あおい世界
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2019年05月16日(木) |
本■焼きそばと羅針盤と晴れ。 |
また予約本の順番がこないので、 図書館の棚からチョイスしました。 久しぶりにさくらももこさんのエッセイ 『焼きそば うえだ』。 さくらさんが仲良し男女と結成している、 男子の会ではくだらないことを話し、盛り上がり、 時には実践しているという、とても楽しそう。 ある日、さくらさんの何気ない一言で、 メンバーの一人である植田さんが、 バリで焼きそば屋さんを開いたらいいのではとなり、 男子の会のメンバーが真剣に、かついい加減に、 実現へ向けて行動するという、なんとも可笑しな話でした。 さくらさんらしい、コミカルだけど人間味あふれていました。
次も久しぶりに梨木香歩さんのエッセイ 『不思議な羅針盤』。 大好きな作者ですが、頻繁に新作を出す方ではないので、 棚で見つけたときは小躍りするような気持でした。 梨木さんの目線が好きです。 『西の魔女が死んだ』 とか 『日日是好日』 など、 あたしの好きな作品に触れているページもあり、嬉しくなりました。 善人だけど媚びない、優しいけど自我を持っている、 そんな梨木さんの新作をいつも期待しています。
最後も久しぶりの川上弘美さんのエッセイ 『晴れたり曇ったり』。 68もの短いエッセイが詰まっていたので、 ちょこちょこ読むのに最適でした。 小説も良いのですが、エッセイは作者の人柄がにじむので、 好きか嫌いか分かれるものかもしれませんが、 大抵は好みの小説を書いている方のエッセイは惹かれることが多いです。 川上さんのもとても心地よく読むことができました。
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