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■ アフリカという土地にいるのだ。
郷にいれば郷に従えという言い方は あまりにまとめすぎていて気に入らないが、 それにしてもアフリカという土地に住むという ひとつのステップが何年か越しでかなったわたしは、 外交官と同じ暮らしではやっぱり申し訳ないと思う。
それがゴルフをしない理由である。 それが、大量に日本の米を買い込まない理由である。 それが、自分でメイズを買い込み、ひとりキッチンで こねくりまわしてサザをつくる理由である。 それが、ショナ語をいっしょうけんめい覚えようとする 理由なのである。
この大地に住む者が、この大地に暮らすように、 わたしもまたそれを感じたいし、できるかぎり そうしたいと思っている。
もちろん、ぜいたくな家を借りることが出来 電気水道や電話まできている。 インターネットだって出来る。
でもせめて、そういう心がけで生きないと、 ここへやってきている金が無駄ではないか。 意味がないではないか。
アフリカ研究者として、アフリカを愛するひとりとして、 わたしはそう思う。
2005年09月21日(水)
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