうのだが、どうも栗本薫の生霊か半村良の死霊あたりが私にとり憑いているらしい(^_^;)。書いてるうちに止まらなくなるのである。
 ……ついでに質も伴ってくれてたら、こんなに嬉しいことはないんだが。


 WOWOWで、劇場版『アタックNO.1』の映画シリーズを四本一挙に放送。
 劇場版と言っても、テレビシリーズの数話を「東映まんが祭り」用に再編集しただけのしろものだから、映画的な面白さはないに等しい。
 昔の劇場版アニメにはよくあったことだけれど、テレビのスタンダードサイズの天地を切って、無理やりシネスコサイズにしているものだから、顔のアップがでか過ぎたり、握手してても手が映ってなかったり、見にくいこと夥しい。タテにスクロールするくらいできなかったかね(というよりトリミングすること自体、おかしいんだが)。
 けど、脚本は古臭いし、キャラデザインは『巨人の星』と同じでダサイし(どうして浦野千賀子の絵と川崎のぼるの絵とが同じ絵になるんだよう)、当時もよく毎週毎週見てたよな。
 やっぱりブルマーに引かれてたからか?(^_^;)……って、七歳かそこらでよくもまあ。


 雨の中、久しぶりに自転車に乗って博多駅へ行こうとして、駐輪場に行ってみると、しばらく乗ってなかったせいなのかサドルのところに「廃棄処分にします」とハリガミが。マンションのステッカーが貼ってあるから、放置自転車と勘違いされたわけではない。
 このマンションの管理組合、ちょっと性格のいやらしい人間が増えてきてるようである。
 たいして雨が降ってないな、と思って傘を持たずに出かけたら急に土砂降り。慌てていったんウチに戻って傘を持って外に出た途端、雨がピタリと止む。
 銀行に寄っておカネを卸そうとしたら、通帳を持ってくるのを忘れていて、取りに帰るハメに。やっと戻ってきたら、今度は時間切れで銀行が閉まっている。
 なんだかマーフィに祟られてるぞ、今日は(-_-;)。
 紀伊國屋を回って本を数冊物色、その足でパピオまでしげの様子を見に行くが、このテレスコは、もうギプスを外して立っている。
 「もう歩けるもん」と言ってるが、相変わらず左足は跛を引いたままだ。
 其ノ他君が「動かないようにって言ってるんですけどね」と途方に暮れている様子。……はやく治して、本番の時に迷惑をかけないように、というアタマがないのだな、こいつは。
 なんだかもう、しげの何も考えてないヘラヘラ顔を見てるだけで頭痛がしてきたので、雨の中をさっさと帰る。

 晩飯は近くにできた「五風」という店。
 前はファミレスがあったところで、今度のもそうかと入ったら居酒屋のチェーンだった。一人で居酒屋って、なんだかうらぶれた中年みたいでいやだなあ……ってその通りなんだけど(-_-;)。
 仕方なく焼き肉を頼む。トンとろにホルモン、それに「とろとろトウフ」というやつ、その場でニガリを混ぜて豆腐を作って食べさせるのが面白い。固まりきれないようなトロッとした舌ざわりがいい。
 トマトには塩をかけずに食べる。
 しげがこんなふうに、トマトをちょっと切って、夜食に出してくれるだけでも嬉しいんだけど、それも遥かな夢か。
 (;_;)( ;_)( ;)( )(; )(_; )(;_;)(T-T)うるうる~。


 マンガ、藤子・F・不二雄『パーマン/パーマン誕生!!』(小学館/My First BIG・300円)。
 いや、驚いたね、第1巻の書きなおし。設定から何から全部初期のと変えられてるんだもの。
 知ってる人も多いと思うけれど、もともと、須羽みつ夫たちを「パーマン」にしたのは、「スーパーマン」だった。これが再アニメ化のときに版権に引っかかると言うことで、「鳥だ! 飛行機だ! バードマンだ!」ということになった。やってきた星の名前も「スーパー星」から「バード星」に変えられたし、もしもパーマンの秘密がバレたら「頭をパーにしてしまう」という設定も「動物に変える」になった。あ、あと、「時速91キロで飛べる」ってのも「119キロ」に(^o^)。
 けど、確か第1話の出だし、虫コミックス版では「かば夫がみんなのお年玉を取り上げる」話だったはずだ。それが「年賀状を取り上げる」話になっているし、「スーパーマン」は「バードマン」どころかただの「超人」という普通名詞になっている。スーパー星もただの「遠い星」だ。
 コマの書き足しなんかは絵柄から見て再アニメ化のときのものだろうけれど、ここまで細かくチェックされちゃうものなのか、昔のマンガでも。
 昔の『パーマン』の虫コミックス、なくしてしまったのは、返す返すも惜しかったなあ。


