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■ 2007年09月02日(日) 馬の日 <画像あり>
7泊8日に及ぶ北海道旅行も、いよいよ今日が最終日。 朝っぱらから札幌駅で飛行機のチェックインを済ませ、向かうは苫小牧のノーザンホースパーク。ホースパークですよ直訳して馬の公園ですよ。ちなみに昨日、札幌競馬場のターフィーショップにてリーフレットにくっついた入場無料券をゲットしております。1人500円がタダです( ̄ー ̄)♪
駐車場に車を止め、まっすぐ厩舎方面へ向かいます。現在、馬インフルエンザの影響で元競走馬の厩舎は見学できませんが(でもトウカイポイントなんかはライディングエリアで乗馬に出てました)、他にも乗馬用や馬車用の馬がたくさんいます。一通り見学。 厩舎ですから馬は勿論たくさんいますが、猫まで3匹もいました。どうもスタッフルームに入りたいようで、ドアの前でみゃーみゃー言ってます。かわええのう(*´∇`*)
11時25分から15分の体験乗馬(2500円)。今まで浦河含め何度か体験乗馬しましたが、ここが一番「ゆるい」です。装備はヘルメットとチャップスのみ。プロテクターも手袋もなしです。これで万が一落馬しても大丈夫なのか? まあ大山で乗った時はチャップスもなしでヘルメットのみでしたが。 でも何が一番ゆるいって、その内容です。 指示されるまま馬場にいる馬の元へ。私が乗ったのはバーズという名のクォーターホース。この子はどうも映画「北の零年」で吉永小百合が騎乗した馬のようです。確かに可愛いお馬ちゃんです。 それはともかく。体験乗馬に行くとインストラクターの方に乗馬経験を訊かれます。私は馬事公苑の初心者乗馬教室に行っているので、いつも「ほんの少し」と答えます。技術的には軽速歩を教えて貰っている(出来るとは言えません)程度です。そしたらインストラクターの女性、「じゃあ、走りますか?」 ・・・・・・・・・・え? 走る? 体験乗馬は大体トレッキングで、簡単に馬の操作法を教わった後、インストラクターについて30分なり1時間なり周辺を歩いてくるというのが普通です。だから馬を歩かせることと曲がらせることと止まらせることが出来ればOK。馬を走らせるなんてことありません。なのにここは走らせてもいいのか!(しかもプロテクターなしで) 客のレベルに合わせて乗せてくれるなんて、いいじゃないかノーザンホースパーク!! このゆるさサイコー! てワケで、まず右回りに何周か歩かせてから、左回りに走らせましたよ、軽速歩ですが。
ちなみに軽速歩(けいはやあし)とは、速歩のとき騎手が馬の動きに合わせて鐙に立つ、鞍に座る、を繰り返すことをいいます(Wikiより)。
馬の動きに合わせて立ったり座ったり、というと簡単そうですが、これが結構難しいのです。馬の動きに合っていなければ、立ったり座ったりするのもすごい重労働。動きに合うとものすごく楽に感じます。でも動きに合わせるのが大変です。馬は生き物ですから、全くリズムを狂わすことなく動いてはくれません。しかも馬によってリズムも異なります。そのリズムに合わせて立ったり座ったりしながら、馬場の中をクルクルと走らせるワケです。 内腿が筋肉痛になります。 一生懸命走らせていたら、インストラクターのお姉さんが仰有います。 「左手を放してみて下さい」 ・・・・・・・・・・・はい? 今まで両手で手綱を持っていたのを、右手だけで手綱持って、左手は鞍の持ち手に。それで軽速歩です。どうしても持ち手を持つ左手に力が入ります。 「手に頼らず立って」 ええそうですよね、でも難しいですよそれは。 最終的には鞍からも手を離して右手の手綱だけで立ったり座ったり。取り敢えず左腕の筋肉痛は確定です。 最後はのんびりお散歩コースを1周して終わりです。15分でも結構やれるものです。ホントに15分だった? 30分くらいやってない?(やってないです)
