あふりかくじらノート
あふりかくじら



 かくこと 描くこと 書くこと


書くことによって生かされているとか
なにやら
危うげなことばですが
わからなくもなかったりするのです。

あふりかくじらのことばは
浮遊します。




2001年01月26日(金)



 地球くじら。

そうやって死んでいくたくさんのひとたちや
アフリカの貧困のことを考えながら、
わたしは
きょうの夕ごはんをつくるために野菜を切ることとか
書かなくてはならない 幾つかのエッセイのこととか
修士論文のこととか
そして 
修士を終えたあとの未知なる進路のこととか
自分の人生のこととか
それらのことで
途方にくれているのです。

この地球の上で
これだけいろんな悩みがあって
そして
ごはんを満足にたべられる我々の
責任とは
いったい何なんでしょうね。

そんな週末。
きょうは、いい天気。
海が青いです。


2001年01月28日(日)



 社会学的文学くじら。

社会学的研究のツールとしての文学などという
かっこいいことをぬかしてしまいました。
文学研究というのは、
ほんとうに主観的で解釈次第で「正解」はなくて
むずかしい、ムズカシイ。

でも、わたしが興味あるのは
文学が社会に与えた影響
そして文学に反映される社会
そういうことなのです。

自分も小説を描きながら思うのです。
文学は、いくらでも解釈の余地があり
終わりはないのだが
しかし、社会を鏡にすることによって
みえてくるものがあるのだ、と。

わたしが興味あるのは、そのツボなのです。

なによりも、このあふりか研究センターは
社会学部に所属するし…。

2001年01月30日(火)



 選択くじらのなやみごと。

選択することは
他の選択肢を失うこと。

わかっているのに
いつも両方欲しがるのです。

なやんでいるうちに
地球はどんどんまわっていくんだから。

2001年01月31日(水)



 ソウルメイトとは何か。

通常国会が始まったわけで
衆議院議員のあの方は、
まためまぐるしい生活をしておられるわけです。

「知りて行わざるは勇なきなり。」
そのことば、直接いただきました。

恐れ多くもわたしの出した拙いメールに
あたたかいお返事をくださり、
わたしのことを
「ソウルメイト」ともおっしゃってくださいました。

わたしもそして、
地球の上で、たくさんのひとびとが幸せに笑えるように
あの方みたいに、努力しなければならないような
そんな気になりました。

ソウルメイト。
そのことばに、こうしてまた出会うなんて…。


2001年02月01日(木)



 理不尽なくじら。

メールマガジンなるものを利用させていただきました。
発行いたしました。

たくさんのひとに読んでいただけるのは
恐れ多くはありますが、うれしくて仕方がないのです。

それにしても、いくら地球のことを心配しながらも、
結局自分のことで精一杯なのは自分でありまして、
まいにち大変です。

でも、自分の論文のことで動き出した瞬間から
それはもう
大興奮なのでございます。

とりあえず、チラシ寿司も「寿司」であることを
偏見でいっぱいだった英国人の方やスペイン人の方などに
ご説明できて、すこしニッポンも救われたかなと
ほっとしております。
(チラシ寿司をかき混ぜつつ、「それでスシはどこに入ってるの?スシ。生肉だよね、ほら。」などとおっしゃるんですもの。)


2001年02月04日(日)



 理解することされること。

「アフリカ理解」だなんて軽軽しく言いますけれども
どんな立場にたってアフリカについて言及するのかが
問題なわけで。

対象としてのアフリカ、ではなくて
もっと、同じ人間が生きる場所としてのアフリカ、
そこから自分が何を学べるのかというアフリカ、
アフリカのひとたちと、本当の意味で
ともだちになる。
わたしはそういうものを目指しているのです。

恵まれた物質社会に生きるものが、
ともすれば忘れがちな生きるという本質。
残念ながら、それを見失っている
アフリカ関係者もいるようです。

なぜ、アフリカか。

視野の狭い人間になってしまうことが、いちばん怖い。

ひととひとが理解しあえないことって
どうしてこんなにやりきれないんだろうね。

2001年02月05日(月)
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