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■ 腰巻写真、獲物を狙う。
非ネット生活を終え、南アのエスニック問題からちょっと離れる。
最近印象的だった写真。
メルマガにも書いたとおり、ボツワナでいわゆる「ブッシュマン」の 開発の研究をされている方の講義を最近受けた。 彼が見せてくれた、少し前にある雑誌に出ていた写真。
ボツワナのブッシュ、左手には伝統的な皮の腰巻を身にまとい、 弓矢と槍を手にした狩猟スタイルのふたりの「ブッシュマン」。 そして、右手にはフランスのテレビ局からの撮影隊が三人。 むろん三人とも白人で、テレビカメラとマイクを手にして 「ブッシュマン」に指示を与えている。
彼の話によると、この「ブッシュマン」のふたりは普段 その写真のフランス人と変わらないシャツやパンツを着て、 銃を持って狩猟に出たりするのだという。 つまり、やらせだ。
それは、「ブッシュマン」のイメージ作り。 「ブッシュマンらしさ」の幻想。 たしかに普通に洋服をきた彼らをみるより、皮の腰巻の方が「らしく」はある。 ただ、そこにはあきらかに彼らに対する先入観がある。
メディアは話題性がないと問題だ。 だから、そうする。 だから、ますます先入観・誤解・偏見が広がる。
おそろしいことだ。おそろしいことだ。
新聞、さかさまにして読んでみよう。
2001年03月06日(火)
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