無責任賛歌
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2001年05月02日(水) |
行って来ます。/『20世紀少年』5巻(浦沢直樹)ほか |
昨日、掲示板に劇団メンバーの書き込みがないよう、と書いたら、早速よしひと嬢とC−1君から書き込みがあった。感謝。 パソコン持ってるやつ、あとはあまりいないからやりとりができるのはここいらまでか。 でも鴉丸嬢や穂希嬢が書きこんできた日にゃあ、掲示板がシモネタで埋めつくされることは目に見えている。 そのときは、AIQのエロさんに引き取ってもらおうかな♪(念のため注。エロさん本人は決してエロな方ではありません)
旅行前にまた訃報と言うのも悲しい話だが、映画監督のケン・ヒューズ監督が死去。 誰だそれ、と言われても仕方がないくらい日本では無名であろう、この監督、私のフェバリット・コメディである『OO7/カジノロワイヤル』の監督の一人なのである。 一人、と書いたのには理由があって、この映画、複数の監督にバラバラなシーンを撮らせて一本の映画にしたてたというとんでもない作りの映画なのだ。 「OO7」、と聞いて、ショーン・コネリーやピアース・ブロスナンを思い浮かべて、ああ、あのスパイアクション映画ね、と思ったら大間違い。原作無視どころか、脚本もデタラメ、よくパロディ版OO7と評されるが、そんなハイレベルのものではなく、ただただアホでベタで寒いギャグのオンパレード、ただ「バカ映画」としか言えないシロモノ。 だもので、この映画、筋が全くつながっていない。主役はコロコロ代わるは、設定は変わるは、で、なんなのあの結末は、という、多分映画を見た半分以上の客が腹を立てて帰ったであろうほどにいい加減なのである。 そんな映画をなぜ私が好きなのか? それは、コメディとは「笑える」映画ではなくて「呆れる」映画なのだ、ということに開眼させてくれたからである。 何しろねえ、悪の組織スメルシュを探索するために、OO7ジェームス・ボンドが七人出て来るんだから。中には女のボンドもいるぞ(^^)。 ホンモノのOO7を演じてるのはデビッド・ニーブンなんだけど、その甥っ子がウディ・アレンって、なんでイギリス人の甥がユダヤ人なんだよ。 誰がこんなギャグ書いたか分らないんだけど、監督のケン、翌年に同じくイアン・フレミング原作の『チキ・チキ・バン・バン』の監督を、これまた原作無視のミュージカル・コメディに仕立てていることを考えると、その辺結構関わってるのではないか。 未見の方はぜひとも一見、そして呆然としてほしい。
帰宅して、しげと近所の「ガスト」で外食。 オムライスシチュー、味が今イチ薄いが、その方が私にはちょうどよいのだろう。 トラベルセットなどをコンビニで買って帰ることにするが、しげ、言い間違えて「トラブルセット」という。 ……ホントにあったらどんなシロモノかな。持ってるだけで災厄が訪れる……って、呪いのアイテムじゃんか。ほしくないなあ。
しげは今日も仕事。旅行の前日くらい休みを取ればいいのになあ。 「だって三日も休むのに、前日休めないよ」 でも疲れて旅立って、肝心の芝居の最中に寝たりしたらもったいないと思うけど。 しげが出かけたあと、ようやく明日の東京行きの準備を始める。 当然着替えのための衣服をタンスや押し入れから取り出さねばならぬのだが、そのタンスや押入れの前にも本が平積みで山になっている。 先ず、その本を横にどけねば、と、手に取って。 はい、オチが見えましたね。 気がついたら本を読んでいて、準備が全然進まない。 準備が一応終わったのはようやく2時。……一応、というのは、まだ洗濯した下着が乾いてないからです。 あとは翌朝。
マンガ、浦沢直樹『20世紀少年』5巻。 ああ、20世紀編は大河ストーリーのプロローグだったのか。 一昨日の飲み会で、「もうすぐ終わるんじゃないか」とか言って話題にしていたが、こりゃ完全に読みが外れた感じ。多分、これは20巻はいくな。 本当のヒロインは「彼女」なわけだ。キャラデザイン的には従来の浦沢ヒロインと大して変わりがないように見えるが、何しろバックグラウンドに5巻を費やしている。多分ありきたりな展開にはなるまい。 そう言えば飲み会の中でゴクウさんが「マンガ家三大なおき」って言ってたな。「なおき」という名のマンガ家はみな天才だそうである。 曰く、「浦沢直樹」「唐沢なをき」「山本直樹」。 ……納得だなあ。
神坂一原作・トミイ大塚作画『スレイヤーズすぺしゃる』3巻。 帯にアメリア登場、と、あったので、もしやついに「ナーガ」とのご対面? と思ったが、すれ違いでやんの。 ……まあ、そうするしかないよな。
ちと疲れたので今日はここまで。 まだもちっと買いとくことはあるのだが、それも帰福後。 それではみなさん、行って来ます(誰に向かっていっとんじゃ)。
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藤原敬之(ふじわら・けいし)
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