無責任賛歌
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2004年05月16日(日) |
「替え歌」の方しか知らないってこと、あるよな。 |
ミーティングがあるので、「朝7時に起こせ」(←命令口調)と、しげに頼まれていたので、夕べは徹夜して朝まで起きてようかと思っていたのだが、疲れて11時には寝てしまった。けれど、目覚ましを仕掛けていたわけでもないのに6時にちゃんと目が覚める。考えてみたら、7時間は寝ているので自然に目が覚めるのも当たり前なのてある。しげのように14、5時間も平気で寝ていられるという方が異常なのだ。 しげを起こして外に叩き出したあと、パソコンでコンテンツの記事を書きながら、朝のテレビを見るともなしに見る。『デカ』も『剣』も、最近どうもイマイチ燃えない。 『題名のない音楽会21』が始まって、突然モンティパイソンの「ランバージャック・ソング」のメロディーが流れてきたので、「えええっ!?」と思って画面を見ると、モーツァルトのオペラ『ドン・ジョヴァンニ』の“手を取り合って”をデュエットしているのだった。……そう言えば、これが「原曲」だったよなあ(^_^;)。どうも先にパロディやら替え歌を知ってしまうと、原曲を聞いてもそちらのイメージの方が先に立ってしまって、笑ったりして申し訳ない限りなのである。 似たような例で言えば、私は、ベートーベンの『歓喜の歌』を聞くたびに、「しーごとおさめだ、しょーがつちーかいー♪」という「きつねどん兵衛」のフレーズが浮かんできて困る。これもかなり古いCMソングになっちゃって、若い人は知らないだろうけど。 しげもこないだ、なんかそういう例を言ってた気がしたが、忘れた。 みなさんも、そういう例ってありませんか?
『レジェンズ』は、引きに引いたディーノがようやく登場。でも、どうももう一つ魅力に欠ける印象。もうキザで金持ちでってキャラ、散々見てるからなあ。でもディーノとマックがなんとなくアヤシそうな関係になりそうなのはまさかこんな子供向けアニメにまで「ボーイズ」の影響が……?(^_^;) しかし、ディーノが出りゃ、少しは展開が変わるかと思ったけど、そうでもなかったんで、正直拍子抜けしてるんである。ゲームものだし、マンガはジャンプ系だし、人気はあるんだろうなあ、これ。まあまあ面白いんだけど、だからと言ってのめりこむほどにはなれない。私は「ちょっと買ってる」程度の大地丙太郎監督、一部にはやっぱりカリスマ的人気があるようだけれど、ギャグの甘さと、やっぱりつい「お涙」に流れるドラマの弱さ、ファンは気にならないんだろうか(『今、そこにいる僕』あたりを想定してます)。多分、40代の人間にはアマアマでそんなにハマれないと思うんだけれど、どの世代までなら「許容」されてるんかなあ。 もっとも、本気で『レジェンズ』を出来が悪いと思ってるわけではない。いや、子供には充分楽しいアニメだと思う。ただ、昨日の「アニメグランプリ」でも感じたことだけど、私にとってはもう「食い飽きてる」ものでも、若い人にとっては「初めて」なんだから、新鮮、と感じるのも仕方がないよなあ、ということなんである。それが「悪い」と言いたいわけではない。 しかし、たとえ同じような、似たようなアニメが延々と作られようと、それはやっぱり我々の世代が享受して来たアニメとは似て非なるものになっているはずだ。その価値がわからないのは、アタマが固くなっている証拠なのである。かと言って、40代の中年オヤジに別に「ボーイズ」とかに共感しろと言われたって、それはちょっとムリな話なんで、「溝」は「溝」として若い人にはガンコな年寄りの存在も許してはもらいたいのである。 ……誰ぞも言うとった。 「たとえ毎日が、限りなく同心円に近い軌跡を辿ろうとも、全体としてはやはり新たな地平を目指すはず。先のことは誰にもわからぬ」 さて、誰のセリフでしょう?
ここんとこ、コンテンツの更新がなかなか進まなかったが、ちょっと頑張って、見た映画を三つ程書く。たいした内容でもないのに、よう長々と書いてるなあ、と呆れてる方もいらっしゃるだろうが、たいした内容じゃないからこそ、プレッシャーもなく書けるのである。 実はこう見えても(ネットだから姿は見えないけど)、私は、プレッシャーには人一倍ヨワイ。いい文章を書こうとか、面白く書こうとか、妙なイロケを出すと、テキメンに書けなくなってしまう。 だから私の場合、芝居の台本を書くのが一番苦しい。一行書いちゃ、「ああ、こんな魂のこもってない台詞じゃ、客は引く」と頭を抱えては消し、昨日書いたギャグが一日経つと凄くつまらなく感じられて落ち込み、気がつくと、衣裳棚からトレンチコートを取り出し、襟を立てて寒風吹き荒ぶ街中をフラフラと彷徨い、ふと停車場のベルの音に誘われて列車に乗りこみ、あてどもなく、ただひたすら北へと向かうのだ。そのとき、私の頬は涙に濡れている。ウソです。 それはそれとして、今んとこ、読んだ本、マンガ、見たアニメ、殆ど書けない状態が続いているが、日記にも何度も書いてる通り、本職の方がクソ忙しいのが理由なので、週に一つ二つの更新しかできなくてもカンベンして頂きたいのである。……明日も会議があるんだけど、どうせトンガリさんは出ないのだろうな。でもきっと会議の内容についてあとからブチブチブチブチと難癖をつけてくるに決まっているのだ。ああ、想像しただけでケイレンが……(T∇T)。
しげの帰りは午後9時過ぎ。 練習がえらく充実していたらしく、「台本1ページくらいしかやらなかったけど、進んだよ!」と言う。役者がノッてるからと言って、それが客から「見られるもの」になってるかどうかはわからないが、少なくとも「ノッてない」芝居よりはよくなってることは間違いなかろう。 こないだ練習を見たあとで、私がしげに、「鴉丸さんのこのへんのセリフは、もうちょっとこんなふうにすればいいんだがなあ」と言ってた部分があるのだが、特にしげがそのことを持ち出したわけでもなく、今日の練習で鴉丸嬢はセリフを「そんなふうに」変えたそうである。役者としての「カン」が働いている、ということなのだろう。やるじゃん。 プレッシャーがかからない程度に、期待したい。
2003年05月16日(金) すっ飛ばし日記/魔界な男たち 2002年05月16日(木) で・じゃ・ぶぅ/DVD『アードマン・コレクション』 2001年05月16日(水) 鳥頭の女/『文鳥様と私』2巻(今市子)
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藤原敬之(ふじわら・けいし)
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