無責任賛歌
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藤原敬之(ふじわら・けいし)

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2004年05月10日(月) いそがしいそがし。&ゴールデンウィーク映画興行成績。

 抱えこんでた仕事のシメキリが一気にずどーんと来た。
 いやもう、忙しいの忙しくないのってないっスよ(★o☆)、また焦ってたらいきなりパソコンがフリーズして強制終了、打ち込んでたデータが「ほや〜ん」と消えるし。マジで「ひいいいいい!」って楳図悲鳴上げたよ(T∇T)。
 アレが終わったらコレ、コレが終わったらソレと次から次へと仕事が舞い込んで来るものだから、ひと息つくヒマすらない。いつもの運動する時間も取れないし、トイレに行く時間すら惜しい。ちょうどベンピで助かった。
 昼休み返上で働いても仕事は片付かず、結局、夜8時過ぎまで残業。それでも明日に持ち越した仕事がアレとコレと残っていて、まず確実に明日も居残り決定なのだ。……つか、本気で明日までに片付けないと、水曜日はしげと映画に行こうと約束してるので、明後日も居残りなんて事態にはゼッタイしたくないんである。ああ、トンガリさんの代理仕事さえなけりゃあねえ。
 そのトンガリさんは今日も休み。欠勤の理由はこちらにまで全然伝わって来てないので、既に「入院したんじゃないか」とウワサが立っている。もちろん何科かは言わずもがな。口さがないけど、コレがみんなの願望になっちゃってるところが人間社会のコワイところである。私もあまりチックが目立つようになっちゃうと、そういう眼で見られるようになるよなあ……って、トンガリさんが来てないと、どんなに忙しくてもチック起こらないんだよっ!
 まあ、それはそれとして、人の仕事まで引き受けてるせいで、本気でクソ忙しい毎日が続いてるんだけれども、オソロシイことに、ウチの職場で一番仕事ラクしてるのは、なんと私なのである。
 昨年病気して入院した関係で、閑職に回してもらえたのだが(降格も減給もされてないので。あくまで職場の恩情である)、それでもこれだけ忙しくなる。当然ほかの同僚はもっと忙しくて、9時10時居残りどころか、寝泊りして仕事片付けてる方もズラッといる。8時に帰れるなんて、幸せなほうだから、あまり文句言ってちゃいられないのよね。
 ぶっ草臥れて足取りもフラフラ、夜目の利かぬ目で、道路のデッパリに躓いてしまう。テブってた時なら、そのまま転んでケガしてたとこだろうが、以前よりかなり体重が落ちているので、よろけただけで済んだ。やっぱりデブは諸悪の根源である。
 帰宅してメシを作る元気もないので、マクドナルドでてりたまバーガーを買って、バスの中でぱくつきながら帰る。これでまたデブりそうだが、たまにはコッテリしたものが食いたくなるのだ。帰りつくのはどう考えても10時前、しげはとうに仕事に出かけているだろう。今朝がた、ゴミ捨ての日だから一緒に捨てに行こうと約束していたのだが、それもどうやら無理っぽい。携帯からメールを打って、「ゴミ捨てどうする?」と聞いてみたら、何と「いくつか捨てたよ」とすぐさまの返事。
 あの、家事嫌いのしげが! と思ってビックラこいたのだけれど、メールの文面、よく見ると、「あんたの捨てる分は残してるから」。……ええ、ええ、捨てましたとも。大袋が四つも残ってたから。


 先週、ゴールデンウィークの映画の興行成績トップテン、他を制したのは公開2週目の『ホーンテッド・マンション』だったとか。私は、ああ、そういうのもあったか、ってなもんで殆ど失念していたのだが、考えてみたら、これが今年の洋画では唯一の「ファミリー映画」なんである。ヒットするのは当たり前って感じか。
 2位は『名探偵コナン 銀翼の奇術師』、3位は『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ』と続く。もちろん大ヒットと言っていいのだけれども、どちらも昨年よりはやや成績が落ちてはいるようだ。そろそろ腐女子たち、子供たちのファン離れが進行し始めているのだろうか。これが映画評論家の批評となると、両者の評価は雲泥の差で、『コナン』はもう完全無視、『クレしん』は『キネ旬』では大絶賛、なんとあのアニメ嫌いの北川れい子ですら誉めている。みんな、作中の西部劇ネタについて、「もっとマニアックに」みたいなことを書いてるんだから、もう全然子供向けアニメだなんて思ってないのである。ええこっちゃ。
 4位は何と『CASSHERN』。公開2週目でさらに観客動員を延ばし、既に興行収入は十億を突破しそうだとか。上位3本がファミリー映画であることを考えると、普通の映画ファンに一番支持されたのがこれだってことになる。ウタダの力も当然作用してるのだろうけれど、口コミが追い風になっていなければ動員が増えることはそうそうない。若い人たちはやっぱり『CASHEERN』を支持しているのだ。……確かにああいうストレートな映画のほうが「どんな映画だった?」と聞かれて、「感動したよ! 戦争の悲しみがビシバシ伝わってきてさ!」とかなんとかアピールしやすいのも分かるんだけれども。「寺尾聰の自然にマッドな演技、よかったねえ」なんて言ってる私やしげの感覚は、普通に感動したい人にとってはピンと来ないものなんだろうなあ。


 ここんとこ、『白い巨塔』や『砂の器』など、名作のリメイクドラマのヒットが目立つが、今度は森村誠一の『人間の証明』がフジテレビ系で連続ドラマ化(7月8日より、木曜午後10時)されることが決定。主役の棟居弘一良を演じるのは竹之内豊。私はこの人の演技をマトモに見たことがないので、今の段階では何とも感想の述べようがない。けれど、時代を現代に移すとなれば、現在33歳の彼が演じる棟居が、幼少時にどういう形で八杉恭子やケン・シュフタンと関わったのか、相当原作を改変しなきゃ、辻褄が合わなくなるだろう。
 原作ではシュフタンは進駐軍として日本に来て、棟居や恭子と関わったって設定だったんだけれども、さすがに戦後のころまでは時代を遡れまい(10年くらい前の石黒賢主演のドラマ版では、ムリヤリ遡らせて、ピーター・フォークにシュフタンを演じさせてたけど、やはり無理が目立った)。竹之内豊の実年齢を考えれば、そもそもの事件の始まりを1980年ごろに設定しなければならなくなる。そのころに「あの手の事件」が起きたってことにするとなると、舞台はまさかオキ……。うわあ、もしそうだったら、すげえヤバいドラマになりそうだぞ。果たして保守的なテレビ局にそれだけの度胸があるかどうか。

2003年05月10日(土) すっ飛ばし日記/イラストな女
2002年05月10日(金) 人生は重い荷物を……。/『新映画宝庫 Vol.4 スタークラッシュ 大宇宙映画放浪編』ほか
2001年05月10日(木) 仕事復帰、半分だけだけど/『× ―ペケ―』6・7巻(新井理恵)



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