無責任賛歌
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藤原敬之(ふじわら・けいし)

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2004年04月12日(月) イラク事件の膠着と『ハウル』の声優

 しげ、朝になっても睡眠薬が抜け切れず起きれず。
 夕べしげは、薬が効きすぎてトイレで座りこんでしまい、私に助けおこされて寝床まで運びこまれたのだが、「結婚しててよかった〜。そうでなかったらトイレで寝てたよ」としみじみ呟いていた。別にトイレに放置してても良かったのだが、それじゃ私がトイレ使えなくなるから仕方なくそうしたのである。つかよー、薬飲むなら寝る直前に飲めよ。
 すっかり寝惚けて「添い寝して〜ん♪」というので側に来てやったのだが、すぐにイビキをかき出したしげ、ふとんは跳ね飛ばすわ、エルボーにニーキックは食らわしてくれるわ、とても寝られたものじゃなかったのである。
 結局しげは朝になっても悠々と寝ていて、仕方なく私はタクシーで通勤することになったのだが、まる一日睡魔に襲われるのに耐えながらの仕事になってしまった。週の初めからこんなに疲れたかなかったんだけどなあ。

 結局しげはまたも夕方まで寝こいていたようである。14、5時間は寝てる計算になるなあ。全く私もいっぺんそれくらい寝てみたいわ。
 一応、寝ぼけ眼をこすりながら迎えに来てくれたしげと、久しぶりに外食。といってもジョイフルで400円の焼きサバ定食である。金欠病の時には、ジョイフルや吉野家は強い味方であるのだが、しげは貧乏人のくせに、外食となるとこういう安い店にはなかなか行きたがらないのである。来月東京行きを控えていることでもあり、しげにしては珍しく「節制」しているつもりなのであろう。でもあいつが食ってたのは600円のしょうが焼き定食。……まあ、おごってもらったんだから、文句は言わないけど。


 イラク人質事件の続報、ここに来て動きがピタッと止まってしまう。
 日本政府がまるで動揺してないので、犯人グループが対策を協議している、あるいは意見が分かれてあっちも膠着状態に陥っている(~_~;)ためとも考えられるが、情報が錯綜している現在では、全て憶測の域を出ない。言い換えるなら、その「憶測」に踊らされて、国内で「自衛隊撤退」デモを起こしてる連中なんかは明らかに常軌を逸している。だから自衛隊の問題と、テロリストの要求を飲むことと、いっしょくたにしちゃダメだってば。じゃあテロリストが「コイズミを処刑せよ」っつったら、あのデモやってる連中は「コイズミ逝ってよし」ってプラカード掲げるんかね。あいつらはテロリストの要求が「たまたま」自分たちの政治信条に合致してるから撤退撤退と騒いでるだけなんで、それが犯罪者の尻馬に乗ってる腐れた行為になってるということに少しも気がついちゃいないのである。
 「報道ステーション」で古館伊知郎が「人質のみなさんを自分たちで危険地域に入ったんだから自業自得などと非難するのは間違い」と発言しているのを聞いて、この人も「守り」に入っちゃったなあ、とちょっとガックリと来た。NGOやらピースボートを過剰評価するとこういう意見になるので、こいつらが過激な抗議行動に出た時、法を犯すことも辞さないことはこれまでにもいくらでも例のあることだ。いつだったっけ、ボートで自衛隊の船に体当たりして転覆した馬鹿がいたのは。ペシャワールで活躍している医師、中村哲さんのような行動を一概に否定しようとは思わない。ただ、それだって時と場合による。あの三馬鹿は自分たちの無謀な行動が、どのような事態を招くことになるか、それこそ現地にいて「わかってて」やったんだから、「あえて人質になる道を選んだ」と批判されるのは当然のことだろう。百歩譲って、別にヒロイズムに酔ったわけでもなく、やむにやまれぬ行動だったことを認めたしても、それで批判をかわせるわけではないのである。
 番組は「そもそもアメリカにこそ非がある」ことに話をスライドさせようと躍起になっていたが、そんなこたぁ言われなくったって分かってるのだ。だからそれだって「それはそれとして」って話なんで、「アメリカが悪いからテロやっていい」ってムチャな論理を押しとおしたいのかこいつらは、と頭が痛くなる。これが通るようなら、世界でテロは花盛りである(もうなってるけど)。小学生は「運動会を中止しないと道子ちゃんを殺しちゃうぞ」と女子トイレに立てこもり、中高生は「修学旅行を中止しないと良子ちゃんを殺しちゃうぞ」と女子更衣室に立てこもり、大学生は「単位をくれないと教授の秘書の奈々子ちゃんと○○しちゃうぞ」とヒミツの小部屋に立てこもり、寝たきり爺さんは「シモの世話をしてくれないと、なんもかんも垂れ流しちゃうぞ」とホントに垂れ流す(それはいいのか)時代になってしまうのである。いったいどこまでこの国は既知外を増やしていけば気がすむのだろう。
 あと、3人の家族をマスコミに露出させるのはそろそろ控えたらどうか。あの人たちも政治活動やってることは明々白々なんで、少しも同情を買えないのである。「みなさんのお力を」と、なぜか市民に協力を求めたり、人質がナイフ突きつけられてる写真の載った新聞を振りまわしたり、政治的パフォーマンスが過ぎるのである。だから三人の救出を求めるのなら、政府の方針に従う以外なかろうに、なにを「活動」してんのよ、この人たちは。
「誘拐された人質の家族が、人質の身を案ずるあまり『身代金を払う』と言うのと同じ」と擁護する向きもあるようだが、場合が違うでしょ? だってその場合、「身代金」を払うのは家族たち当事者だけれど、今回の場合、家族は要求突きつけられてる「日本政府」の当事者じゃないんだから。全く黒澤明の『天国と地獄』そのまんまで、犯人は「誰でもいいから誘拐して、関係ない人間に要求を突きつけてる」のである。あんた、あの映画で子供を誘拐されたタクシーの運ちゃんが、テレビに向かって、「うちの社長は身代金払わないって言ってるんですよ! 市民のみなさん助けてください!」なんて訴え出したら、どう思いますか(-_-;)。自分が何かを主張できる立場にいるのかいないのか、少しは頭を使って判断してもらいたいものである。
 土台、勧告無視してとっ捕まった馬鹿の面倒まで政府に見ろというのが大間違い。現時点で政府はできる限りの努力をしていると言えるだろう。情報収集に努めてくれてるだけでも充分なのに、その政府を批判して足引っ張ってどうするのか。あの人質たちを危険に落とし入れているのは、誰よりも何よりもあの家族なのである。こんな「情のない」鬼畜のような親をどうして擁護などできようか。


