■ ヘッド・フォンから石田彰
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|| 2004年02月18日(水) お義母さんといっしょ ||


■朝から亭主と娘はお風呂へ、私は一人、部屋で惰眠を貪る。
5人で朝食をとった後、娘のお土産まで買ってもらい、チェックアウト、一路、亭主の実家へ。

着く早々、半休だった義父は仕事へ、亭主は自分の実家であるがゆえ、気兼ねもなくゴロゴロ、娘はもちろんマイペースで、お絵描きをしたりピアノをでたらめに弾いたり。そして、私は、と言えば。
キッチンで義母と食事の下ごしらえをしながら雑談・・となる。

この義母、決して悪い人ではない。むしろ、よい姑だ、と常々思っている。結婚して7年、私はお米を買ったことがほとんど無い。月に2度、必ず姑が送ってくれるからだ。もちろんお米だけではない。亭主の好物とか亭主の好物とか亭主の好物とか、箱に詰められるだけの愛情が宅配される。
そう、いい義母なのだ、うん。いい義母・・・なんだよね、ただ・・

ちょっと口うるさいだけで。

■忙しくてなかなか連休が取れない亭主ゆえ、私は娘が生まれてから毎年、娘と二人で亭主の実家を訪れる。亭主抜きで亭主の実家に赴くことは、苦痛ではないが、それほど楽しいことでもない。ただでさえ出不精な私である。
行けばどうしても2泊はする。その間、ひたすら、ただひたすら、義母と話をする。いや、話を聞かされる。
別に義母の話を聞くのが嫌なわけではない。ただ、その話の9割が「健康について」の話だということだけだ。

亭主の実家に行くと、必ず新しい健康グッズのお披露目から始まる。私たちの目の前で、自ら実演し、いかに優れた健康器具であるかを披露する。恒例のデモンストレーションだ。もちろん、健康に気を使うのは悪いことではない。健康であるに越したことはない、ただし。それを私にも、強く勧めたりさえしなければ。

思い起こせば。それはまず「足湯」から始まった。健康雑誌を見たのであろう、2.1キロ入りの入浴剤が二缶、ご丁寧に、使い方の本まで添えて、送られてきた。それからも、オリゴ糖、アロエ、ローヤルゼリーと、義母の健康宅配便は、とどまることを知らず、あるときは、1キロ入りのプロテインが、三缶届いた。いったい、私にどうしろというのだ。

「おもい○きりテレビ」とか「あるある大○典」などは絶対に欠かさない人なので、毎週見たならば、次に送られてくるものが予想されるのかもしれない。

いよいよ、保管場所が無い。


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