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■ DIVA2004
一路真輝さんのコンサート『DIVA2004』です。 3年前の「DIVA2001」は♪一路さんと楽しい仲間達〜という感じのショータイプ のコンサートで歌にダンスにミニミュージカルと盛り沢山でしたが、今回は ミュージカルの曲で綴る純粋なコンサート形式です。 会場もBunkamuraオーチャードホールでフルオーケストラ付き! そしてゲストに井上芳雄くんにUwe Kroegerさんですよ!!! これは期待をするなという方が無理ってものでしょう(^^)
アハハ、終わった後に笑っちゃう位に楽しいコンサートでした。 一路さんは普段の舞台上よりも艶っぽくてビューティフル!その癖トークにな るといつもと同じ天然ボケだったりでそのギャップの可愛さが溜まらん!!! 最初のブルーのドレスから覗くおみ足にポッとなるくづき。
「キス・ミー、ケイト」「イーストウィックの魔女達」と最近の出演作からの 他に「王様と私」(これはアンナではなくチャン夫人とチプタムの歌を歌いま した)や井上くんと一緒に「アンナ・カレーニナ」も。 そして「モーツァルト!」から「星から降る金」!これは一路さんで聴いてみ たかった曲なのでウキャキャと座席で大喜び。一路さんが歌うとファンタジッ クな印象が強まった感じ。 「夢やぶれて」では芯の強そうなファンティーヌでした。
ゲストのお二人は「ゲスト」という以上、ちょっとだけ出て来て2、3曲一緒 に歌うくらいかなーと思ったらとんでもございません。 1幕の後半からはほとんど一緒に板の上(笑)それぞれのソロあり、デュエッ トありでなんて贅沢な。 井上君は5月のソロコンサートの時よりも一段と声の響きが綺麗になっていて 夏のサイゴンへの期待が高まりましたよ。 2幕の最初に歌った「Rose」が好きかなー。
Uwe さんは噂通りにとってもパワフルでセクシーな方でした。それからなんだ かゴージャスなスターオーラが出てました(笑)声のカラーを1つの曲の中で も次々に変えて行くような歌い方でとても魅力的。そして、エモーショナル。 『神よ、なぜ許される』ではコロレド猊下のキャラクターの雰囲気が凄く伝 わってきてウヒャーでしたよ。(日本の山口コロレドよりもずっと人間的で 俗っぽく矮小な存在って感じでした。けれど、だからこそヴォルフの神性に気 付いてしまった事での衝撃が強いっていうか。山口コロレドは彼もある意味 『選ばれし者』な雰囲気なので、ちょっと違うのです)
「Sun and Moon」では一路さんを片手で抱き上げてクルクル〜と回っちゃった り、手を取って優しくキスしてたりとなんだか素敵な雰囲気だわ。 通訳さん付きのトークでは日本にこういう形で来る事が出来てとても幸せですと。 ※日本語で『ドウモ アリガトウ』は判るんだけどどうして海外の方は両手を 合わせてお辞儀するんだろう・・・それは日本の挨拶じゃないのよー(笑)。
1幕の最後、3人での「Thank you for the Music」はハーモニーがとても 美しくてブラボーでした。満足〜満足〜。
2幕ではUweさんが好きだという「Tomorrow Never Dies 」なんてのも聞け ました。これは確か赤い飛行機の前でUweさんが歌ってるプロモがある奴ですよね?
本日のメインディッシュ。『エリザベート』です。 目の前にUweさん!!!! くづきたちの席は1階の中央通路のサイド扉に一番近い席だったのですが、 そこに待機してる劇場のお姉さんが怪しい動き。 もしや・・・?と思ったらUweさんがその扉から登場。白いスーツでスーッと くづきたちの前を通って行きます。うわーん!素敵よ!!!
そのまま客席を通りながら「最後のダンス」。 通路沿いのお客さんを誘惑しつつステージへ、ここでビックリ!
「♪サイゴノ〜 ダンスハ〜」とサビの部分を日本語で歌ってくれたんですよ!
アラ〜。 初日は全部ドイツ語だったそうで、通訳さんに教えてもらってコッソリ練習し ていたサプライズ。一路さん知らなかったとかで驚いてました。 Uweさんの「最後のダンス」は激しくてカッコええー。 ドイツ語の響きがやっぱりこの曲には合うのかなぁ。
「闇が広がる」では井上くんとデュエット。日本語とドイツ語のちゃんぽんで 歌ってる井上君も凄いな。二人の声質が結構合っていて聞いていて気持ち良い ねー。今、井上君がルドルフを演じたら以前とは雰囲気が変わりそうだなと思 いました。以前よりももっと強くてそして焦燥感に追い立てられる不安定な精 神状態のルドルフでやれる感じ。(客席に現役ルドの浦井君もいたのですが、 彼は先輩の歌をどう聞いたんでしょうね。)Uweさんは立ってるだけでDer TOD。耳元で囁き、フワッと自分の思うままに相手を動かしてしまえるような トート。歌声はCDで何度も聞いたようにパワーがあって二人の掛け合いの部分 での迫力は凄いのですが、イメージとしてしなやかそうで軽さがあるトートでした。
「私が踊る時」こちらも一路さんは日本語&ドイツ語MIX。白いドレスでトート に立ち向かうシシィがそこにいました。歌いながらシシィの手を取り誘惑する トート、その声に包まれそうになりながらもキッパリ拒絶するシシィ。・・・ おいおい、東宝版の演出より今日の方がシーンとして全然綺麗で分りやすい よ。小池先生、頼みますよ〜(泣 最後は「私だけに」。一路さんはこの歌をとても大切にしてるんだなぁと思い ました。美しかったです。
カーテンコールで「Over the Rainbow」。軽やかに歌う一路さんの笑顔が キュート!Uweさんも伸びのある声でいいねー。ラブラブムードで歌う二人の隣 でとても中途半端なポジションの井上君(^^; 途中からピョンッ!とジャ ンプして二人の間に入って3人一緒に歌います。うーん、黄色いレンガの道を 虹に向かって走り出したくなっちゃうような爽やかなエンディングでした。
いやー、いいもの観ました&聴きました。 で、20日も行きます(^^;
★曲目リストを一応 ○1幕 『ショーが始まる』『私の愛し方』『So in Love』〜「キス・ミー、ケイト」 『生まれ変わる夜』『音楽を待っていた』〜「イーストウィックの魔女達」 『サムシング・ワンダフル』『We Kiss in a Shadow〜I Have Dreamed』〜「王様と私」 『ラブ・イズ・エブリシング』〜「アスペクツ・オブ・ラブ」 『何故愛せないの?』『星から降る金』『神よ、なぜ許される』〜「モーツァルト!」 『Sun and Moon』『Why God Why?』〜「ミス・サイゴン」 『Thank you for the Music』〜「マンマ・ミーア」
○2幕 『Rose』〜「ローズ」 『Waiting for you』『セリョージャ』〜「アンナ・カレーニナ」 『Tomorrow Never Dies』〜「007」 『スターズ』『カフェ・ソング』『夢やぶれて』〜「レ・ミゼラブル」 『Someone like You』〜「ジキル&ハイド」 『最後のダンス』『闇が広がる』『私が踊る時』『私だけに』〜「エリザベート」
○カーテンコール 『Over the Rainbow』〜「オズの魔法使い」
2004年06月19日(土)
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