あおい世界
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2019年05月07日(火) 本■ロケットとアリス、お菓子とレモン。

やっと予約していた本が借りられました。
池井戸潤さんの 『下町ロケット4 ヤタガラス』。
こちらはすでにドラマ化されたものを見ましたが、
原作とほぼ同じ内容だったので、
とても面白く、どんどんページをめくりました。
ビジネスだから他社と競うのは当たり前で、
自社製品が売れて、儲かることを目的とする、
それが一般的な考え方でしょうが、
佃製作所の佃さんと、彼を取り巻く人々は、
利用者が困らないようにって、
他社製品を使うことによって困る人がいるのでは、
理念に背くという壮大な心の持ち主なんですね。
『〜ヤタガラス』 では、今までの宇宙から、
農業へと対象が変わっていますが、
農家を救うためという思いが、
他社へ特許貸与を認めるということになりました。
勝負に勝つ以上に素晴らしいことだと思いました。

また予約の順番が回ってこないので、
図書館の棚から新規開拓(新しい作者)すべく、適当にチョイスしてみました。

長野まゆみさんのを3冊。
まずは、『改造版 少年アリス』。
大元の 『少年アリス』 は1989年に発行され、
ベストセラーになったそうですが、
20年経ち、ラストを含め大幅に改稿され、
イラストや巻末に少年アリス辞典もついたんですって。
内容はファンタジーなのかな。
仲良し少年二人が夜の学校に忍び込む冒険物語。
短編で読みやすかったです。
二人が優しい心持ちで接し合っているのが心地よかったです。

次に 『お菓子手帖』。
エッセイではないようですが、
生まれた年から29歳までのお菓子に関わることと、
その包装や、当時流行っていたもの、書籍類などを交えて、
時系列に綴られています。
作者はあたしより8歳年上の方なので、
若干のずれはありますが、あたしも懐かしく思うものもあり、
楽しく読み進められました。

最後に 『レモンタルト』。
亡くなった姉の夫(義兄)と同じ屋根の下に住む主人公。
父親と母親はとっくに亡くなっているうえに、
父親と母親は正式な夫婦ではなかったので、
血縁関係はいなくなり、義兄との不思議な生活をしている。
仕事は父親が関係する会社で重要な雑用をしているものの、
その仕事もまた変わっているし、
行く先々で災難に遭ったりしているのに、
どれも重要視せずに物語が進む、その語り口が面白い。
なんと表現したらいいのか分からないけれど、
飄々とした感じというのかな。


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