無責任賛歌
日記の表紙へ|昨日の日記|明日の日記
夕べは雷雨だったんだけれども、今朝はこれが雪になっている。おいおい、もう3月だってのに。職場は山の中なので、芝生あたりはうっすら雪が積もっている。窓の外、向こうの山を見てみると、頂上の方から段々と白くなっていくのがはっきりわかる。息は白くなるし、とんと真冬だ。油断して薄着で来たものだから、部屋の中にいても寒い。 運動療法にとジャージを持ってきていたのだが、着替えるとメチャクチャ寒い。それでも頑張って建物の周りをせっせか早歩きしたのだが、十分たっても二十分経っても全然からだが温まらないのには往生した。これじゃ運動にならないのである。 本日はちょっとだけ仕事あり。完全復帰にはもうしばらくかかりそうである。
帰宅した途端、それまで寝こいていたしげが「メシ〜、腹減った〜」とまだ薬の効いてるからだなのに起きてきた。ちょうど買ってきたばかりのサラダを食べようとしていたところだったのである。ホントに食べ物の匂いには敏感である。 私の晩飯をピンハネしただけではしけには当然足りない。さらに「カレ〜、うどん〜」と囀るので、うどん二た玉、牛肉に鶏の唐揚げも混ぜて、上からカレーをぶっ掛けたのを渡したら、きれいに平らげた。……どこが食が細くなったんだか。
テレビ『エースをねらえ!』など。最終回直前で盛りあがってますね。説教クサイセリフも飛び交ってるし。しかしこういう宗教マンガに本気でハマってる人がソバにいたりしたら大変なのである。「『エース』が好き」という人にはちょっと注意しましょう(^o^)。
昨日の「ゴジラショック」について、ふともう一つ気になったこと。 角川が製作予定の『ガメラ4』、社長は「ガメラ対ギャオス対ゴジラ」をやりたいらしいが、東宝が「ゴジラ終了」を宣言した以上、ゴジラを貸し出すなんてことはしないんじゃないか? 歴彦社長も兄さんに負けず劣らずハッタリかますおヒトだから、最初からラッパ鳴らしてただけかも知れないけれども。 ネットをいくつか回ってみたが、まだそんなに書きこみは多くはないものの、期待を表明したものは殆どない。北村龍平監督への「信頼度」がどんなものかってことだな。まあ『Jam Films』にしろ『あずみ』にしろ『スカイハイ』にしろ(なんだかんだで北村作品いろいろ見てるな、オレ)、あんた、頭のネジがどっかひんまがっとるやろ、ってな作りであったので、宜なるかなではある。 けれど、今年から来年にかけて、「話題作」という点で行くなら、アニメでは『イノセンス』『クレヨンしんちゃん』『スチームボーイ』『アップルシード』『ハウルの動く城』(予告編ちょっとだけ見たけどすげえいいぞ)があり、特撮じゃ『CASHERN』『キューティーハニー』『デビルマン』『鉄人28号』、そして『ゴジラ』『妖怪大戦争』『ガメラ』などなどが続くのである。もちろん話題のみで中身はスカスカってことはありえるけれど、これだけ豊作の年って滅多にあるもんじゃない。私の場合、これにさらに「時代劇」(『丹下左膳・百万両の壷』『隠し剣・鬼の爪』『甲賀忍法帖』『HAKKENDEN』)とか「ミステリー」(『盲獣VS一寸法師』『恋人はスナイパー』『死に花』『レディ・ジョーカー』)とか「コメディ」(『リアリズムの宿』『笑いの大学』)で落とせないのが加わってくるんで、全く銭がナンボあっても足りないのである。で、海外まで目を広げると……。
で、ほかのニュースにまで気が回らなかったのだけれども、気になったニュースをいくつか。
