あふりかくじらノート
あふりかくじら



 くじらスモークになっちゃう。

「ゴー・スモーキング」ってなんですか?
「ノー・スモーキング」じゃなくって。

どうしてオフィスで煙草をすっていいのだろう。
ノンスモーカーのひとがいたら、
苦しくないんだろうか。

(わたしが苦しい)

皆でなかよく気持ちよく仕事するために
せめてせめて、「オフィス内は禁煙」に
してほしい…。
してほしい!

(言えないの)

隣の机で煙はかれて苦しむノンスモーカーは
わたしだけではないはずなのに。

いまどき!耐え難い。
くじらスモークっておいしいのかな。


2004年02月26日(木)



 ボツワナの水が空を映す。

ほんの一部だけだったけれど、
ボツワナの映像を観た。
日本のテレビでやるなんてめずらしくて
なんだかどきどきしながらみいった。

オカバンゴ・デルタ。
ずうっと遠くまで続く平らな大地。
湿原のなか平たい水が鏡のように
青い空と白い雲を映し出す。

それよりもなによりも
ハボロネの街のようすにもフォーカスして
くださっていたことが良かった。
人々でにぎわうモールとか、買い物客とか
いろんなもの。

動物ばかりじゃ、アフリカと言えないね。

またあの国に帰りたいとおもう。

2004年02月25日(水)



 もばいるくじら。

携帯から日記を書けるというので、ますますもばいるくじらになりそうです。
はやく小笠原にいかなきゃ。

2004年02月24日(火)



 くじら耳のノイズ。

情報発信するのなら多少のノイズは
仕方のないことです、だなんて
わけもわかってないひとに諭されてしまい、
なによっておもって、いらいらしてしまったこともある。

でも、わたしの言葉をまったく理解しない
人間の存在は仕方がないとは十二分に
わかっているけれども、それでもあるとき油断していると
ものすごくくたびれたりうんざりしたり、
激しい怒りに転じてしまったりっていうことがある。

わたしはまっすぐでありたいという
夢と希望と野望はありありとしているけれども、
それは実にタフな話なのだ。

だったら、もう少し短い文章でもっとたくさんのものを
表現できるようになったらいいのだけれど。

まるで見当違いの批判を受けるのは、それだけ
なっていないということだな。

「損だよね」って言われてしまったこともあったし。
そういう気性の激しさで損してるな。

きっと。

2004年02月23日(月)



 うそのない生き方ってなにさ。

「働き方研究家」という肩書きの方がいて、
なんだか、この前あるイベントでお見かけしても
話しかける機会を逸してしまった。

でも、彼の本を読んだら人柄がわかった。
クリエイティブな話がおおくて
うっとりして、うんざりしてため息をついた。
なんてもっともな考え方なのだろう。
ものすごく共感して、ものすごく歯がゆかった。

フリーランスって言っても
やっぱりいまのわたしは
貯金が減る一方なのですよ。

ほんとうは、目一杯うそのないくじらとして
ディープ・ブルーを涼しげに泳ぎたいわけです。

でも、わざわざ会社に行って
自分の人生の時間を代価に仕事を「買って」いた自分を
わたしはとても大切にしている。
それがなければ、生き方なんて
今の半分もわかっていなかったはず。

今でも、わからないけれどさ。

*****************

『自分の仕事をつくる』晶文社
西村佳哲(ニシムラヨシアキ)著

<しばらくこの本といっしょにねむったりして
 考えごとをしてみたら良いんじゃないかとおもいます>

2004年02月20日(金)



 ファインダーの反対側。

その女性。
印象的な空気を持っていた。
ちょっと、想像していなかった。
写真家ということで、しかも
アフガニスタンとか、エリトリアとか
ガーナとかトルコとか、紛争地域や
女性がひとりでは行きにくいところで
写真を撮っている。

