無責任賛歌
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2003年07月03日(木) |
遊ぶ女/『BURAIKEN』(唐沢なをき)/『超役立ち法律大事典』(行列のできる法律事務所)ほか |
ここんとこずっと雨が降り続いていたが、珍しくも今日は朝から晴。 ……と思ったらやっぱり昼ごろから天気が崩れ出して、雨になるのであった。梅雨と言えば梅雨らしいんだけど、沖縄の方で「梅雨明け宣言」したの一週間くらい前じゃなかったか。梅雨前線、えらく留まってるなあ。
仕事が溜まってきてたので、少し早めに家を出て片付けようかと計画、昨日のうちに、しげにもそう伝えておいた。 「明日は早いから、仕事が終わったら早く帰って来いよ」。 これはもちろん、早く帰ってきて少しでも寝ておけ、という意味である。しげの仕事自体は2時には終わるのだから、すぐ帰ってきて寝れば5時間は寝られるのである。それを「次に入る人が困るから」と残業して(ここまでは仕方がないかなとも思う)、それからあとカラオケに行ったりデニーズやジョイフルで駄弁ったりしているから寝る時間がなくなるのだ。でもって、帰ってくるなり「眠いから送れない」と言って、夕方まで10時間くらい寝てしまう。当然、家事なんて何一つしない。 ちゃんと言っといてもどうせ遊んで帰ってくるんだろうな、と思ってたら、やっぱり朝帰り。今日こそは早めに帰ってくるだろうとつい期待して、私も3時ごろまで待ってたものだから、肩透かしされてあまり寝ていない。結局、カラダがよく動かずに早出もできず。節々の痛むカラダをむりやりタクシーに乗っけて職場へ。全く、迷惑ばかりかけやがるんだからな。
これだけ遊んでおきながら、その上しげは「どこか旅行にでも出かけん?」とか私に甘えてくるのである。 今、私が旅行に出かけられない状態だということもすっかり忘れているのだ。 こういうことばかりされていると、ホントに「しげはいないもの」という前提で生活を考えなくてはいけなくなる。 それでいいとはしげも思っちゃいまい、と思いたいのだが、結果としてそうせざるを得なくなるのは事実。それ、ちゃんとわかってんのか? もしかしてしげは、内心、私がホントに今の仕事をやめてくれればとか思ってんだろうか。 十何年も一緒にのたくってんのに、気持ちはいつまで経っても伝わらないんだなあ。
帰宅して、テレビのチャンネルを回したら、偶然「クイズ常識の時間」でアニメ特集をやっている。 西村知美が身重なのにゲストで呼ばれてるが、何だか呼ぶ方も呼ぶ方だし出る方も出る方という気がする。まあいいけどね。 クイズ自体はアニメファンには常識みたいなものなので、西村知美だけがどんどん答えていくのが笑える。それにしても、アニメの実写版を紹介して笑いを取ろうっての、昔からよくやってたけど、笑うより先に私ゃイタイんだけどねえ。で、毎回『ルパン三世念力珍作戦』が引き合いに出されるのはどうかなあって思うんだが。そんなに次元大介の田中邦衛ってヘンかね。原作じゃそんなにダンディってわけでもないぞ、次元(特に初期)。
ホームページの更新もできれば毎日やっていたいのだが、そんな時間も体力もない。 「マンガの笑セリフ」を今日までで一気に3回、更新したことはしたが、意外とこれ、体力使うんである。何たって、書庫の中から本探してこなきゃなんないから(^o^)。あまり新しいマンガだとみんな読んで知ってるし、そろそろみんなの記憶の彼方に去りかけてるのを選んでおきたいんだけれども。 ああ、でもほかの工事中のコンテンツもなあ(~_~;)。
マンガ、唐沢なをき『BURAIKEN』(エンターブレイン/ビームコミックス・756円)。 描きおろし14ページなんてのを入れてくれるから、また買わなきゃならなくなっちゃったじゃん。やっぱ結構アコギだと思うぞ唐沢さん。 実は私は唐沢なをきの代表作は『カスミ伝』シリーズとこの『BURAIKEN』だと思っているのである。理由はどっちも時代劇のパロになってるからなのだな(←この言質は『赤富士』とかについて描くときには簡単に入れ代わるので信用しないように)。 こんなのたいしたパロじゃなかろう、と仰る方にヒトコト。主人公血煙今日四郎の元ネタは当然、眠狂四郎なんだけど、彼の円月殺法は、刀を回して相手を催眠術にかけ、その隙に斬るという、時代劇小説中最も華麗だけれど同時に最も卑怯なワザでもあるのである。 それをパロるんだから、当然その剣は「もっと卑怯」でなければならない。そこで「ウンチク垂れて相手が混乱したところを血祭りに上げる」、という技が完成したわけだ。こういうアイデア勝負の作品が昔は多かったよなあ、唐沢さん(遠い目)。 描きおろし新作は確定申告&七人の侍パロだけど、以前の連載と「全く同じ」展開なのが嬉しい。この「変わらない」ってこと、なかなかやれるものではないのよ。つい奇を衒って「平成版」とかにしちゃうマンガ家さん、多いでしょ。 それにしても、リアルなエロマンガにはイマイチ萌えないのに、こういうマンガキャラがナニされまくってるのの方がナニだってのは何でなんでしょうね。
マンガ、魔夜峰央『パタリロ西遊記』6巻(白泉社/花とゆめコミックス・410円)。 もう6巻まで来ちゃいましたね。『パタリロ!』も今まで何度か長編シリーズがあったけれども、まさかこれが最大長編になるとは思ってなかった。人気あるんだろうか。 原作に結構依拠してた前巻までとうってかわって、今巻はミステリ仕立てのものが多い。とは言っても、もう「あの作家のあの作品からそのまんま持ってきました」ってのばっかりなのはどうかと思うけど。しかも『パタリロ!』本編で使ったことあるトリックばっかだし。 魔夜さん、もしかして自分がかつて同じ作品描いたことあるの、忘れちゃってんじゃなかろうか。そういう可能性高そうだよなあ。
行列のできる法律事務所・編『超役立ち法律大事典』(日本テレビ・1050円)。 こんなのまでつい買ってます(^_^;)。中身はテレビで放映されてたのそのまんま。あれ見てると、裁判なんて弁護士の匙加減一つだなあ、という気がしてきて、ちょっとしたことでも裁判沙汰にはならん方がいいよなあ、という気にさせられることが多い。でもそれって、詐欺師に一番つけこまれやすい心理状態なんだよね。あまり弁護士間の諍いを見せないでほしいようにも思うんだが。 まあ、買ってどうこういう類のものでもないんだけど、中のマンガ描いてるのが若林健次さんだったもんで、ついね。今イチ売れないでこんな仕事もしてたか。そのうち学習マンガに行っちゃわないかちょっと心配である。
2002年07月03日(水) 妻のどこまでも広い背中/『デボラがライバル』1・2巻(多田かおる)/『20世紀少年』9巻(浦沢直樹)ほか 2001年07月03日(火) 頭痛のせいでネカマ風(-_-;)/『黒衣 ―KUROKO―』2巻(高橋葉介)ほか
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藤原敬之(ふじわら・けいし)
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