 マンガ、奥瀬サキ原作・目黒三吉漫画『低俗霊DAYDREAM』3巻(角川書店・567円)。
 ……あ、深小姫ちゃん、まだ処女だったの(・・;)。
 SM女王様って設定だから、全然そんなふうに思ってなかったけど、霊媒師だからなあ、処女っつーか、神の巫女が乙女ってのは当然といえば当然かなあ。
 もともと巫女ってのは処女性と娼婦性の両方を持ってるものだから、非常に伝統的な設定であるわけだな、これ。どうして今の今まで処女かってのが「パイパンだから」というのが笑えるけど(笑っちゃいけませんね。世の中にはそのことで苦しんでる女の方もいらっしゃるでしょうから)。
 オリジナルシリーズの流香魔魅の復活を望んでいないわけではないけれど、崔樹深小姫にも愛着が湧いてきた。普段のほよよんとした顔もいいけれど、低俗霊を心底毛嫌いした時の、ゲロ吐きかけたがってるみたいな「この下道が」って表情が実にイイ。……いや、M的快感を言ってるわけではなくて(^_^;)。
 まあねー、言っちゃなんだけど、「こいつ死んだほうが」と言いたくなるようなヒトって、ホントにいるからねー。低俗なら低俗でいいんだよ、人間、みんなヒトカワ剥けば下品な存在なんだからよ。
 でも犯罪を犯しといて悪びれないならまだしも、図に乗るヤツね、意外と多いから。「ついやっちゃいますなあ、はっはっは」て程度なら、まだ人間の業かね、これも、ってところですませられなくもないが、「あなたも一つどうです?」だなんて、人を共犯者にしようとするなよ、オイ(-_-;)。
 こういうヤツこそ、世間の低俗霊諸君には気張って頂いて、地獄に引きずりこんでほしいものだけれど、なかなかそんなことにならないのは、結局、霊なんていないってことなんだろうね。
 その分、フィクションの中では深小姫ちゃんに頑張ってほしいものである。いつまでもばーじんのままで(本人はイヤかもしれんが)。

2001年05月04日(金) ウナセラディ東京/江戸東京たてもの園/『ヒカルの碁』12巻(小畑健)


2002年05月03日(金) ジンクス再び/『ジャングルはいつもハレのちグゥ』9巻(金田一蓮十郎)ほか

 寝室の電球が切れていたので、とっかえようとしたら、根元のコードがプチッと切れて、土台自体が落ちてきた。
 十年も同じ部屋で暮らしてると、あちこちガタが来るもんなんだなあ。
 考えてみたら、子供の時分から、別に他の土地に移住したわけでもないのに、引っ越し経験だけはやたらにある。
 色々事情があって、近場をぐるぐる移動してたのだな。
 けれど、引っ越すにしろ、親が拘ったのはそこが「博多」であること。
 先祖代々、博多の職人、ということに誇りっつーか意地のようなものを持っていた両親にしてみれば、博多以外の土地に住むことなど考えられなかったのだろう。
 で、今、父は紆余曲折があって、博多以外の土地に住んでいるのだが、住所登録を未だにそこに移していない。……そこまでしてなぜ「博多」に拘るか、と、他地方の人には理解に苦しむところだろうが、伝統に拘ると言うのは得てしてそんなもんである。


 私のパソコン机の前に並べた食玩フィギュアも相当数になったが、余りコンプリートとかには拘らずに、適当に面白そうなものを並べているだけなので、見ようによっては結構、妙な構図になっている。
 エヴァ初号機とサキエルが戦ってる後ろでポセイドンがポージングしてたり。
 ジェットジャガーの尻に不思議の国のアリスが擦り寄ってたり。
 鉄人28号とブラックオックスが戦ってる後ろで妖怪垢舐めが「UFO」のポーズ取ってたり。
 惣流・アスカ・ラングレーのスカートの中身をゲゲゲの鬼太郎が覗いてたり。
 妖怪釣瓶落としの後ろにキングギドラを置いておくと、まるでハゲ頭の上から首が三つとハネが生えてるように見えるのが笑える。
 ……こういうの、もしかしたら新しいタイプのジオラマかも。
 友人の息子さんからもらった、カードを型抜きしたヤツを組み合わせると怪獣になるってヤツ、これで昔なつかしのトントン相撲ができることに気がついた。
 早速、適当な箱を土台にして、トントンやってみる。
 もらったカード怪獣は、ゴジラとアンギラスとデストロイアだったんだけど、一番さて、一番強かったのはどれでしょう?
 正解は「デストロイア」。直立してて両足と尻尾の3点が安定してるんで、殆ど微動だにしない。アンギラスは前傾姿勢なのですぐ前に倒れる。でもそれ以上に不安定だったのがゴジラ(これはモスゴジか)。尻尾が浮いてるので、すぐふらついて倒れちゃうのだ。
 これ、もっと怪獣の種類を集めて大相撲大会とか開いたらおもしろそうだなあ。……ってこんなのまで集めてたらまたしげから「邪魔なもの買うな!」と文句言われそうだが。


