あおい世界
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2010年07月23日(金) |
本■センセイとストロベリー。 |
何の予備知識がないまま手にした2冊を読み終えました。
川上弘美さんの 『センセイの鞄』は、 深海での出来事のようにゆったり流れる内容でした。 ツキコさんとセンセイの奇妙な関係は、 簡単に年の差カップルとは言えない、清らかで高尚な雰囲気。 それはセンセイがいつもきちんとした身なりできちっとした鞄を持ち、 いつも丁寧な言葉遣いで話しているからかもしれません。 そんな30歳以上も年上のセンセイに好意を寄せるツキコさんは、 時に、じれったく感じたりするものの、 センセイのペースにハマってしまうあたりが面白い。 こういうカップルがいたら素敵だろうなぁと思える内容でした。
石川好さんの 『ストロベリー・ボーイ』は、 小説ともエッセイとも違う、石川さん自身の回顧録のような内容でした。 1965年から4年間を過ごしたカリフォルニアでのことを、 1991年頃に書いているので、現在とのギャップが激しいのですが、 回顧録と思えば、その時代のことという意味では違和感は感じません。 あたしが生まれた頃のアメリカを知るという意味での面白さもありました。
さて次は何、読もう♪ 最近は本が傍らに無いと手持ち無沙汰になっています。 明日は土曜日、いつもの市民センターに借りに行こうと思います。 でも、あそこももう少し冊数が増えればいいんだけど…。 大きい図書館に行けば、人気作家の本がほとんど無くなっているし、 なかなかこれが読みたいとマークすることができません。。。 それでも、本との出合いを求めて足を運ぼうっと。
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