アメリカ・マクドナルドが、特大サイズのフライドポテト「スーパーサイズ・フライ」などの販売中止を決定。年内いっぱいで店頭から姿を消すことになるとか。 こういうニュースを聞いたら、時期が時期だから、牛だの鶏だのに続いてイモもかい、とちょっと勘違いしてしまったのだが、理由が「肥満の原因になる」からだって。 はあ? まだこれだけじゃなんのことだか分らない。さらに記事を読んでくと、2002年夏に「高カロリーのメニューが肥満の原因となった、とマクドナルドを相手取った損害賠償訴訟が起こされた」とか、「ハンバーガーなどを食べ続けた人物の健康悪化を記録したドキュメンタリー映画が公開される予定」とかいうことが背景にあるということなんである。 やっぱり、「はあ?」だな。 そりゃ、食いに来る客の方が大馬鹿三太郎なんじゃないのか? 太りたくないならマクドナルドに行かなきゃいい、という発想がアメリカ人にはないのか? 自制心とか自省心ってものがないのかね? その主張の流れで行くなら、肥満の原因になるものは全て訴えていかないと筋が通らんだろう。ポテトだけじゃなくてハンバーガー本体もダメだよな。ケンタッキーフライドチキンもミスタードーナツも当然訴えなきゃならん道理だ。ファミレスも全部、訴えないといけない。それでも販売停止をしない店は、実はアメリカ人を太らせて滅亡させようという魂胆なんだな。肉をどんどん売ってる店なんか、アメリカ人を太らせて運動不足にし、動けなくなったところを攻撃しようと企んでいる悪の組織の手先なんである。なんだ、「ビッグ・ボーイ」がドクター・イーブルの隠れ蓑だってのは本当だったのか(^o^)。 日本人とはやっぱり感覚が違うよねえ。どっちかというと、日本じゃ「余計なものは要らん」とセットのポテトを頼まない人のほうがもともと多いんじゃないかな。マニュアル言葉に対する批判が高まったせいか、昔みたいに「ご一緒にポテトはいかがですか?」って言う店も、少なくなったみたいだし。少なくとも日本人で「よくも太らせてくれたな!」と飲食店を訴える奴がいたら、ただの既知外と思われて裁判所に門前払いされるのが落ちだろう。それともアメリカには飲食店がマクドナルドしかない街がやたらあるのか? 広さだけはあるクニだから、その可能性もないわけじゃなかろうが。
確率的には低いだろうけれども、国民一人一人に関わってくる話題。 殺人などの重大な刑事裁判の審理に参加する「裁判員制度」の創設を盛り込んだ裁判員法案など、司法改革関連9法案が2日に閣議決定された。「公布後5年以内の施行」ということだから、2009年には裁判員制度がスタートすることになる。でも付和雷同型の人間がゴマンといる日本で、これが吉と出るかってのは甚だ心許ないことだと思うんだけどね。 裁判員が無作為に選ばれるということは、ウチのしげも裁判員になる可能性があるということである。まず、事件の内容を理解できるかどうかもわからんぞ。無罪の人間が女房の「顔が気にくわないから」の判断で有罪になる可能性だってないとは言い切れん。 でも、それくらいい加減な方が、かえって犯罪の抑止力になっていいかもしれんな。筒井康隆の『12人の浮かれる男』じゃないが、「死刑にした方が面白い」って感じの審判も増えそうだし。少なくとも私が裁判員になったら、情状酌量は一切主張せんぞ。実刑の最高刑だ。それでもいいのか?
2003年03月04日(火) 騙されるほうがねえ/『たったひとつの冴えたやりかた』(J・ティプトリー・Jr.)/『ENDZONE』2巻(えんどコイチ)ほか 2002年03月04日(月) 愛のタコ焼き情話/『八戒の大冒険 2002REMIX』(唐沢なをき)/『ダルタニャンの生涯』(佐藤賢一)ほか 2001年03月04日(日) 一日が短い。寝てるからだな/アニメ『ソル・ビアンカ』1・2話ほか
日記の表紙へ|昨日の日記|明日の日記
☆劇団メンバー日記リンク☆
藤原敬之(ふじわら・けいし)
|