 しげが朝っぱらから(と言うか、まだ夜中なんだが)、いきなり外着に着替え始める。
 「どこか出かけるのか?」と聞いたら、「車のところ」とだけ答える。
 私はひと眠りしていたのだけれど、しげはその間、パソコンで今度の芝居用の映像編集などをしていたようなのである。多分、一睡もしていないのだろう(もっともその前は半日以上寝ているのだが)。
 「何してるか知らんけど、寝るときは寝とけよ」と言ったら、「オレも寝たいよ! することあるから起きてるんだよ!」と怒鳴られる。
 しげが「することがある」といった場合は、たいてい「しなくてもいいことをしてる」場合が圧倒的に多いので、疲れてるなら寝ればいいのに、とは思うが、また不毛な会話をするのもイヤなので放っておく。
 ところが、しげ、そのまま外に出て行って、いつまで経っても帰って来ない。
 何やってんだ、覗きにでも行ってやらなきゃならんのか、と思ったら、玄関のドアがゆっくりギギイ、と開いて、“底の方”からか細い声が。
 「た、助けてえ〜」
 みるとしげが地面に這いつくばって、首だけを部屋の中に覗かせている。
 新手のギャグか? と思って「なんだよいったい?」と聞くと、「テーブルの天板が足の上に落ちてきた〜」と涙を流している。
 「テーブルって……何やってたんだ」
 「大道具のテーブル車に乗せようと思ったら……天板が滑り落ちてきて……足の上に……」
 ……ンな大仕事するんだったら、予め「手伝って」と言えばいいのに、「車に行く」だけしか言わないんだもんなあ。
 しげの左足を見ると、なるほど、信じられないくらいに腫れあがっている。
 ギャグマンガなんかで、タンコブがぷっくりとモチみたいに膨らんで描かれてたりするが、まさしくあんな感じだ。実際、足の甲が盛りあがって、シャレじゃなく足の幅が2倍になっている。
 「骨は?」
 「指が曲がるから折れてないとは思うけど」
 というしげの言葉をマトモに信じることは出来ない。折れてないにしてもヒビが入ってるくらいの可能性はある。テーブルの天板、多分10キロくらいはあるはずだ。
 「救急車呼ぶから待ってろ」
 休日だし時間はまだ朝の6時だ。救急病院以外は直接行っても診察してはもらえないだろう。大袈裟だけれどそれ以外に手はない。
 「骨折してるかも」ということで連絡すると、2、3分で救急車が来る。
 部屋は三階なので、玄関に降りるまで手を貸す。しげ、ケンケンしてついてくるが、それだけでもかなり痛そう。
 担架に乗せられ、救急車に運びこまれるしげ、息が相当にあがっている。
 署員の方が、あちこちの病院に連絡を取ってくれるが、予想通り、近場の病院は満杯なのか当直がいないのか、たいてい搬入を拒否される。
 ……死にはしないだろうが、こういう「タライ回し」に近い感じって、やはり気分はよくない。ようやくちょっと離れた、練習場に近いところの病院と連絡が取れてそこに運びこむことになる。
 以前も確か、車に撥ねられて救急車で運ばれたんだよなあ、しげ。
 人には目が悪いんだから気をつけろだの、何かにつけ不注意だの、文句ばかり言ってるくせに、実際にケガをするのは決まってしげの方なのだ。私は確かに目が人一倍悪いが、意外とカンが働いてそんなに大きな事故にはあわない。
 不注意という点ではしげの方が圧倒的に勝っているのだ。今回も、一言私に声をかけてさえいればこんなことにはなってないのに、ともう一度愚痴る。
 公演本番直前だというのに、自分の立場ってもの、考えてるのか、しげ。

 病院でレントゲンを撮ってもらうが、幸い、骨折はない。
 けれど相当に腫れてはいるのは事実なので、結局、ギプスは着けることになる。
 しげ、いかにも練習をしたさそうな気配だったので、お医者さんに、「安静にしとかないといけませんよね? 車の運転とか無理ですよね?」とあえて聞く。
 「当然です。足は上にして、血が溜まらないようにして寝ていてください」い者はそう言ってくれてるのだが、しげは多分、話半分にも聞いちゃいないだろう。
 松葉杖を貸してもらって、薬と湿布をもらって、タクシーで帰宅。
 連休にようやく入ったってのに、ゆっくりさせてもらえないんだもんなあ。

 練習に行きたがってるしげに「馬鹿」とクギを刺して、今日集まる予定のメンツに電話で連絡をしまくる。
 しげ本人に連絡をさせると、「やっぱり今日、練習に行く」とか言い出しかねないし、下手に劇団の連中がウチに「見舞いに行く」とか言い出したりした日には本気で困る。
 しげはさびしんぼうだから、まず確実に見舞いを断れない。
 それでも休んでいればいいが、客が来ればしげは確実に応対する。というか、じっとしてはいられない。何度も日記に書いてるが、しげは頭が弱いのだ。しかし、ウチの劇団の連中も頭は相当に弱いので、しげを気遣えないのがはっきり解る。「見舞いに来るな」と直截的には言えないが、せめてそれくらいの様子は察してもらわないとなあ。
 8時近くになってるってのに、みんながみんな、まだ起きてね〜んでやんの。
 よしひと嬢は風邪を引いていて、今日は休むとのこと。
 ウチに泊まりの予定だったが、偶然とはいえ助かった。別によしひと嬢を迷惑に思っているのでなく、しげは彼女の前だと、緊張してドジまくるのである。全く、レズっ気あるヤツはこれだから(-_-;)。
 穂稀嬢も鴉丸嬢も寝惚け声。穂稀嬢には練習場のカギを開けてもらわなければならないので、手続きの方法をメモしてもらう。
 「ふわ〜い」とか、声が宙をさまよってたが、大丈夫だろうか。
 でも、鴉丸嬢に比べてみたら、それもまだマシだった(-_-;)。
 「今日さあ、かくかくしかじかで、しげ、練習に行けないから」
 「はにゃ〜(「はい」のつもりらしい)」
 「でさあ、このこと、其ノ他君にも伝えてもらいた……」
 「今、隣で寝てるよお、替わろうかあ?」
 ……だと解ってるから「伝えて」と遠回しに言っているのに(-_-;)。えい、なんで休日の朝っぱらから、他人の睦言、聞かされなきゃならんのだ。其ノ他君も電話の向こうで寝惚け声出してんじゃねー。凸(-~~- )。
 
