琴 星 商 事 日 乗
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2006年09月03日(日)
  和歌山海沿い探訪 <画像あり>

 いよいよ和歌山も最終日。今日はまず和歌浦方面へ。今日は夫も仕事がないので、夫の運転で行きます。

 まずは紀州東照宮へ。有料の駐車場に車を止め、鳥居をくぐって参道を歩くと、目の前に長〜い石段が。お社はこの侍坂という石段を登った山の上です。頑張れ自分。ちなみに何だってこんなに段差のキツイ石段なのかというと、戦になった時に攻め込まれにくくするためだとか。
 紀州東照宮。東照宮です。東照宮と言えばあの絢爛豪華な彫刻の数々。ここ紀州東照宮も御多分に漏れず絢爛豪華です。その絢爛豪華な社殿を間近で拝観するには、拝観料が必要になります。でも私は絢爛豪華にさして興味もなかったので、外からの参拝のみ。だって案内付きとはいえ500円も取るんだもん。御朱印を頂き、帰りは侍坂ではなく「ユルイ坂」と案内された方を下りました。違う道があるならそっちも通ってみたい願望アリ。

 さて車はここに止めたまま、すぐ近くにある和歌浦天満宮に向かいます。ここも東照宮同様長い石段を登って山の上の社殿に参拝。急な階段と緩い階段がありますが、行きは取り敢えず急な方を。後ろから明らかに初宮参りと思しき家族連れがやってきたので、急いで参拝します。
 参拝している間にその家族連れの中で一足先に登ってきた女性が、宮司さんと話をしています。どうもその人たちは予約をしていたのだけど、この直前にもう一組何かの祈祷が入ったらしく、お下がりなんかの用意をしなおさなきゃならないそうで(使っちゃったから)。ふーん。まあ私には関係ないことですが。
 しかし御朱印をお願いすると、その宮司さんはあからさまに嫌そうな顔をされました。やり取りの最中、「今忙しいから」「祈祷が入ってて」などと何度か言われました。判りますよ。お忙しいでしょうね。でもそれ、あたしに言うことじゃないじゃん? あたし関係ないじゃん? だから何なの? 嫌なら断れよ!
 正直、もう二度と来ないと思いました。ごめんなさいね神様。他の天神さんにお参りしますわ。産土神も天神だし。
 神社仏閣だって結局のところ客商売な面は否めないと思うのですが、時々こういう対応をする人に出会います。どんなに素晴らしい境内であろうと、もう二度と来るもんかと思います。賽銭返して欲しくなります。心の中で何を思おうと勝手ですが、それを参拝客の前で口に出すようじゃ人としてまだまだでしょう。要するに「客」とは思ってないんでしょうね。
 帰りは緩い階段から帰りました。


左・紀州東照宮、中・和歌浦天満宮、右・天満宮境内より海。

 東照宮の駐車場から車を出し、続いて向かうのは同じ和歌浦にある玉津島神社と末社鹽竈神社。ここは東照宮や天満宮と違って海沿いで、山を登るようなことはありません。駐車場に車を入れると後からもう一組。これも初宮参りと思しき家族連れです。拝殿内には祈祷中の男女。子宝祈願か安産祈願か。いずれにせよ今日はひょっとして大安か? 基本的に六曜を見て参拝していないので、初宮参りや結婚式に多く出会してから「ひょっとして・・・」と思って確認して後悔するハメになるのはいつものことです。
 取り敢えず参拝を済ませ、御朱印は祈祷を待たねばなるまいと思い、夫に御朱印帳だけ託して私は徒歩で末社鹽竈神社へ。玉津島神社の正面に岩山のような小山(奠供山というようです)があり、その裏手の方に鹽竈神社はありました。正面には江戸時代に造られた石製のアーチ橋「不老橋」があります(県重文)。
 鹽竈神社はその奠供山の洞穴の中に埋もれるように鎮座していました。「安産御守護 鹽竈神社」の看板、「安産祈願」の赤い奉納幟、そして「本日は大安日」の看板・・・。嗚呼、ここは本来、私が来るような神社じゃないのね。でも参拝して「子供が出来ませんように」と祈願する私。安産や子授けの神様にはその逆のお願い事も効果あるんじゃないかと思うんですがどうだろう。
 玉津島神社に戻ると、まさに御朱印を書いていただいているところでした。鹽竈神社の御朱印もこちらで頂けます。由緒書も購入。

 申し訳ないけれどちょっと車を置かせていただき、折角なので和歌浦を少々散策。県内最古の石橋・三断橋を渡って妹背山という小島に行ってみます。ここに紀三井寺の拝殿・観海閣があるんですが、紀三井寺の拝殿だなんてことは知らなかったので、紀三井寺が見えたか記憶にありません。現在の観海閣は戦後の再建なので、そう風情もないような・・・。寧ろ向かいに建つ海禅院多宝塔の方がいい味出してます。こちらは江戸初期の建築。

