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■ 2008年03月02日(日) 洛北紀行 <画像あり>
本日は熱もなく雨もなく、9時過ぎにホテルをチェックアウト。向かうは京都のだいぶ北、大原です。ここも今まで未訪の地。だってあまりにも遠いよ。
大原と言ったらやっぱり三千院ですよね。コーヒー1杯で駐車無料とあった喫茶店に車を駐め(まだ開店してなかったので、コーヒーは後回し)、三千院へ。門前のお店は多くが開店準備中でした。
受付に「御朱印は中で4ヶ所」というような看板が出ていたので、「4ヶ所全部同じ御朱印ですか?」と訊くと、全部違うとのこと。そりゃ見落とさないように気をつけねば、と思ったら、リーフレットの境内図に御朱印の場所がちゃんとマークされてました。やっぱり最近御朱印する人増えてるのかしら。私が始めた頃は珍しかったと思うんだけどなー。 最初の御朱印ポイントでは本尊薬師如来と弁財天の2種類頂けます。なので4ヶ所で5種類。金色不動堂で御朱印頂くと、書いて下さったお坊さんに「あちらでもやってますから宜しかったらどうぞ」と観音堂の御朱印も勧められました。勿論そのつもりですよ、ええ。
ちなみにここまで奥にくると、辺りはまだ雪が残っています。三千院の中も然り。庭の日当たり悪い所や北側の屋根は、まだ雪が積もってます。だから屋根からは雪解け水アタック。
三千院の脇から坂を上ると、来迎院です。受付で拝観料を払って御朱印帳を預け、中に入ると、掃除していた女性に「上はまだ雪が残ってますから気をつけて」と声を掛けられました。階段を登ると、確かにそこは雪景色。本堂の前、甃の上だけ除雪されてるけど、植え込みの上とか人が通らない所は全部雪。 ここに日本霊異記の来迎院本があったんだなぁ。すごいなぁ。日本霊異記、大好きです。ビバ説話文学。日本霊異記と今昔物語集と徒然草が好きな古典文学ベスト3です。多分。物語に興味が薄いです。
坂を下り、三千院の門前でみたらしだんごを食べました。1本200円、1皿(3本)550円。なのに車駐めた喫茶店でクリームソーダなんか注文するバカですよ。
それから寂光院に向かいました。平清盛の娘で高倉天皇の生母、建礼門院徳子縁の寺です(境内横に陵墓・大原西陵があります)。 ここ、2000年に不審火で本堂が焼失して、本尊なんかも焼損したんですよ。2005年に再建されて、本尊も美術院国宝修理所が元のとそっくり同じに作ったそうです。焼けた本尊の像内納入品は奇跡的に無事だったそうで、今も「木造地蔵菩薩立像(焼損)」という名で像内納入品共々重文指定を受けてるそうですよ。 でも不審火で、ってなぁ。先日の韓国の南大門放火焼失も対岸の火事じゃないですよ、ホント。文化財は焼けたら取り返しつきません。
そういうワケで建物もぴかぴかな古刹(創建は聖徳太子)です。尼寺なことも相俟って、何となく優しい印象のお寺でした。孤雲(茶室)への門からはぽたぽたと雪解け水。早春の息吹を感じます。
大原を後にして、続いて向かったのは同じ洛北・上賀茂神社こと賀茂別雷神社。約5年ぶりの参拝です。 神馬・神山(こうやま)号は今日も神馬舎にいました。人参あげると物凄い勢いで食べます。 前回、2003年に訪れた時に繁用されてたのは、4世神山号。1997年3月から2005年11月まで神馬を務め、今は5世神山号に変わっています。この5世神山号は、ラグビーカイザーです。セントライト記念で2着し、菊花賞にも出た元競走馬で、前職は中山競馬場の誘導馬でした。ちなみに4世神山号は「エムジーエンゼル」という名前で馬術競技に出ていたようです。4世も5世も普段は京都産業大の馬術部でお世話されています(いました)。 馬に神社。ホントいい癒しの場ですよ上賀茂神社!
立砂の写真は、ローライさんで撮影。ホント、写る時はよく写るカメラですよ。面白い写りをする時も多々ありますが。
帰路、枚方の京阪百貨店に寄り、551蓬莱の豚まん買って車の中で食べました。カーナビで検索かけたら5ヶ所しか出てこなかったけど、サイト見るといっぱいあるなぁ。味は期待してたほどではなかったです。期待しすぎた?(笑) 個人的には皮はもっと薄くていい。
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・過去の「今日」。
2005年03月02日(水) 思うがままに 2004年03月02日(火) 宴の後 2003年03月02日(日) 瀕死
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