 ともかく、今日は一日、しげについていてやるしかない。
 冷蔵庫に残っていたありあわせの材料で、朝はスコッチエッグのハヤシライス(冷食)、昼は鶏肉をネギとナメタケと一緒に炒めて、中華スープをかけた丼にして出す。
 「美味しい」と言って食べはしたが、しげ、「食べきれない」と言って残す。
 ううむ、しげが食事を残すとは、ケガの痛みが腹の調子まで悪くしちゃったのか?
 左足の腫れ、昼を過ぎても引く様子がない。湿布を取り換えてやるが、看護婦さんが貼ってくれた湿布、端に切れ目を入れてあって、足の甲の曲線にピッタリ合うようになっている。
 おお、これはうまい手だと、しげにもそうしてやる。
 しかし、本当は痛いんだろうけど、湿布を貼られてる最中、しげは「うひひひひいいい!」とか「はううううう!」とか、「ちべてええええええ!」とか、アホな叫び声しかあげない。
 だんだん心配してやるのがバカバカしくなってきた。
 「ともかく寝ろ!」と厳命したら、食ったあと、しげはコテンと眠った。
 寝ててもアホは治らんだろうが、少なくともケガだけは治る。めんどくさいからさっさと治ってほしいぞ。これじゃ「公演があるたびにしげは足をケガする」ってジンクス、出来ちゃうじゃないか。


 夕食はさすがに食料が尽きたので、近所のほか弁まで出かける。
 チキン南蛮とか焼肉とか買って帰ってくると、何と鴉丸嬢、其ノ他君、つぶらや君が来ている。
 しかもしげ、立って話ししてるし。
 「何立ってんだよ! 寝てろって言ってたろ!」
 三人に挨拶するより先に、思わず怒鳴った。慌てて寝室に引っ込むしげ。
 どうやら携帯で連絡を取り合って、練習が終わったあと、「見舞いに来る」ことになったらしい。全く、人の目を盗んで、いつの間にそんなマネを。
 便利かもしれないけれど、管理しなきゃならないときにそれができないって点では、迷惑なことも多いんだよなあ、携帯。
 鴉丸嬢は台所で、何やらおさんどん。
 洗い場で食器を洗ったあと、ホイップたっぷりのケーキを作っていた。
 ……気持ちはありがたいけどな、病気とかじゃなくてケガなんだから、少しは状況を察してもらいたいもんだよ。いい加減、つきあってて分らないのかなあ、しげがホントに馬鹿なんだってこと。
 足が痛くても、薬でいったん痛みが押さえられれば、「治った」と勘違いするくらい馬鹿なんである。見舞いに来られりゃ、落ちつかなくってチョロチョロ動きたがる。そうなると押さえが利かないのだ。
 子供を相手にしてるのだ、ということ、わかってほしいんだけど……って見舞いに来る方も子供だから仕方がないのか(-_-;)。
 なんだかもう、こちらの方が機嫌が悪くなってしまって、せっかく来てくれた三人には悪かったけれど、私は始終、少しばかり無愛想であった。

 東京で買った土産物なんかを三人に見せたりする。
 しげをおとなしくさせとくには、三人の注意をこっちに引きつけといた方がいい。しげがときどき寝室の方から「ふやああああ」とか淋しげな声をあげているが、知ったことか。
 スーパーフェスタやジブリ美術館の話をすると、本気で羨ましがられる。ウチの劇団の連中はたいていがオタクだし、将来、そちら方面の道に進みたいと考えてるやつも多いのである。
 開田裕治さんデザインの「電柱Tシャツ」を着て、其ノ他君に「これは正直者にだけ電柱の向うにガメラが見えるTシャツなんだよ」と説明するが、なんのことかわからず、キョトンとされる。うーん、イキなデザインだと思うんだけどなあ。
 鴉丸嬢に、「ビッグサイト、韮山さんとか来てたよ」とか言うと、声が半音階上がって、「来てたの!?」と泣きそうな顔になる。
 来てたけど、サインもらえなかったんだよ、しげがイヤそうな顔してたから。
 他にもいろんな話をしているうちに、自然に三人ともこんなタメイキをつく。
 「行きたいなあ、でもカネがない」
 そりゃま、そうだろう。
 私も、学生のころはカネがなくて、いろんなイベントを諦めた。もっとも、私は生活費を削ってまで、本と映画に入れこんでたから、「貧乏」ってわけじゃなかったんだけれども。
 でも、今の10代、20代の若い人の大半は、たいてい貧乏である。もちろん一文無しの貧乏、というほどではないが、東京に旅行に出かけるカネを溜められるほどの収入は手に入れられていない。
 バブルのときだって、私ゃヤンエグなんてのに会ったこともないからなあ。
 けれど、本気で自分の道を主体的に選ぼうと思ったら、当初の「資金」はイヤでも必要になるのだ。
 鴉丸嬢など、ハタチ過ぎてまだ親と同居してるから、「さっさと自立して、自分でカネ稼いだら?」と以前から言ってるのだが、「親といたほうがラクだし」なんて言ってる。この子はたしか、近々エロマンガ家になる、と宣言してたはずだが、親掛かりのエロマンガ家ってあるのか。いや、あっても悪いってわけでもないのかもしれないけど、少なくとも、リアルなものは描けそうにないように思うけど。

