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| 2012年04月20日(金) | 本■バスターと誕生日と向田さん。 |
棚にあったから、また手に取ってしまいました、
宮部みゆきの 『ドリームバスター４』。
ＳＦ苦手とか言い、毎回よく意味が分からぬまま、
何とか読み終わらせているというのに、
続き物が終わるまで…という、意味のない使命感だけで選んだって感じ。
でもねー、少し面白かった（少しなのかいぃ！）。
今までは地球人の夢に出てきていたドリームバスターたちが、
今回は瀕死の状態の夢（？）の中に出てきて、
実際の地球での生死を彷徨う感覚と同じだったりしてね。
こういうのも有りかーと思いました。
で、このシリーズ、まだ続きがあるようですが、
市内の図書館には置いていないみたいなので、
今度こそ、手に取ることはないと思います。
次に、予約していた穂高明の 『これからの誕生日』。
ある交通事故にまつわる６名（演劇部で唯一生き残った少女、亡くなった少女の母親、
新聞記者、少女の伯母、少女の担任、そして、近所のケーキ店の主人）による６話。
それぞれの立場から感じることを綴っています。
穂高さんの作品はこれで３冊目。
どれもこれも決してドラマティックな展開はありませんが、
静かで、淡々と心を描いている、繊細な内容で良かったです。
最後に、『向田邦子全集２（あ・うん）』。
これはとても時代を感じる作品ばかりでした。
家賃が１０円の時代ってあたしが生まれる前のことだし、
愛人のことを二号さんと読んだり、
親友の子をあげるだのあげないだの、ちょっと現代では考えにくい。
それでも向田ワールドは年齢性別関係なく、気持ちを描けるんですねぇ。
絵本は、ピクニック特集にしてみました。
『リタとナントカのピクニック』 と 『ふうこちゃんのリュック』。
『リタとナントカ〜』 のシリーズはこれで何冊目かなぁ。
相変わらず可愛いぃ。
『ふうこちゃんの〜』 もほのぼのとしていて良かった。
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