無責任賛歌
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藤原敬之(ふじわら・けいし)

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2002年04月30日(火) 今もまだへにょへにょ(疲れてんだよ)/『開田無法地帯』(開田あや・開田裕治)

 狂乱の三日間は終わりぬ(^o^)。
 実際、6時間はたっぷりと眠ったというのに、カラダの疲れが全く取れていない。
 過去の日記の更新だってしなきゃならんのだが、さて、ただでさえ日常の些細なことを針小棒大に書くことが主眼のこの日記にあって、果たして膨大な情報量を有するこの三日間の出来事を果たして書ききれるのであろうか。
 作者は既に逃げ腰である。"└( ̄- ̄└)) ((┘ ̄- ̄)┘"

 一昨日の某オフ会に参加した方々のサイトを巡回してみるが、まあまあ好評だったようで、ホッと胸をなでおろしている。……いやはや、「楽しかったけど、唯一あの幹事だけは」とか書かれなくて助かった(^_^;)。
 これも、いざというときも当たらず触らず、世俗に埋没して生きる、という私の日頃の姿勢の賜物であろう(^o^)。……と思っていたら、私の正体にしっかり気づいていらっしゃる方がおられた。諸事情があって、いくつものHNを駆使し、正体を隠さざるを得なくなっていたのだが、世に慧眼の人というものはいるものだ。もちろん、悪意は全くない人なので、心配は全くしていない。
 具体的なことは書けないが、あのあと、とってもお楽しみ♪になられた方もおられたようだ。日記にまでそんなことを書かれるとは、ちょっち赤面しちゃうのだが、その方のお人柄を考えると、かえって微笑ましいくらいなのである。いいなあ(* ̄∇ ̄*)。
 なんだか、みんなの幸せを思い切り何かに祈りたい、そんな一夜でありましたね。

 しげは旅の疲れが溜まっているのだろう、朝になっても起きて来ない。
 もともと見越していたことなので、今朝はタクシーで出勤。偶然だが、以前に乗ったことのある運ちゃんだったので、道を覚えていてくれた。スムーズに職場につく。
 連休を利用したと言っても、実はウチの職場は連休中もフル回転である。
 私ゃ勤め人ったって、そこまで滅私奉公するほどの義理はない、と考えてるほうなんで「休日は休みますんで、後はよしなしに」とさっさとケツを捲って逃げたのだが、今日、休みなしで青息吐息の同僚を見ていると、さすがに心が痛む。
 全く、ウチの職場は蟹工船かセメント工場か。
 しかしなあ、同僚に悪いからってんで、休日出勤しちゃうと、既成事実を幹部連中に認めさせることになるんだよなあ。それを考えると、たとえリストラされようと、休む時には休むしかないんである。
 現実問題として、マジメな同僚が、この休日明けに体調を崩して仕事を休んでいる。おかげで代理の仕事が増えたぞ、私だって、アタマは重いわ、ホネは軋むわ、ケツは痒いわ、散々だってのによう。(T-T) グスッ。
 週に一日二日くらいは完全に仕事を離れて休まないと、みんな、カラダが持たないくらいハードな環境にいるってこと、幹部は少しは気づけよな。


 会議がまたまた長引いて、しげを駐車場で10分ほど待たせる。
 ぶりぶり文句を言うので、メシでも奢ってキゲンを直してもらおうと思ったのだけれど、いかんせん、東京で散財し過ぎててゼニがない(^_^;)。
 で、逆に夕飯、奢られてやんの。しかもしげの仕事までに時間がないとかで、さっさと食える回転寿司。
 いつものごとく、帰宅途上にあるのは例のバカ高いネタばかり流してくれる「すし大臣」なのだが、できるだけ安いネタを選んで食うようにする。
 ゲソサラダ、いかめんたい、いかオクラ……って、イカ尽くしか(^_^;)。
 でも、安くてカロリー低くて美味いのはなんと言ってもイカだ。実際、この店は安いネタでもヒト工夫して食わせてくれるので、高いネタを食わなくても充分満足できるのである。
 ゲソサラダは、そのまま寿司のネタにしたら生臭く感じるゲソを、細かく刻んでマヨネーズで和えて、コリコリした食感が楽しめるようにしてある。いかめんたいはまさしく博多ならではの工夫だろう、めんたいのプチプチ感と適度な辛さが、イカの味と見事なコンビネーションを奏でている。いかオクラは……まあ、これは好き好きか(^_^;)。いや、私は好きなんだが。
 基本的に、イカ自体が新鮮なのである。呼子のイカの活造りには敵わないが、歯応えは充分。まあ、金がなくともとりあえずイカ食ってりゃ、不満はないって感じなのである。
 ……でも最後にヒト皿だけ、500円のハマチ食ったけどな(^_^;)。
 そのうちまた寿司奢るから、許せ、しげ。