 私は、鴉丸嬢が「エロならデビューが簡単だから」とか言ってるのを聞くたびに、ちょっと腹が立っているのである。
 確かに、エロから入ってプロになった人、プロになったあとで「デビューはどうしてエロから?」と質問されて、「それが早道だったから」と答えてる人がいるのも知っている。
 けれど、鴉丸嬢の場合問題なのは、シロウトなのに何も知らずに「エロマンガを描いてデビューするのはラクチンなのかあ」なんて短絡的に考えてるように思えてならないことだ。もしそうなら、そりゃ大間違いだと言いたいのだ。
 経験が豊富じゃないとエロマンガは描けない、と断定をするつもりはない。創作の基本は想像力だからだ。
 でも、鴉丸嬢が、少なくとも、マンガ読んだ読者のナニを立たせるだけのものを描こうと本気で思ってるのなら。……マンガのキャラに入れこんで「この女抱きたい」と思わせたいのであるなら、「セックスが嫌い」じゃマズイだろう。
 ……いや、本人は日頃からやたらエロ話してるんだけどね、それが痛々しいのは、聞いてて、「ああ、この子、ホントはセックスに関して開き直りきれてないんだなあ」ということがわかっちゃうからなんだよねえ。
 鴉丸嬢は、「エロ描いててもエロにならないし」とか言ってるが、それは当然だろう。男性経験はそれなりにあるようだが、基本的には未だに純情でマジメな女の子なのである、鴉丸さんは。
 鴉丸嬢には悪いが、もともと、エロには向いてないんだと思う(卯月妙子さんのエロマンガとか、開田あやさんのエロ小説読ませても、一所懸命「ウケて、かわしてる」し)。
 「『マンガのための取材だからAVに出て』って編集から言われたらちゃんと引きうける?」なんて質問して困らせてしまったのはちょっと意地悪だったなあ、と反省してるが、当人に根性が足りないことは紛れもない事実だ。本人は「ゆっくりデビューするから」と言ってるが、今のままでは、百年経っても無理だろうな。

 ああ、私がこの日記にエロ話を書かないのは、別に偏見があるわけではなくて、単にコンセプトが違うからです。でも、エロ小説は書いてみたいですね。戯曲もギリギリ、象徴的な形で書いてみたことあるんだけど、実際に上演してみたら、思いきり表現を押さえたのにやっぱり反響がすごかった。
 ……世間の大純情くんたち、エロにも少しは馴れようよ(-_-;)。


 チャンネルNECO『博多ムービー ちんちろまい』。
 一年ぶりかそこらで見返してみても、やっぱり馬鹿さ加減が光ってるなあ、この映画(^o^)。前にも感想を書いたんで、大筋は省略。
 ともかく、しげがわかんないところで私が笑いまくってるので、しげは機嫌が悪い。かと言って、博多人以外に解説したって、「ああ、それってそういうギャグだったの」って「理解してもらえる」だけで、感覚的に笑ってもらえるわけじゃないからなあ。
 「とっとっと、すっすっす」と武田鉄矢が言ってるの、こっちじゃ定番のギャグなんだけど、何のことかわかんねえよな(正確には「とっとうと?」「すうすうす」で、「取っているのか?」「風が吹いて肌寒い」の意。「すうすう」ってのが風が吹いて服と肌の間に入りこむときの擬音なんだね)。
 「しかぶる、ばりかぶる、たれかぶる」、全部、おしっこ、うんこを漏らす表現です。いやあ、三連発で言われるとキツかばい。
 博多語のギャグば説明するこつは、やをいかん。


 マンガ、藤子不二雄A『魔太郎がくる!!』2、3巻(嶋中書店/アイランド・コミックスPrimo・各300円)。
 鴉丸さんが、これを見て「あっ、あの『ドーン!』って言うヤツ」なんて言いやがった。そりゃ、『黒イせえるすまん』だよ(--#)。
 あっ、口の利けないやつが人形に自分の意志を喋らせるってネタ、安孫子武丸や『あやつり左近』より『魔太郎』の方が早いぞ。……って誰でも思いつくことだから剽窃ってわけでもないな。
 ……このマンガに「カップヌードル」が出て来てるの見て、初めてその存在を知ったんだよなあ。1972年か。もう三十年前……(-_-;)。


 マンガ、金田一蓮十郎『ジャングルはいつもハレのちグゥ』9巻(ENIX/ガンガンコミックス・410円)。
 うーん、新しい弟の登場よりもなによりも、今巻はダマが……ダマが……、ちょっとインパクトありすぎ(@。@;)。
 た、頼むから、あんなアフロのストーカー婆さんを、ウェダママ以上のナイスバディで描かんでくれ……(-_-;)。もう、繰り出されるギャグが「笑う」と言うより「唖然とする」の連続なんだものなあ。
 ……OVAのアニメシリーズ、この辺までアニメ化されるのかなあ。必ずしも原作の順番にこだわらないんだったら、作画がいかにも暴走しそうな今巻なんか絶好のネタなんだけど。
 ……それにしても、グゥの影が薄くなってきてるぞ〜、金田一さん、なんとかしようよ〜。……それから、著者近影、全く載せなくなったのはもしかしたら「太った」から?(失礼)

2001年05月03日(木) 東京行進曲/舞台『ラ・ハッスルきのこショー』ほか


2002年05月02日(木) 私は病院に行くかしら/『COMAGOMA コマゴマ』2巻(森下裕美)ほか

 疲労はピークに達しているが、今日仕事に行けば、なんとか休みだ。
 と、こんなときに限って、一足先に休んでいる同僚がいたりして、代理の仕事が回って来たりするのだ。
 今日中にやろうと思っていた仕事、来週に持ち越し。
 ……と、こうして仕事はドンドンたまって行くのであった。でも去年みたく、休日出勤ばかりはしないぞ、今年は。
 外はなんだか曇り空。
 今にも雨が降り出しそうな感じで、連休中は外に出ずにひたすら休んで日記の更新その他をしたいところだ。……といつも計画倒れに終わるのは、ついつい寝ちゃったり、部屋片付けてるうちに本読んじゃったりするせいなんだけどもね。