 国立天文台の縣(あがた)秀彦助教授らが今年の2月、長野市と北海道上富良野町の公立小学校の4、5年生計116人を対象に行った調査の結果、「地球は太陽のまわりを回っている」「太陽は地球のまわりを回っている」という2つの文章から正しいものを選ばせたところ、41%が“天動説”を選んだとか。
 同助教授らはまた、2001―2004年の間に、長野市、上富良野町、広島市、東京都三鷹市の小学校4―6年生の約500人に対する調査も実施。「日が沈む方角はどこか」「月の形が毎日変わるのはなぜか」という質問の答えを4つの選択肢から選ばせたところ、日没の方角を「西」と答えたのは71%にのぼったが、月の形が変わる理由を「地球から見て月と太陽の位置関係が変わるから」と正しく答えた子供はおよそ半分の49%、「月が地球のかげに入るから」という誤答が多く、少数だが「いろいろな形の月があるから」という解答を選んだ児童までいたとか。いいなあ、見たまんまを信じる素直な子供(^_^;)。
 この結果について、縣助教授は「現在の学習指導要領が、目で見える事象の観察や実験を強調し、なぜそういう現象が起きるのかを考えさせる仕組みになっていないため」と分析しているが、「学校教育」のレベルで語れる問題じゃないでしょ。こんなん、親が子供になーんも常識を教えてないって証拠じゃないか。日常のこと以外なら知らんでもいいと親は考えているのか。いや、日常のことすら教えてるかどうか疑わしいよ。子供に朝食すら作ってやらない親もどんどん増えてるらしいから。
 シャーロック・ホームズが地動説を知らなかった(実はそのフリをしていただけ)というのは笑いばなしだったんだけれど、笑ってられなくなった。だってこの子供たち、いったい何歳まで、その「間違った」知識を信じたまま大人になってくかってこと考えると、ちょっと恐ろしくなってくるしね。この調査、小学校の5、6年生、中学生、高校生と調べて行ったらどうかね。誤答者がゼロになることはないんじゃなかろうか。


