無責任賛歌
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藤原敬之(ふじわら・けいし)

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2003年07月09日(水) そんなに息継ぎナシで喋らないでください/『ある日のツヴァイ』(竹本泉)

 どの新聞の見出しにもデカデカと「12歳少年」の文字が踊ってるけど、まあ、その感想は明日の日記で。


 できるだけ仕事はしないぞ、とコブシを握りしめてしまうのは、やっぱりまた会議があったからなんですね。もう、あのキテる人とは会話したくないのだが。
 「あなたは話が通じるから」って、私ゃ別にアンタの話はマトモに聞いてないよ。いつも「そんなこと私に言われても困ります」って言ってるじゃん。「あなたから主任に伝えて」って、なんで自分で言わんの。自分が言っても「またこいつがおかしなこと言ってる」としか思われないからでしょう。それは話自体がおかしいからなんで、私が言ったって却下されるのは当たり前なの。
 で、会議前に散々私に愚痴言ってたものだから、「会議でちゃんと言ってください」と言ったらだよ、今日の会議じゃ俯いたまま、「その件につきましては、最前からかのように申し上げておりましたけれども、どなたもお聞きにならなかったのでもうそれでよろしいのでしょうと判断しておりましたけれども、改めてお聞きになりたいということでしたら申し上げるのに吝かではありませんが、また申し上げましたところで聞いていただけないのでしたら申し上げてもあまり意味のないことではないかと思いますがブツブツ」と囁いている。
 こんなの相手にする人、普通、いますか(-_-;)。


 晩飯は博多駅の「杵屋」でウドン。
 しげと一緒だとなかなかうどん屋には入れないので、ちょっとストレスが溜まっている。腰のあるうどんを猛然と食う歓びよ。って大袈裟な感じがするが、博多人ならやっぱりうどんを食わないとねえ。


 『トリビアの泉』第2回(深夜からだと21回)。
 うう、やっぱりつまんない。三木聡さんも唐沢俊一さんも、演出にまでは口出ししてないんだろうけれど、もうちょっとなんとかならんものか。こういう「一行知識」に初めて接する人や、バラエティのヌルイ演出に対して何の批判精神も持ってない連中にはそれなりに面白いのかもしれないけれど、そのうち飽きられるぞ。テレビ曲もどうせワンクールも持てばいいと思ってるんだろうな。
 やっぱなあ、ネタがイマイチなのもあるけど、演出がダメなんだよなあ。たいしたことないネタをムリに「引いたり」すると、「へえ」って感じがなくなり、逆に「それがどうした」ってイメージの方が強くなって白けてしまうのである。いやね、ネタを途中まで読んでタメる演出が悪いってんじゃなくて、タメ過ぎてタイミングを完全にはずしてしまってるのがよくないのだな。
 タモリがまたつまんない番組につき合わされてる不満をまんまオモテに出してるものだから、番組自体も盛り下がること。この手の番組で、ネタを相対化させるようなキャスティングしちゃダメだって。
 ネタの選択についてはあまり言いたくないのだが、「『豚に真珠』はキリストの言葉である」なんてネタ、辞書引きゃ載ってることだ。「豚に真珠」なんて言葉、いちいち辞書引いたりしないって意見もあろうが、その言葉自体、知らん人間の方が世の中にゃゴマンといるのである(ウソだと思うなら、会社の同僚の何人かに聞いてみな)。「誰でも知ってることに実はこんなウラがある」ってネタ、もっと他にあると思うんだけどなあ。
 逆に「プリンセステンコーは昔アイドル歌手だった」ってのは番組ターゲットの世代を考えれば充分「へえ」だろう。朝風まりの時代の頃の方が好きだった世代にしてみれば複雑な気持ちはするけれど(~_~;)。
 

 しげに昨日録画した『高橋留美子劇場』を見せるが、全くの無反応。原作のまんまだとやっぱり新たな関心はないかな。


 深夜はあやめさんとチャット。男しか集まらずROMさんは恐らく殆どが2ちゃんねら〜であろう(^o^)このサイトにおいては、あやめさんの存在は貴重過ぎるくらいに貴重である。つーか、知り合いの男女比で言ったら、私の場合圧倒的に女性の方が多いのだが、ほとんど寄り付かないものな。私の性格に何か問題があるのか(^_^;)。


 マンガ、竹本泉『ある日のツヴァイ』(徳間書店・690円)。
 竹本泉さんの猫飼い日記マンガ。だもんで、竹本さんの似顔絵は、いつもの怪獣タイプじゃなくて人間のスタイル。奥さんも出てくるけど、なぜか二人とも額にお面を付けている。これが猫の面っぽいのだが、なんだかよくわからない。そこがこのマンガの一番面白い点か(^o^)。
 いやね、竹本さんのマンガは殆ど全部好きなんだけど、これだけは読み辛かったわ。私は別に猫好きってわけじゃないから。でも別に猫が嫌いなのでも、犬のほうが好きなのでもない。
 正直な話、もともと飼い猫マンガ(あくまで日記ものとして。猫がキャラとして出るマンガは好きなのが多い)というものをそれほど面白いとは思わないのだ。結局は猫を通した作者の「自分語り」になっていて、「物語を作っている」という自覚がない分、一人よがりぶりがストレートに突出してしまっているのだ。
 だから、「飼い主本人の内面がおもしろい」ってとこがないと、特に猫好きでもない身にとってはただひたすらつまんないのである。飼い猫マンガで面白かったのは大島弓子さんのサバシリーズくらいのものだったな。なぜかって、そりゃもちろんサバが擬人化されてたからである。
 まあけど、猫飼い日記がこれだけ溢れてるってことは、面白がる人もいるんだろうから、これはもう趣味の違いということで。
 でも竹本さんがツヴァイの死を具体的に漫画に描かなかったのにはジンと来たなあ。マンガで死を描くことは自分で描いてみりゃ分るが、どうしたって「死」を軽んじることになる。「死」をパロディとして描くのならそれでも構わないが、本気で「死」の悲しみを描こうと思ったら、そこには相当な「演出力」が必要になるのである。竹本さんはその「演出」も恐らくはヨシとしなかったのだろう。

2002年07月09日(火) 何がこの悪いガイで上がっていますか/『たま先生に訊け!』(倉田真由美)/『ワンピース』24巻(尾田栄一郎)ほか
2001年07月09日(月) アンケート募集/『押井守 in ポーランド』ほか



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