 今度の公演の小道具が足りないとかで、しげと一緒にナフコなどを回る。
 私はしげが何を必要としてるのかわからないので、ぼーっとしてたが、あとで聞くと、「刺すと引っ込むナイフ」が欲しいのだという。
 昔はあったね、そういう玩具。でも最近見かけないのは、不謹慎だってことで玩具会社も作ってないのかもな。
 「売ってないなら、作ればいいじゃん? 劇団のメンツに頼めば?」
 と私が言うと、しげ、きょとんとした顔。
 「……そうか、自分で作らなくてもいいんだ!」
 つまり、しげ、自分が超極端に不器用なものだから、「小道具を誰かに作ってもらう」という発想に全然、思い至らなかったらしい。
 まあ、アテにならないメンツが多いと何もかも自分で、という気持ちに傾くのもわからないではないがな。

 晩飯はマクドナルドのドライブインでハンバーガー。
 新発売のフランクバーガー、要するにホットドッグじゃないのか。ハンバーガーとホットドッグの境界線はどこにありや? などと下らぬことを考える。
 某サイトで「マクドナルド」の略称は、「マック」か「マクド」かってのが話題になってるが、これも古くて新しい話題。実はこれ、言語学会では結構マジメに論じられていて、単純に「関東はマック、関西はマクド」とは言えないのだ。福岡じゃ以前は完全に「マック」だったからなあ。
 マックが2音節、マクドが3音節で、アクセントを第2音節に置くことの多い関西弁が「マクド」を採用したことは妥当と言える。福岡が「マック」になったのは、実はもともと博多弁が関西弁より東京弁に近かったことを証明することでもある。
 しかし、実は最近、福岡も「マクド」派がだんだん台頭してきているのだ。
 北九州や、関西の人間が、福岡に多数入りこんできていることも理由のひとつだろうが、実は「マクド」と言う場合でも、福岡は「マ」にアクセントを置くのだ。「ク」にアクセントのある関西とはやはり差異がある。
 いったい、福岡の東京志向、大坂嫌いと言うのはかつてはよく言われることであったが、実際にテレビが普及し、関西芸人が福岡にも専門の劇場を置くようになり、出張、転勤で関西人が多く入りこむようになると、「関西人のヒトを馬鹿にしたような喋り方が気に入らない」なんて偏見は言ってられなくなる。
 「マクド」が関東関西の折衷語になっているあたりに、福岡人の許容と拒絶の板ばさみになっている苦悩が見て取れる、と判断するのはチト穿ち過ぎか。
 

 ネットを探索していて、ある方のサイトで「境界例」の診断テストってのを見つけたんだけど、この質問項目がヒドイったらない。
 いわゆる「イエス・ノー」診断ってヤツだけど、「アナタ、これにイエスする? するでしょ? 心に不安があるでしょ? 病気なのよアナタは。社会にとっては不必要な存在になってるのよ? そのこと自覚してないんじゃない? 自覚しなさいよ。しないと迷惑よ!」ってな感じの質問ばっかでさあ、なんだか全ての人間を不安にさせようって目的で作られてるみたいでねえ。
 で、試しに自己診断してみた(^o^)。

