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■ エコくじら。エゴくじら。
「地球にやさしく」ということばの傲慢な響きがきらいで、 環境保護という概念がどれほどエコと名のつく「エゴ」の 成分を含んでいるのかということを良く考えるわけで。
ようするに、わたしにはそこまで強い意志がないのかもしれない。 いつも「マイ箸」を持ち歩くとか、ペットボトルやカンはやめて 水筒にするだとか。
勇気のないわたしは、せめて食べ物を残したりはしないように して生きている。 無意味に食べ物を残す人間に、あからさまに不快感をおぼえる。 いらないプラスティックバッグやストローや割り箸は断っている。
でも、すきとおるようにうつくしいヴォルヴィックを買う。 毎日のように、買うのだ。
「キャッチアップ理論」。 いわゆる発展途上国が現在の先進国に追いつこうと成長していった場合、 先進国のように消費していたのでは 地球が数十個なければとうてい足りない。 先進国が、ペースを落とさなければならない。 そうしないと、途上国は追いつけない。 ・・・なんて、そんなことがいったい可能なのだろうか。 それなのに、安易に「追いつけ」だなんて いったい誰が言えるというのだろう。 それがさも良いことであるかのように。
毎日ペットボトルを捨てているのに。
エコくじら。エゴくじら。 わたしだけでは、まったくないわけで。
2002年08月05日(月)
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