無責任賛歌
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2003年05月17日(土) |
すっ飛ばし日記/時計だけ見る女 |
夜、ワーナーマイカル福岡東で『Xメン2』を見る。 その前にサティの中をしばらく冷やかし。 しげが父の日に親父に枕をかってあげたいという。なんだかよくわからないが、新製品で頭の乗せごこちが一味違うそうだ。だけど値段が1万円。ちと思案どころである。 映画が始まる前に腹ごしらえをしておこうと、寄ったトンカツ屋のトンカツが油っこくて、コロモは固くて口ん中に刺さりそうで、ひたすら不味い。 しかも、食うのに時間をかけすぎて、映画が始まる時間になってしまった。 いや、悪いのはしげなのである。 しげがポケットから携帯を取り出して、時間を見ていたから、私はてっきり映画の始まりの時間を確認していると思っていたのだ。 「なんで時間が近いって教えてくれんやったん!」 「え? オレ、時間見てただけだよ? 確認するのはアンタの仕事やん!」 「時間確認してれば、始まりの時間を見てくれてるもんだって思うやろ!」 「なんでオレを信頼するんね!」 それを言うか、こいつ(-_-;)。 まあ、ギリギリ映画には間に合ったからいいけどさ。
『Xメン2』はまあ、いかにもなパート2モノでしたね。可もなく不可もなく。前作のミュータントの悲劇性は薄れて(マグニートーのナチスの収容所にいた云々の描写ももう描かれないし)、ホントに「エスパー同士の戦い」ってことだけが全面に出た感じね。ストライカーがなんでそこまでミュータントを憎むかも説明不足って印象。演じてるブライアン・コックスは『刑事グラハム』でのレクター博士役の人だけれど、あの時より随分太った。一瞬、同一人物とは気付きませなんだ。 それにしてももう、ミュータントたちを出し過ぎである。ある程度活躍させる人物を絞ろうってことだろうけれど、サイクロップスは最初に敵の手に落ちて、ラスト近くになるまで再登場して来ないし、ストームやローグ、アイスマン、パイロと言った連中は彩りみたいな扱い。メインはやっぱりウルヴァリンとジーン・グレイの関係、プロフェッサーX、マグニートー、ストライカーの三つ巴の関係に絞られる。 でも、プロフェッサーXって、今回とことん無能なのね。操られていたとは言え、いったんは全人類滅亡させそうになるし。こんなテイタラクじゃ、「ミュータントを排除せよ」って運動も起きるわなあ。なのにラストでとってつけたように「ミュータントは進化の始まり」とかナレーションを付けるのもちょっと興ざめだ。 ああ、けど、前作でてっきり死んだと思ってたご贔屓のケリー上院議員役のブルース・デイビソン(『スパイ・ライク・アス』にも出てるよ)、意外な形で「復活」してたんで嬉しくなりました(^o^)。
2002年05月17日(金) 追悼、柳家小さん/映画『モンスターズ・インク』/『カスミ伝△』2巻(唐沢なをき)ほか 2001年05月17日(木) 少しまじめな話/『コミックバンチ』創刊号ほか
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藤原敬之(ふじわら・けいし)
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