1 私は周囲の人や物事からいつも見放されている気がする。
  →職場の上司からは(同僚からも)仕事してないって思われてるだろうしなあ。うん、イエスだね。
2 私は気が狂うのではないかと恐れている。
  →こんなの、昔からしょっちゅう。
   つーか、世間の人、自分が正常だなんて思っていられるの?
3 私は自分を傷つけたくなる時がある。
  →車や電車が通ってると飛びこまなきゃいけないような気になるよねえ。
   高いとこだと飛び降りたくなる。死ぬけど。
4 私は他人との親しい個人的関係を持つことを恐れている。
  →まあそうかな。
   妻を残して先立つのもイヤだし、後に残るのもイヤだ。
   だから独身主義だったんだけどもねえ。
5 他人は私に失望している。
  →期待に答えられるほどの人間だと自分で思えるやつがいるのか?
6 私は人生に立ち向かう力がないと感じている。
  →病人だし(^o^)。
7 このところずっと幸福だと思うことはない。
  →「幸福」という感覚が解らない。
   このところも何も、「幸福」ってそもそも何? と問いたい。
8 私の内面は空虚だと思う。
  →中身がないのが人間。
9 自分の人生を自分でコントロールできないと思う。
  →そんなことできる人間はいない。
10 たいてい私は孤独だと思う。
  →人はそもそもそう。
11 私は自分がなろうとした人間と違った人間になってしまった。
  →だから思い通りの人間になれるやつなんているのかよ。
12 私は何でも新しいことが恐い。
  →怖いけどやるんだよ、人は。
13 私は記憶力に問題がある。
  →その通り。私に記憶力はない。
   人の顔も覚えない。自分の名前(本名)も忘れること、しょっちゅう。
14 何かを決心することは私には難しい。
  →とりあえず、外食した時、何を食うか即決するようにはしてるな。
   けれど、それは物事が決められてるってことじゃないんだけどね。
   簡単にじゃない、という意味でならこれも当然イエス。
15 私の周りには何か壁があるように思う。
  →ATフィールドか(^o^)。ないわけないじゃん。
16 一体私は誰なのかと困ってしまう。
  →名前も忘れるやつだしなあ(^_^;)。
   自分の名前を書類に書いたりするたびに「これ誰かなあ」って思ってるよ、マジで。
   もともと「だれか」なんて人間いね〜んだってこと。自分が「誰か」と思ってるやつの方がモノマニアじゃないの?
   ……とフレドリック・ブラウンが言ってました(^o^)。
17 将来に不安がある。
  →まあ、早死にしそうだし。
18 時に私はバラバラになるように感じる。
  →いっそのことなりたいね、辛い思いして生きてかなきゃなんないなら。
19 私は人前で気を失うのではないかと心配している。
  →紙一重で保ってるなって思うこと、しょっちゅう。
20 私はできるだけ努力しても決してうまくはできない。
  →実感(-_-;)。
   キサマ、オレのこと見とるんか。
21 私は自分が何かを演じているかのように自分を見ている。
  →これは確実。
   演技してない人間なんていない。
22 私はいない方がむしろ家族はうまくやっていくだろう。
  →知るか。
   死んだあとのことは意識ないから責任持ちようがないし。
23 私は至るところで失敗している人間だと思い始めている。
  →「思い始めている」じゃなくて、昔からそう思ってるよ。
24 この先何をしたいのか私にはわからない。
  →「何をしようとしているか」は解ってる。
   でも「やろうとしてること」って、実は「やりたいこと」ってわけじゃないんだよね。
   執着心がないの。
25 人間関係の中に入ると私は自由ではなくなってしまうように感じる。
  →自由な人間関係なんてあるのか(^o^)。
26 誰も私を好きにならない。
  →自分の思い通りに、という点でならそう。当たり前じゃんかよ。
27 実際起こったことと想像したことの区別がよく分からない。
  →記憶は捏造されるしな。
   けど、その判断が自分で客観的に認識できる人間っていないでしょ?
   「幽霊を見た」と思ったら、それが事実かどうか、誰が判断するの?
   「白日夢は誰でも見る」と、大学では習ったんだけど。
28 他人は私を「物」のように扱う。
  →私が他人を「物」として見るようにね。
   人に「心」があると思いこむのは錯覚だよ。
   自分には自分の心しか見えないものでしょ? テレパシーなんてないんだから。
29 何か変な考えが頭に浮かぶと私はそれをとりのけることができない。
  →「変な考え」は創作の原点だってば。
30 人生に希望はないと思う。
  →当然。
31 私は自分自身を尊敬することができない。
  →私ゃナルシストじゃない。
32 私はまるで霧の中に生きているようにはっきりしない。
  →昨日の自分と今の自分が同じ自分だとみんな本当に認識できているのか?   こんなにも毎日、いろんなことを忘れていってるのに。
33 私は人生の失敗者だ。
  →「成功者だ」って言えるやつ、出てこい!
34 誰か他人の責任を負うことは恐いことだ。
  →「死刑台のボタンを押す係」に立候補したい人、手をあげな。
   「ミサイル発射ボタン」でもいいぞ。
   ……あ、これはちょっとしてみたいかも。
   でも「責任がある」という意識はないな。
35 自分が他人に必要とされている人間とは感じない。
  →はい。
36 私は真の友人を持っていない。
  →これだけはノーか。
   けれど、仮に「オレはオマエの親友じゃねー」と言われたとしても傷つきはしないけどね。
37 私は自分の人生を生きることができないと思っている。
  →他人にとっての人生しか生きてません。
   そうしようと、ある時思いました。
38 買い物や映画を見に行くときのような人混みの中にいると不安になる。
  →これはノー。
   人ごみの中に紛れて「群集の人」になることの方がよっぽど安心。
   自分が消えていくからね。
   けれど真夏の満員電車はイヤだ。暗闇の静かな映画館ならいいの。
39 私は友人を作ることが下手である。
  →昔からの友人って数えるほどしかいない。
   ケンカばかりして、随分切り捨ててきたからなあ。
40 私はもはや人に認められる立派な人になろうとするには遅すぎる。
  →と自覚したのは3歳の時でした。
41 周りの人は勝手に自分の心を読んでいるのではないかと思う。
  →自分も読んでるけど。
   もちろんそんなのはただの「思い込み」なんだけどね。
   さっきも書いた通り、人にテレパシーはない。
   だから人は虚構の中でしか生きられない。
   人に「心」がある以上、「現実」なんてないよ。……押井守だな(^o^)。
42 私の周りで何かが起こりそうだと感じる。
  →グルーチョ・マルクスか(^o^)。
   そりゃ起こってるに決まってるじゃん。
43 私は残酷な考えが浮かんで苦しむことがある。
  →残酷なことしたこともあります。
44 私は自分が男性(女性)であることに自信を持っていない。
  →はっはっはっはっは。
45 私は長く友人づきあいができない。
  →事実だ。
46 私は自分を憎んでいる。
  →もちろん。
47 私は広い場所や市街にでることを恐れている。
  →「誰かに絡まれないか」という意味でならそう。
   仕事に行かずに引きこもってられたらなあ、と思ってちゃダメなの?
48 私はときに「自分は生きている」のだと自分に言い聞かせている。
  →どうでもいい。
   生きてるか死んでるかなんて発想自体がない。
   私はそこにただ「ある」だけだ。
49 時に私は自分自身でないと思う。
  →私に「自分」なんてない。作ってるだけだよ、人にこうだと思われやすい「自分」をね。

 んで、イエス・ノー、の結果。
 「あなたの得点は38/49点です
  境界型人格障害に特有な考え方が目立ちます。
  日常生活に何か問題を抱えているようでしたら医療機関を受診することをお勧めします。」
 突発的に体調崩して、仕事を休むことはしょっちゅうだからなあ。
 医者に行けといわれて行くのに吝かじゃないけど、仕事しないでいると治るし(^o^)。
 だからいいじゃんかよ、テキトーな行き方してたってよ。

