あおい世界
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2012年05月23日(水) |
本■3652とヤマダ家。 |
予約していた伊坂氏の初のエッセイ集 『3652』。 2000年から2010年までの10年間に閏年が2回あったので、 日数にすると3652日ですねという編集者の言葉からタイトルを決定したそうです。 この10年間にあちらこちらで書いたエッセイをまとめたものなんですけど、 エッセイらしく、伊坂氏の人間味が感じられて良かったです。 目立つことなく、いろんな場所にすっと溶け込むような方から、 あんなに発想豊かな小説が生まれるなんてと思う反面、 あぁ、こういう伊坂さんだから思い描けることなんだなぁとも納得。 勤めていた会社を辞めて、作家になることを決めた時の奥様の一言とか、 いいですねぇ。 驚きだったのは、伊坂幸太郎というのはペンネームだったってこと。 てっきり本名だと思っていたので、 同じ仙台の下に居れば、いつか伊坂という姓に出会えるかもと思っていただけに、 プチショックです。 でも同じ仙台の下に居ることには(多分)変わりないと思うので、 どこかですれ違っているかもとか思うとワクワクしますし、 小説の中にも仙台の街並みをいっぱい記して欲しいなぁって思います。 まだ読み落とししている小説もあるので、図書館で予約し、 新刊も楽しみに待ちたいと思います。
次に、最近はまっている群ようこさんの作品から 『ヤマダ一家の辛抱 上・下』。 父、母、長女、次女という四人家族が繰り広げる毎日のあれこれ。 その辺に転がっているような話題ばかりですが、 ちょっと皮肉めいた表現で綴られています。 昭和の頃に流行ったお茶の間劇場な雰囲気で、 それぞれの配役を思い描きながら読んだら面白かった♪ あたしが(勝手に)母役に一押ししたいのは、渡辺えりさん。 実現したら面白そぅ。
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