 上戸彩主演の映画『あずみ』が米、英など世界21ケ国で上映決定とのニュース。
 言われてみりゃ、世界的に受けそうなネタではあるかな、と思いはする。『ラスト・サムライ』で時代劇にまたちょっとスポットが当たってる時期ではあるし、ニンジャものは受け容れやい土壌がもともとあるだろうし、女性アクションヒロインは向こうでも一つの潮流を作ってはいるし。
 ただ、上戸彩のカオが、アチラのひとの好みに合うのかどうか、という、そっちの方が気になってしまうのだが、実を言うと、日本で上戸彩が人気を呼んだというのも私にはよくわからないのである。あずみに岡ひろみとマンガキャラの実写化に連続して主演してるけど、なんだかしっくりきていない。印象だけでうまいこと言葉にできないのがちょっとはがゆい。どっちかっつーと、私には「主人公のトモダチその2」レベルの平凡な顔にしか見えないし、加藤夏季とかが演じたほうがよっぽど個性が強くていいと思うんだが、世の中、女の子の趣味もいろいろだからねえ。
 続編『あずみ2』も、前回の北村龍平監督から金子修介監督にバトンタッチされて製作、ということだけれど、私はもう最近は誰がどんな形で映画を作ろうがすっかり寛容になってしまっているので、素直に期待しちゃいますよ。いやもう、ヒロイン撮ってナンボって言われてる監督さんですからねえ。でも実は、安田成美とか大寶智子とか斉藤由貴とか、八割方の映画で、ブ○にしか撮れてないのであった(^_^;)。


 宮崎駿監督の新作アニメーション映画『ハウルの動く城』で、ハウルの声優にSMAPの木村拓哉が決まったとか。またぞろ「客寄せパンダか」とか「声優をないがしろにするのか」とか「宮崎監督の上昇志向」とか、見当外れな批判が続出しそうだが、要は演技がヘタじゃなきゃいいのである。
 私の見るところ、宮崎監督の「声優以外」の起用は、8割は成功している。前回の『千と千尋』だって、内藤剛志や沢口靖子は見事なものだったと思うが、声優フリークはアレまで否定する気なんだろうか。まあ確かに、失敗した過去の例として、「なんだあれは」的な糸井重里とか立花隆ってものすごいのがあるんで、文句つけたくなる人がいるのも分らないではないが、あれだって「既成の型にはまった声優演技よりはマシ」という見方だってあるのである。一面的に「声優じゃないからダメ」というのは偏狭なオタクの勝手なヘリクツに過ぎない。
 実際、実績を残している人を宮崎監督は再度、再々度起用している。今度の『ハウル』でも、ヒロインのソフィーに倍賞千恵子、荒地の魔女には美輪明宏が出演することになったそうだが、この二人まで「声優として疑問がある」と言い出すやつがいるんだろうか。いそうだよなあ、最近のオタクはもう何も知らないから。


 相変わらずヘンなメールは届いてるけれど、こないだ「英語で書かれても読まねえよ」と日記に書いたら、珍しく日本語のメールが来た(^o^)。もしかしてやっぱ読者がいたのか。
 笑っちゃったので、個人宛てメールにもかかわらず公開しちゃうが、差し出し人、訴えたいなら訴えなさい。

>「急ではありますが連絡させて頂きました。私は関係を求めています。それによる代価として金銭が発生するのも致し方ないと考えています。条件は癒しと開放、月最低二回。以上それが私の望みです。既婚者である私とでも問題がなければ。代価として月に20万円のサポートをお約束します。上記を踏まえた上で契約関係になってはいただけませんか?興味頂ける内容と思います。まず明日お手隙でしたらお会いしてみませんか?場所はご指定ください、重ねてどこにお住まいかもお願いします。○○○」

 多分、同一内容のメール受け取った人間は多いと思うが、どういう目的なのかがちょっとわからない。返事が来たとして、何かのやりとりをする気があるのだろうか。それとも返事が来たというだけでイタズラの目的が達成できたと満足できるものなのだろうか。まあ馬鹿の心理などわかりたくもないが(イラク人質事件に対する腹立ちが、こんな殺伐とした気分にさせているのである)。
 仮にこれに応じたやつがいたとして、「癒し」の正体が「私とオセロしましょう」だったら楽しいけどね。

2003年04月12日(土) 夢は続くよ/『全日本妹選手権!!』4巻(堂高しげる)/『Heaven?』5巻(佐々木倫子)/『本気のしるし』6巻(星里もちる)
2002年04月12日(金) オトナ帝国、四たび/『寄生人』(つゆき・サブロー)ほか
2001年04月12日(木) 驚天動地/『ストレート・チェイサー』(西澤保彦)ほか



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