あおい世界
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2013年05月29日(水) |
本■何者と母性とスリジエ。 |
届いた予約本から朝井リョウさんの 『何者』。 直木賞では初の平成生まれの受賞者で 男性受賞者としては最年少だそうです。 以前、映画化された 『桐島、部活やめたってよ』 とはまた違う趣きで、 5人の男女が就活を通して関わる話。 現代っ子らしく、ツイッターを利用していて、 それぞれが気持ちを吐き出したり、誰かを観察したり、評価したり。 あたし自身、大学に行かなかったし、 ましてや就活なんてしたことありませんし、 あたしの時代と今では就活の方法も様変わりしているのでしょう。 でもどちらにしても、大学生から社会人になるころって、 まだまだ子供なのかなって、今なら思えます。 この話も、そういう部分を感じて、なかなか面白かった。 果たして自分は “何者なの?!” と問いたくなります。
次にこちらも予約が届きました。 湊かなえさんの 『母性』。 数人が語り手となり、物語が進んでいくといういつもの流れ。 それは一つの事象に対して、 立場の違いから、見方、感じ方が全く変わるという湊さん流の視点。 もどかしいほど、真逆の思考によりすれ違う人と人。 これって現実にもたくさん転がっていることなんでしょうね。
最後にやはり予約本より、 久しぶりの海堂作品 『スリジエセンター1991』。 『ブラックペアン1988』 『ブレイズメス1990』 に続く、 研修医・世良雅志の物語を描いた “バブル三部作” の最終作だそうです。 派閥や改革などの話題が盛り上がる一方、 それから外れた天城医師、格好良過ぎるぅ〜〜。 そんな天城医師が……えーーーーんえんえん。 まさかラストがそんな風になるなんて、思わず涙ぐんでしまいました。 このラスト数ページのためにある三部作だったような気になってしまうほど、 あたしには衝撃的でした。 いやはや、その後、世良医師が極北で活躍する流れが分かったなー。
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連夜、飲みに行っている彼。 どういう人たちと、どういうところに行っているかは知りませんが、 それにしても連日続いているから肝臓が心配。 飲みに行かなくても、家で飲むから同じだろうけど。 でも家で一人、コンビニ弁当やスーパーのお惣菜を食べる姿よりは、 誰かかれかと飲みながら夕食を済ませてる方が気持的には安心。
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