無責任賛歌
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藤原敬之(ふじわら・けいし)

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2001年12月21日(金) オトナ買いってコドモしかやらねえよな/アニメ『キカイダー01 THE ANIMATION』2巻

 どうもここんとこ、しげとケンカすることが多くなっている。
 原因は昨日も書いたが「しげが寝てばかりいる」ことにあるのだが、そうしょっちゅう怒ってばかりいるのもナニなので、ちょいと優しくしてやろうかと思って、仕事を1時間早く引けることにする。
 ところが、携帯に連絡を入れると、やっぱり反応がない。
 帰るとやっぱり寝ているのだ。
 どうしてこいつは人のタイミングを全部外してくれるかなあ。
 「おい、一緒に食事でも行くか?」
 「ふにゃへこふー」
 「買い物があれば付き合うぞ?」
 「ひらふぇん、んはー」
 どうやら、「今は眠たいから、アンタ勝手に行ってきていいよ、ただしお土産は買って来てね」と言ってるらしい。
 なんでそんなん判るんだと言われる方もおられようが、まあ、フィーリングってヤツ?(^_^;)
 でもこれで我々夫婦がツーカーだとか、「以心伝心」だなどと考えてもらっちゃ困る。少なくとも私の意志がしげに伝わったことなんて、この十年全くと言っていいほどないことは断言できる。
 断言できるのが虚しいが(T-T)。
 仕方がないので、ほったらかして一人で出かけることにする。
 いつまでも宇宙人と会話してたってしゃあないし。


 一人での買い物も久しぶり。
 しげを気にする必要がないから、ゆっくり自分のペースで回れるんだが、こういうことを書くと、しげは必ず「私と一緒じゃヤなんだ」などとヒガむんだよなあ。
 男女のジェンダーを差別に結びつけるような物言いはホントはしたくないんだが、あえて言わせてもらうと、こんなセリフ、男にはそうそう言えない。
 なぜって、恥ずかしいのよ。
 想像していただければわかると思うが、男が「オレと一緒じゃイヤだろう」なんてヒガんで言ったりしたら、こりゃもう「情けない男」の典型みたいに言われるのを覚悟しなきゃならない。
 ましてや、「オレみたいなヤツと付き合わない方がいいぜ」とか「どうせオマエだってオレのことをいつか嫌いになるさ」とか「所詮オレはこんなヤツさ」とか言って嘯いてるヤツ。本人は自虐的なポーズ決めて、カッコつけたつもりになってんだけど、これがもう、見てるだけでイタくてイタくて(-_-;)。
 誰のことを言ってるかってーと、劇団メンバーの藤田くんのことなんだが、つまり男だろーが女だろーが、ヒガむって行為はただただみっともないだけなんだってことが言いたいんだよね。
 だから藤田くんレベルにまで人間の程度落としたくなかったら、ヒガむのをやめなさいってんだよ、しげさんや。


 天神、福家書店で本を買いこんでいると、偶然ばったりAIQのしおやさんに声をかけられる。
 私は目が頗る悪いもんだから、街中で知人とすれ違っても気がつかないことが多いのだが(で、恨まれたりするのな)、人から見つけられることはよくある。相手の目がいいのか、私が目立ちやすいのかよく分らないが、世間に埋没して生きていたい私にしてみれば、なにか自分に落ち度があったかと、ビクビクしてしまうのだ。
 ましてや今日は一人だし。
 もし、しおやさんから「奥さんはどうしたんですか?」と聞かれてたら、私はとっさにウソがつけないから、「最近ナカが悪くって」なんてつい言っちゃってたろう。そこまでは聞かれなかったので、ちょっとホッとする。
 その時点で既にマンガを十冊ほど買ってたのだが、文庫本を何冊買おうか丁度迷っていたところだった。
 しおやさん、無責任に「迷ったときは買うんだ!」と煽ってくれるので、ついまた5冊ほど買う。最近、文庫本も高くって、1冊千円近くするものも多いんだよなあ。
 実を言うと、職場の内情が苦しいので、今月から減給措置が取られてるんである。「据え置きはしますが減給だけはしません」と何年か前に約束してたのはどうなったのかなあ、と思いつつも、やっぱり買いたい本は買っちゃうのだ。
 「いやあ、人がムダ遣いしてるの見るの楽しい」
 と、しおやさん、本当に楽しそうである。
 「これからDVDも買いに行かなきゃならないんですよ」
 と言うと、更に喜ばれる。でも考えてみたら「買わなきゃならない」ものではないんだよな。「好きで買ってる」ものなんだから、安月給に文句言ってちゃいかんのである。

 ベスト電器LIMBで、『名探偵ポアロBOX』vol.1ほかを一気買い。
 さあ、今日一日で何万使ったか。でもその分生活必需品は切り詰めてるんだから、ゼイタクとは言われたくないんである。オタクであるってだけで、やっぱりゼイタクなのかもしれないけど。


 DVDアニメ『キカイダー01 THE ANIMATION』2巻。
 前巻で死んだかと思ってたシャドウナイト、一応生きてたらしい。
 昔の実写版ではザダムに引き継がれたけれど、原作じゃ途中でどうなったのか消えちゃったから、そこんとこもキチンと描いてほしいものである。
 今回は前半がビジンダー、後半がガッタイダーとの戦いで、もう原作を短い尺数で消化しようってんだから慌しいことったらない。
 作画レベルも、ひどいと言うほどではないが、ちょっと物足りないところは多々ある。どうも『009』第1話のレベルと比較しちゃうから、ちょっとやそっとの演出じゃ満足できなくなってるんだよねえ。
 それでも、原作以上にダサダサなデザイン、デカイばかりで役立たずのガッタイダーは置いといて、ビジンダーのアクションはなかなか見せる。ちゃんと原作の01の「オカチメンコ」発言もあるし。
 ナニより、堀江美都子さんの声が涼やかで、ああ、これ聞けただけでも買って正解だったかな、と、とりあえずは満足。ビジンダー=ミエ子が、リエ子を襲えないって設定は確か原作にはなかったと思うけれど、伏線の張り方としては悪くない。その理由のつけ方によっては腰砕けになりそうな心配はあるけど。
 でも一番の改変は、キカイダーOO=レイの製作者が、ジローではなく風天和尚になってることだろう。するってーと、原作のイチロー一人の放浪編は全部カットで、次回はいきなりOO登場ってことになるんだな。とすると、ザダムも出るのか。下手したらワルダーももう出してくるかもしれない。
 けど、それくらいのペースじゃなきゃ、全4巻じゃ終わらないよなあ。
 おかげで中身が随分薄味のダイジェスト版って感じになっちゃってるけど。

2000年12月21日(木) 北野武は先生役が合うなあ/映画『バトル・ロワイアル』ほか



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