 玉津島神社に戻って車に乗り、続いて紀三井寺方面へ。目指すは・・・モスバーガーです♡♡ モスバーガー大好きな私、どうしても和歌山で食したい(つか飲みたい)ものがありました。それは南近畿限定メニュー・ゆずドリンク! モス好き柚子好きとしてこれは一度は飲んでみなければと思っていたのです。なのでネットで店舗検索を掛け、わざわざ行けそうな店を探してお昼を食べに来た次第。
 セットメニューのドリンクにゆずドリンクを指定し、飲んできました。初志貫徹! ゆずは和歌山の古座川産だそう。まさに地域限定です。季節限定でもあるので冬にはホットになるらしいです。
 ちなみに夫は新メニューのフィッシュマリネバーガーを頼みました(これも期間限定)。私も一口もらいましたが、美味しかったですよ。


左・玉津島神社、中・鹽竈神社社殿、右・モスゆずドリンク。

 腹ごしらえも済んだところで、午後は和歌山市の北部、加太方面へ。市街地を抜けて南海加太線沿いに県道7号を進みます。
 途中、とある新興住宅地に差し掛かります。ここにhydeの実家があるとかいう噂。表札出てないけどすげー豪邸だから判るとかいう噂。ちょっくら車で流してみました。確かに何だか豪邸くさいのが1軒ありましたが、それがhydeの実家かどうか確かめる術はありません。

 その住宅地を出ていよいよ加太へ。まずは加太春日神社へ。入り組んだ細い道を入った所にある小さな神社ですが、社殿は国指定重要文化財です。
 参拝を済ませ社務所に声を掛けると、今宮司さんが留守とのこと。淡嶋神社に参拝してから再訪することにして、ひとまず春日神社をあとにしました。

 さてその淡嶋神社。結構有名な大きな神社です。
 到着してみると駐車場は満車。目の前は海。30分以上の駐車は出来ないそうです。そうじゃないと海水浴客や釣り客が止めまくりますよね。「水着での参拝はお断り」みたいな看板が出ているのも土地柄ですなぁ。
 何とか車を止め、境内へ。この神社は人形供養で有名で、社殿の前には種類別にまとめられた様々な人形がズラリと並んでいます。干支人形、花嫁人形、ケースに入った日本人形等々・・・ぬいぐるみなどを当に今持ち込んでいる人もたくさんいました。
 参拝を済ませ、授与所で御朱印をお願いしている間、並んでいる御守を眺めます。そこで目に止まったのが「真心おまもり」なるもの。何とですよ、自分で御守袋を縫って作る御守です。こ・・・これは珍しい・・・! 曰く「このおまもりは思いを込めながらお作りするおもまりです」。授与所の女性に伺うと、特に何の御守というものではないとのこと。要するに普通の肌守ですね。迷いましたが珍しいので頂いてきました。
 内容物は、御守袋の生地、花結び紐(御守袋の紐です)、厚紙、糸、内符。縫い針は事故防止のために入ってないそうです。内符には「御守雛」と書かれて神印が押されており、それを開くと中に紙製の人形が入っていました。開いた内側に「守雛縁起」が書かれていたので、多分開けても良かったんだと思います(汗)。
 駐車場は神社の裏手なので、一度表の鳥居の方へ回ってみました。鳥居の内側には土産物屋が3軒。目の前が漁港なだけあって、海産物を取り扱っています。うん、神社の境内で海産物が買えるところはそんなにあるまい! お祭りじゃないのに出店も出てました。境内の外もたくさんの人。釣り客なのか海水浴客なのか・・・(この時期に海水浴はないか?)。
 駐車場に戻り、車を出す前にちょっとだけ目の前の道路から海を眺めました。目の前には友ヶ島(神島、地の島、沖ノ島、虎島の四島を合わせた総称)、その向こうは淡路島。加太瀬戸のずっと向こうは神戸のはずです。海だなぁ。
 しばし海を眺め、加太春日神社に戻って無事御朱印を頂き、加太を後にしました。


左・加太春日神社の重文社殿の屋根、中・淡嶋神社、右・加太瀬戸。

 さて、ここからまっすぐ北上すると、まもなく和歌山から大阪に入り、関空方面に至ります。そこにあるのがりんくうプレミアムアウトレット。折角なので寄っていきました。でも御殿場と大して変わりないですね。なんかそんなにめぼしい物もなかったです。取り敢えずBEAMSで少々お買い物。
 関空の飛行機がよく見えましたが、写真を撮るには遠かったです。やっぱ飛行機見るなら伊丹だな。


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・過去の「今日」。

2005年09月03日(土) ラーメン屋さん
2004年09月03日(金) 姉
2003年09月03日(水) 神鳴 <画像あり>

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