お散歩コースにはでかい脚立にでかい三脚でカメラを構えた人が待ちかまえ、写真を撮ってくれます。1枚1000円(台紙込)! 買うよ! 買えばいいんだろ!!(自分の写真を廃棄されるのって何か嫌なんです)
>>写真じゃ判りにくいけど一応軽速歩してますよ。
敷地内のレストラン「ザ キッチン K's Garden」でお昼を食べ、土産物屋を見、キャロットクラブの募集馬見学ツアーの大型バスがやってきたところでノーザンホースパークを後にしました。
続いて目指すは、すぐ近くの社台スタリオンステーションです。ここで1時から5分間、三冠馬ディープインパクト号の展示があります。 到着すると、種牡馬が展示されている放牧場の前には既に結構な人だかり。ディープはまだ出て来ませんが、2時までクロフネとかアグネスタキオンとかキングカメハメハなどの種牡馬が展示放牧されています。思い思いに草を食むかつてのGI馬たち。時の流れを感じます。
放牧場は馬ごとに区切られているのですが、その間の小道を軽自動車が走ってきて人が下りると、放牧されてるゴールドアリュールが捕まりました。 それから向こうから馬が1頭引かれてきます。間違いありません、ディープです。放牧場にいるクロフネがやや興奮気味に駆け出し、ディープの方に寄ってきます。ああ、ゴールドアリュールはきっとディープが来ると激しく興奮するのね。
ディープは引かれたまま我々見学者の前までやってきました。そして5分間、我々の前でゆっくりと歩み、止まり、草を食み、元気な姿を見せてくれました。 5分過ぎてまた去っていくディープに、見学者からは「ありがとーッ!」「バイバーイ!」の声。やっぱり愛されてますね、ディープ。
▼ディープインパクト
▼キングカメハメハ
▼アドマイヤドン
▼アグネスタキオン
▼トウカイテイオー
▼ゴールドアリュール
クロフネは遠いのと草食みまくりで顔上げてくれないのとでいい写真は撮れませんでした。とても元気そうでしたけれども(更に白くなってました)。 でもそれじゃあ可哀想なので、えーと右からクロフネ、引かれてくるディープ、捕まってるゴールドアリュールです。クロフネの顔(らしきもの)が写っているのはこの写真でいっぱいいっぱいです。思い切り拡大トリミングしてます。
一頻り種牡馬さん達を見て、レンタカーを返しに行きました。空港まではすぐです。道すがら、ものすごい至近距離で着陸する飛行機が飛んでいきます。下の写真(一番左)はレンタカーを返しに行く時、営業所近くで車中より撮った写真ですが、朝、ノーザンホースパークへ向かう時は車の真上を飛んでいきました。すごいテンション上がった(「でっかい!」って叫びっぱなし)。
帰りの飛行機もJALマクダネル・ダグラスMD-90というローカル線主力機らしいジェット旅客機です。エコノミー最前列の左側(富士山狙い)の窓側に陣取り、ずっと窓の外を見てました。新千歳→広島の航路は、日本海側を飛んで富山湾や福井市の上空を飛び、天橋立辺りから陸地へ入って大阪湾なんかを望みつつ、広島空港に至ります。北陸上空からは遠く富士山がシルエット状に見えました。狙い通り! そして上写真右、こんなおまけも。機体の影でブロッケンの妖怪が出ました。上の写真は岡山上空あたりで撮ったものですが、ブロッケンの虹は日本海上空ら辺を飛んでる時にも見えました。
また次北海道に来る時も、ノーザンホースパークは必ず行くね、うん。次こそはクラフトマンシップに会いたいです。あとホクトベガのお墓参りも必ずまた行きます。
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・過去の「今日」。
2006年09月02日(土) 和歌山大寺巡り <画像あり> 2003年09月02日(火) 故障中 2002年09月02日(月) ノートの罫幅にこだわる。 <琴星商事資財帳1>
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