 別に境界例であってもなくってもかまわないんである。
 要は本人が「治療を必要と考えるか考えないか」ってことなんであって、極論しちゃえば、「私、人格障害でもいいの」と認めちゃえば、たとえ周囲にどんな迷惑かけようが、本人は納得してんだからいいのだ。
 しげがこの診断を受けたら、私以上に高得点をマークするだろうが、本人が「別にこれでいいしい」と言い出すことは目に見えている。今までだって、「それじゃ困るんだよ!」と私が怒ると、「つまり『あんたの基準に合わせろ』ってことなんだね?」と言い返してたヤツだからね。
 ……ある意味、それは正しい。
 しげの心の中に、「このままじゃいけない」という発想自体がないんだから。
 このあたりが難しいところなんだが、私はしげがもっと社会生活が出来る人間になってほしいと望んじゃいるんだが、仮にそれが出来なくて、社会不適応者のまま人生を終わったって、別に構わないとも思っている。
 最終的に自分がどんな生き方を選ぶかは本人が決めることで、社会の落伍者になったからとして、人間としての存在が傷つけられるわけじゃないからだ。総理大臣とホームレスとの間に、人格的な優劣はないよね。むしろ総理大臣の人格の方が低劣ってことだってありえるでしょ?
 私が、社会的には結構、尊敬されやすい立場の職業に就いているために、父などは「しげさんにも○○○○の妻だって自覚を持ってもらわないとなあ」とか何の気なしに言うことがあるんだが、そんなの本人とは何の関係もないことだ。
 親が犯罪者だったら子供が引け目感じなきゃなんない、ってことはないよね? それと同じことで、「誰それの妻としての立場を弁えろ」、なんて考え方は、下らんことだ。
 親は親、子は子、夫は夫で妻は妻じゃんか。

 今よう、ある重度の脳障碍の子が、ドーマン法とやらいう治療で、文字盤使って著作を書いてるってのが話題になってるけどさあ(どうもその事実自体、アヤシイらしいのだが)、「障碍があるけど、知能は優秀」って括り方、それの方がよっぽど差別じゃないか?
 障碍があったり、イノセントだったり(^^)、ヒキコモリだったり寝たきりだったり、社会的に不適応だったり、人間的にクズでも外道でも、そこにいちゃいけないってこと、ないんだよ。人生に絶望する生き方だってあるんだよ。
 ……もっとも、駅にタムロしてるホームレスには「視覚障碍者用の床のデコボコ(名前知らん)の上に座るな」とは言いたいがな。

 しげも、そういう私の考え方を読んじゃいるので、ある程度以上は私がキレない、と見越して、家事を全然しないのである。どっちかっつーと、そんな態度がナマイキなので腹立ててる気がするな、私は。
 ……だから「家事しなくていい」なんて最初から許してるわけじゃないからな。自分の都合のいいように勘違いするなよ、しげ。 


 東京のこうたろう君から、先日の某オフ会を録画したビデオテープが届く。
 私はこれをナニしてナニせねばならないので、とりあえずナニしておいてくれるよう、彼に頼んでおいたのだが。無事にナニしてくれたようでよかったよかった。
 ……事情を知ってる人にしか分らない文章ですみません。
 何しろこのテープばかりはナニがナニしているものだから、具体的には書けないのですよ。
 ……なんだか、私の日常って、あちこちにいろんな形で書き散らしてるけど、ジグゾーパズルみたいになっちゃってるなあ。ピースを全部集めないと、私の本当の姿は見えてこない……と言っても、全部明かした文章はどこにも書いてないのだけれど。
 本来、もっと赤裸々に書いておきたいんだけどねえ。
 でもナニをナニしたがるヤツも多いので、こればかりは仕方がないことなのである。


 マンガ、森下裕美『COMAGOMA コマゴマ』2巻(集英社/YJコミックス・840円)。
 今巻の新キャラは、男の子みたいな女の子マコトちゃんと、さびしんぼうの愛犬ゴロー。あとさりげなく登場のクリーニング屋のお姉さんや住職さん。
 でもやっぱり一番強力なのはゴローかな?
 ゴマちゃんみたいにマスコットキャラにはしにくい犬だけど、「森下さんらしい」キャラではあるんだよね。今回のシリーズには登場しないけど、実は『少年アシベ』の味田君とかサトシ君とか「ここだけのふたり」のたきえさんとか、ちょっと境界線にいるようなキャラを描かせたら、森下さんは最高にうまいのである。
 ……おっと、買ったまんまんでまだ『ここふた』の新刊、読み終わってないや。急がねばなあ。


 マンガ、原作尹仁完・作画梁慶一『新暗行御史』3巻(小学館/サンデーGXコミックス・580円)。
 新キャラ目白押しぃの、長編シリーズに突入しぃの、盛り沢山の3巻。
 その分、山道(春香)の出番が少なくてちょっと残念。
 1巻の時ほど、トリッキーでメリハリの利いた展開はなくなってるけれど、それでも阿志泰の意外な登場のさせかたなど、ツボは押さえている。でも長いこと連載を続け過ぎて、ジャンプマンガみたいに尻すぼみにならないでほしいとも思う。聚慎滅亡のヒミツを解いて、阿志泰との対決を描いて、10巻くらいが一番ちょうどいい長さになるんじゃないのかなあ。
 ……でも、ストーリーラインがちょっち、『北斗の拳』に似てきたかなあ?
 定番つーか、ありきたりな展開に陥らなきゃいいんだけど。

2001年05月02日(水) 行って来ます。/『20世紀少年』5巻(浦沢直樹)ほか



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藤原敬之(ふじわら・けいし)