ファインダーを通してどこかの国の
女性の息吹は感じられるけど、
ファインダーの手前でそれを覗く女性は、
細い身体にずんとしたひとつの柱を
もっていた。

無口なのかなと思えばそうでもない。
でも、饒舌でもない。
彼女のなかで表現するのは、写真。
それなのだ。
ひたすらに、必死に、
それ以外は何もほしくなどないように。

2004年02月18日(水)



 カンパニー。

会社の帰り道、友だちに電話をかけてみた。
前の会社の同僚。
会社の女の子たちと、お酒を呑んでご飯を食べてた。

久しぶりに、たくさんの笑顔がテーブルを囲む。
わたしにしてみれば、しばらくぶりだ。

カンパニー。
このひとたちとわたしは、何かを共有している。
わたしがいま、どういう日々を送っているのか
しらなくっても、この人たちがこれから
どういう人生をおくっていくのかいまいち
わからなくっても、この共有できた空気は無敵だ。

そうおもって、たくさん面白いことを言い合って
たくさん笑った。
会社を辞めたくて苦しんでいた重苦しい日々から、
わたしは解放されていた。

ごめん、その分、すこし楽なんです。
ひとりでがんばらなくてはならない辛さがあるぶん、
楽なんです。
この時間、この場所だけで、明るさを分かち合えるのです。

それを幸せと呼ぶのなら。

2004年02月11日(水)



 陽が出て、かげって。

ゆうべ、お風呂でたくさん泣いた。
こんなにわんわん泣いたのは
ずいぶん久しぶりだ。

  <深夜のラジオの、遠い気配がする>

ゆうべ泣いたのはたぶん、
お世話になった上司が
会社を辞めてしまうという現実が、
ほんとうにきてしまったことを
実感したからだと思う。

わたしは自分のために、会社を辞めた。
つぎつぎといろんなひとが辞めたけど
彼女が辞める日は、まだ想像の世界でしかなかった。

でも、現実がやってきた。
たくさんのひとが、心の奥底で
ひっそり重苦しさを味わっているだろう。

それをすべて引き受けるかのように、
泣いた。どうしようもなくて。
どんどん、気持ちが溶け出した。

わたしが、辞めたことは
わたしのために正しかった。

そして、ほんとうに申し訳なかった。

2004年02月07日(土)



 くじら的スケジュール。

やっぱり煮詰まってしまわないように
いろんなひとに会っていこうと思う。

ビジネスの世界はものすごく現実的だ。
そのひとたちの生き方は、わたしを現実に引き戻し、
どうしたら利益が出るかを考えさせる。
ものすごく、いいことだと思う。
ものすごく、正しいことだと思う。

だからわたしは、夢見るようなことを
書けるのではないかと思う。

だってそうでしょう?

こうやって、この世界で生きていくことを
ずいぶんおぼえようとしてきたから。
そしていまは、自分にベースがあるから。

だから、スケジュール帖をうめていこうと思います。
思い悩みたくないから。

2004年02月06日(金)



 サウンド・オブ・ミュージック。

なんで
ジュリー・アンドリュースの歌声を聴いて、
ものすごく涙が出ちゃったんだろう。

あの映画、
ずっと昔にも観たことがあったのに。

2004年02月03日(火)



 くじらをとりまく世界。

今日からしばらく、OL生活に戻る。
期間限定で、一ヶ月とすこし。
あたらしい環境で、あたらしいひとたち。
ちょっと、以前の会社のような
お仕事かもしれないけれど、
あの哀しいくらいの息苦しさはなかった。

なによりわたしは、ひと月もすれば
消えてしまうのだから。

なんだかわからないが、
わたしが会社で働いてすごくストレスを
ためていたこととか、物事が進まずに
焦っていたこととか、そういう日々を
感謝したい気分になった。

わたしをとりまく世界がいくつも重なり、
いくつもずれてひろがっていく。
でも、そこにあるのはわたし自身。

そう考えると、いろんな世界の
色んな人生を歩んでいる人たちに
出会うことが楽しい。

2004年02月02日(月)
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