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■ アフリカにフォーカス。
本日は、ジンバブエに来てからもっとも印象的であり、かつ重要な土曜日だったように思う。
そして、わたしがやっと「アフリカに来た」という十分な実感を得た日だ。本当の意味で。
いままで、わたしはどこか違う世界にいた。 頭の中がどこかすっきりしないのに、それになんとなく気づかぬ振りをしてここふた月を過ごしていたに違いない。しっくりこない。でもそれをどのように打開すればよいのかわからず、ぼんやりしていた。 せっかく、アフリカに戻ったというのに。
今日、エディンバラ大学の若手の先生宅(先週末ジンバブエ入り。政治のエキスパート)のブライ(南ア流バーベキュー)に招かれていった。そこは、いわゆる中流階級のフラットでとても居心地がよく、庭で豪快に焼かれる肉は気持ちよいくらいの焼け方だった。ビールと肉と、会話と笑い。
そして、招かれた教授(米国人・ジンバブエで20年以上を過ごす)、エディンバラ大学で修士をとったジンバブエ人青年(知人)、その友人、別のエディンバラの講師、そのジンバブエ人の奥さん。 知的でウィットに富んで、かつ面白く、そしてジンバブエという土地のことを本当の意味でよーく知っている彼ら。単にアカデミックというだけではなく、この土地に馴染んでいるひとびと。 その会話は、じつに面白かった。
そして、エディンバラ話ができるのもわたしにとっては非常に良かった。 あのころのことを思い出し、またそのセンスを取り戻す感覚を覚えたからだ。
英国のことを思い出すとアフリカへの感覚が戻ってくるし研ぎ澄まされる、というのは、何らかのバイアスがかかってそうな気がしなくもなく、ちょっと何かなと思うのだが、しかし、それがわたしの思考回路の仕組みであるのなら致し方ないし、むしろ歓迎し、積極的にたどるべきなのだろうと思う。
だから今日、やっとアフリカにフォーカスがあったように思う。 ジンバブエにかかわりはじめたような気がする。 二ヶ月経ってはじめて。 職場以外の、まったくちがう世界の、ごくあたりまえのこの国の人たちに触れる。 そんな単純なこと。 とても大切なこと。
2005年10月22日(土)
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