あふりかくじらノート
あふりかくじら
■
■
■
■
■
■
磨けば愛がうまれるのです。
鍋を焦がした。
炊飯器などという文明は所持しておらず
鍋炊き飯生活なのだが、当初気を配っていた
飯の炊き加減もいまとなっては適当。
油断した。
電話がかかってきたので、話しこんだ。
なんと初歩的なミス。
テフロン加工の鍋が焦げつくのは相当である。
さすが。すごい。
自画自賛。
しかもフラットメイトの鍋だし。
お焦げをエンジョイしたあと
一時間かけて鍋をこすった。
これでもか、というくらいこすった。
熱湯をやさしく入れ、それからブラシでがしがしやった。
深夜になった。
きれいになったとき、何だか鍋への愛着を感じた。
ひとの鍋なんだが。
2001年07月28日(土)
■
■
■
■
■
■
発酵させるのだ。
旅をして
たくさんのイメージが心のなかにどっとおしよせて
それで、かえってものをかけない自分がいる。
だから、発酵させる。
どんどん心の中に沈んで、しみこんでいったイメージ。
そのフラッシュバック。
ひとつひとつ、するすると紐解く。
アフリカにいってからもう三年がたつみたい。
でもわたしは、次の旅のことばかり考えているけれど。
2001年07月22日(日)
■
■
■
■
■
■
静かに生きること。
ずっとずっとひとりでパソコンに向かって
朝焼けがきれいだったとき。
夏なのに、とてもひんやりとした空気が
あんなふうに慌ただしく暮らしていた冬を
思い出させたとき。
たくさんの観光客の笑い声が、
城でやる、スコットランドに似合わない野外ライブが、
わたしの静かな部屋に響いたとき。
なんで、淋しいのに淋しくないんだろう。
2001年07月21日(土)
■
■
■
■
■
■
都会くじら、心地よい音。
エディンバラのとなり街、グラスゴーを舞台にした映画だった。
Late Night Shopping
色・音・都会暮らし・夜中の喧騒・通りの紙くずを踏む足音。
すこし暗い色調に、若者たちが今夜も動く。深夜の仕事。
都会って淋しいんだな、と思う。
でもだからこそ、やわらかい雨がとてつもなくやさしいんだと思う。
いきているというかんじ。
青い海のくじらもそうだけど
砂漠の上に暮らすわたしもそうだけど
でも
都会のあの若者の顔も、そうだった。
そういえば、わたしはどうやって生きてきたんだっけ。
2001年07月11日(水)
≪
≫
初日
最新
目次
MAIL
HOME
エンピツランキング投票ボタンです。投票ありがとう。
My追加
★『あふりかくじらの自由時間』ブログはこちら。★
Rupurara Moon
〜ルプララ・ムーン〜 ジンバブエのクラフトショップ
『あふりかくじらの自由時間』
を購読しませんか?
E-mail
【あふりかくじら★カフェ】
を購読しませんか?
E-mail