 今年の2月19日の日記で、神野オキナさんの『シックス・ボルト』について、批判と言うよりは罵倒そのものの記述をしたのだが、そのことについて、作者ご本人から、「現実にありえないネーミングをしたのは、実在の人間との偶然の一致を避けたからです」というメールを頂く。
 正直言って、慌てた(^_^;)。
 小説中の人物名については、私自身は、読者がイチャモンを付けるほうが間違っていると思っている。例えば誰かが「有久幸次郎」という名のヘンタイ連続強姦魔を小説中に登場させたとして、それが私個人を知った上で書いたことであろうがなかろうが、私は全く気にしないのである。
 しかし、作者がその点に配慮した上で、自分の書く小説の登場人物にはできるだけ荒唐無稽な名前を付けようとしたのであるなら、それは作者の創作姿勢として認めなければならない。地味な名前を付けるのがいいか、非現実的な名前を付けるのがいいのか、どちらが正しいという問題ではないのだ。
 この問題については、ずっと昔、社会派ミステリが全盛の頃、松本清張の小説中の人物の名前が余りにありあふれていたために、各所で問題になったことがある。都筑道夫が折衷案みたいな形で、「名字か名前のどちらかが現実にはない」という設定で、「桔梗信次」とか、「鶴巻啓子」とか、「溝呂木省吾」とかネーミングしてたが、これもよしあしがあるだろう。
 だいたい、清張の小説の登場人物が、みんな「上月樹蘭」とか「鮒床朱夏雄」とか「馬場々山豹三郎」とかだったら困るだろうが、神野さんの作品はSFなのだから、目くじら立てる必要はなかったのだ。
 これは完全に私の誤読なので、訂正&お詫びの文章を当該記事のあとに書きこむ。
 神野さんから、更に「もう私の本は読まれないでしょうね」とメールを頂くがいえいえ、とんでもない。基本的に私は貶している作品でも実は楽しんで読んでいるのである。だって、書くことがあるのだもの(^^)。ハシにもボウにも掛からない作品よりは、ツッコミどころ、ケナシどころがある方が、断然面白い。
 私の方こそ、そのことを充分に伝えられない表現をしてしまったことには忸怩たる思いがある。このへんにも私の未熟さが現われているんだよねえ。
 神野さんの「小説を発表した以上、批判は甘んじて受ける」態度には感激した。当たり前のことだけど、それがプロなのだ。プロの作品を私が支持しないでいられるだろうか。
 もちろん、今後の神野さんの作品を読んで、またぞろ批判したくなる可能性はあるだろうが、それは「読む・読まない」の問題とは全然、関係ないことなのである。 


 開田あや・開田裕治『開田無法地帯』(マイクロデザイン・1029円)。
 余りにも怪獣世代には当たり前過ぎてて、作者のお二人も全く注を付けていないのだけれど、タイトルの「開田無法地帯」と言うのは、『ウルトラマン』の「怪獣無法地帯」のモジリである。あの回は、レッドキング、チャンドラー、マグラ、ピグモン、スフランと、たった1話なのに、なんと五大怪獣が登場するという、怪獣ファンには夢かウツツか幻かって言いたくなるくらい豪勢かつ大胆な話だったなあ。
 ……まあ、それはそれとして。
 妻のあやさんが文章、夫の裕治さんがイラストを担当しているという夫唱婦随のこのエッセイ集、私には滅法面白いのだが、ちと独身オタクにはキツイのではないか(^_^;)。だって、全編あやさんのノロケでなりたってるようなものだし。もうあやさん、堂々としてて包み隠すところがないのだもの。妻帯者である私ですら赤面しちゃってどうしましょってなもんだから。
 開田さんの本を買う人間は基本的にオタクであることは間違いないし、その中の独身率は相当高かろう。中の文章にもあったけれど、ヘンなヒトに狙われなきゃいいんだけどね。
 一つ一つのエッセイにコメントすることは到底できないけど、差し障りがあるんで名前を隠したという、盗癖のある特撮マニアの俳優のこと、ちゃんと京○政樹だと書いた方がいいんじゃないか。オタク間じゃ超有名な話だし、確かどこかで活字になったこともあったはずだし。デマならデマだと本人が言えばいいのにそれをしてないってことは、間違いなく事実だしな。
 盗人は盗人として認知してあげないと、被害者が増えるぞ。多分、『アギト』でも何かなくなってるんじゃないかな(^_^;)。

2001年04月30日(月) 別れのトワレ/映画『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』ほか



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