琴 星 商 事 日 乗
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2008年03月01日(土)
  嵯峨野探訪 <画像あり>

 今回のお宿は烏丸御池。日付が変わって眠る頃から、何となく胃が痛かったんです(腸は普通に丈夫だけど胃はすぐ痛くなります)。深夜、つーか明け方、具合が悪くて目が覚めました。持参してた基礎体温計で熱を計ると、37.24度。それが38.5度まで上がるも、7時には何とか7度5分まで帰ってきました。インフルエンザだったら一大事だけど、そんな大病なら熱はこんなモンじゃ済まないね。
 てことでロキソニンを飲んで強制解熱を図り、本日もお出かけです。目的地は嵐山つか嵯峨野。起きた時は雨が降っていましたが、出発する頃には曇り空。渡月橋近くの駐車場に車を止め、まずは天龍寺へGO。

 この辺には何度も来てますが、実は天龍寺に行くのは初めてです。何故って拝観料が高いから。個人的に「拝観料=仏像等の仏教美術を拝む料」だと思っているので、庭メインのお寺はあまり拝観しません(龍安寺も苔寺も未訪)。東寺の拝観料が1200円でも行きますが、天龍寺は敷居が高かった。その敷居を今回初めて跨ぎました。
 天龍寺の御朱印はスタンプです。でも御朱印帳を買うと、1ページ目に御住職手書きの御朱印が予め認められています。なので御朱印帳を購入。大判で表紙に何かの模様が箔押しされてます。これは何だろう?

 拝観中は小雨が降ったり止んだり。何しろ高熱出したばっかりなので、あんまり奥までは行きませんでした。個人的には庭園参拝より本堂参拝のがメイン。庭園のみの参拝(つーか庭って参拝って言うのか? 「庭園参拝券」て書いてあるけど)が出来るなら、是非本堂のみの参拝もさせて頂きたい!!!


 天龍寺内でローライさんの電池がなくなりました。予備のCR2電池は持ってますが、車の中です。なので駐車場に電池を取りに戻り、時間は10時。ふふふ、予定通りです。
 10時、渡月橋のたもとにある琴きき茶屋の開店時間ですよ。小雨降る中開店直後のお店に入り、桜餅とおうすのセット(600円)を頂きました♪

 先日、西と東で桜餅は違う、という話をしましたが、ここの桜餅は別格です。関東版桜餅とは勿論全く異なりますが、西日本の道明寺ともちょっと違う(と思う)。あんこはこしあんだし、めちゃウマです。幸せ♡

 それから竹林を通って野宮神社の横を抜け、大河内山荘の前を過ぎてトロッコ嵐山駅を眼下に見、御髪(みかみ)神社に参拝。名前が名前だけに絵馬がシュール。美容師さん及びその卵さんの絵馬が多いんですが、「おとうさんの髪がこれ以上抜けませんように」とか「髪がうざいくらい生えますように」とか笑っちゃ申し訳ないんですが笑っちゃいます。相方も真剣に拝んでました。私もまあ「いつまでも髪が綺麗でありますように」くらいはお願いを。
 下の写真、右はローライさんで撮影。順光の撮影だと物凄くコントラスト良く写るようです。良すぎて白飛び起こすくらい。不思議なカメラだ。


 それから常寂光寺、二尊院、祇王寺と参拝。
 常寂光寺と祇王寺は書き置きの御朱印です。常寂光寺の墨書は「寶樹多花果」(ほうじゅたけか)。妙法蓮華経如来寿量品第十六の一節ですね。如来寿量品第十六は法華経の本門の中心であり、かつ法華経の中心・神髄でもあるとされるそうです。
衆生見劫盡しゅじょうけんこうじん 大火所燒時たいかしょしょうじ 我此土安穩がしどあんのん 天人常充滿てんにんじょうじゅうまん
園林諸堂閣おんりんしょどうかく 種種寶莊嚴しゅじゅほうしょうごん 寶樹多華果ほうじゅたけか 衆生所遊樂しゅじょうしょゆうらく


衆生劫尽きて 大火に焼かるると見る時も
我がこの土は安穏にして 天人 常に充満せり
園林 諸の堂閣 種々の宝をもって荘厳し
宝樹 花果多くして 衆生の遊楽する所なり
 個人的には洛陽十二支妙見の御朱印も欲しかったけど、それって御朱印帳にも頂けるんですかね? どうせ墨書はないんでしょうが。
 書き置きだけど、綺麗な御朱印ですよ、寶樹多花果。

 下の写真は、二尊院の本堂脇にある九頭龍弁財天前にあった梅と、祇王寺。祇王寺の苔は見事ですね。庭園に興味はないけど、これは綺麗だと思いました。


 それから少し道を戻って、二尊院の手前で左に折れ、清凉寺へ。ここには10年くらい前に大覚寺から歩いて帰る途中に寄ったきり。何度見ても大きな本堂に圧倒されます。今日は御朱印も頂くためにちゃんと拝観料払って中まで参拝しました。
 下の2枚の写真、時間差は2分半程です。雲の動きが速くて、めまぐるしく日が照ったり翳ったりしてました。


 清凉寺から嵐山の駅付近まで戻り、お昼を食べました。胃の具合があまり良くなかったのでうどんあたりでいいやと思ってたんですが、メニューに木の葉丼を発見して無性に食べてみたくなり、結局木の葉丼。かまぼこと椎茸が入ってました。美味しいんですが、やっぱり胃には重いです。

 相方が車を取りに駐車場へ行ってる間、私は「ぶらり嵐山」で一休み。ちょっとトイレに入って出て来ると、外はかなり雨が降ってました。あらあら。でも相方が車で戻ってくる頃には小降りに。相変わらず自分本位な晴れ女です。

 車で向かったのは、祇王寺の更に奥、化野念仏寺です。ぜひ一度は行って見てみたかった賽の河原(正しくは西院の河原)。でも実際見てみると、「こんなもんか・・・」て感じでした。千灯供養見るとまた違うんだろーか。もっと広いところに無縁仏だらけなのかと思ってたよ。
 水子供養でも有名なお寺なので、若いカップルの参拝も多そうです。私が御朱印頂いてる時に祈祷の手続きしてたカップルもそうみたいでした。傍から見るとうちもそう見えたかも。違いますよ、水子いませんよ。

 そこから嵯峨野を離れ、一気に南下します。目指すは旧官幣中社・大原野神社。京の春日と呼ばれるお社です。
 「京の春日」の名に相応しく、手水が鹿。本殿前に鎮座してるのも狛犬じゃなくて狛鹿でした。


 宿に戻って1時間ほど昼寝をし、夕方、四条三条のあたりをブラブラ。ついこないだ混雑の余り断念したリプトン三条本店でタルト食べました♪ 店頭のショーケースに並んだケーキたちが、こないだからあんまりにも美味しそうだったんだい・・・。
 迷いに迷ってさぬきひめ(※いちご)のタルト食べました。ええ、勿論美味しかったですとも。


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・過去の「今日」。

2005年03月01日(火) 3月なのに

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